アパ・カバール、バリ島ナビです!今日はバリ島に新しく登場した「スプリング・スパ(温泉療法スパ)」を皆さんにご紹介したいと思います。常夏の島バリには、実は温泉が点在し、地元の人々が普段から利用する公共の浴場や水浴び場として親しまれています。もちろんその温泉を利用した旅行者向けの施設やリゾートなどもいくつかありますが、その中でも温泉の効能と源泉の熱さから旅行者及びバリ島在住者にも人気なのが「バニュウェダン」。ジャワ島へ渡る港にも近い西部国立公園に隣接するロケーションなので、ネイチャリストが、そしてバリ島屈指のダイビング・スポットであるムンジャンガン島へのダイブ・トリップの拠点として世界中のダイバーが訪れる郊外の観光スポットなのですが、訪れるゲストを楽しませるのは、それらのアクティビティだけではなく、温泉も大きな目的の一つとして人気なのです。
スパをご紹介する前に、まずはそのバニュウェダンの温泉水について説明しましょう!バニュウェダンの天然温泉は、地元の人々が神聖な水として崇め、宗教儀式にも使われる水として昔から大切にされてきました。この温泉水にはナトリウム、カルシウム、塩化物、硫酸塩を主成分とし、ドイツ政府の認定基準により「鉱泉水」と認定され、飲み水として利用することも可能とされています。バニュウェダンの温泉水の効能は、ストレス、耳鳴り、リウマチ、関節症、外傷後および術後の後遺症や痛み、関節や筋肉の痛み、肥満や慢性的代謝障害などの、様々な症状に効果があると信じられています。そんな温泉を利用したスパの中を見ていきましょう!
トリートメント・ルームの一番奥には「ワンティラン・リラグゼーション・ルーム」が。この開放的なスペースではトリートメント後のひと時を過ごすことができます。川の向こうには、バニュウェダンの源泉があり、夕方頃には沐浴をするために地元の人々が集まり、楽しむ姿を眺められるのですが、こんな風景って街の中のスパでは絶対見ることのできない、ここにしかない景色で、スパ・フリークの方にも新鮮な体験になるかもしれませんね。日が暮れる前の地元の方々が沐浴を行う時間は少し賑やかになります。静かにトリートメントを楽しみたい方は、この時間は外した方がよさそうです。また、温泉ジャクジーも設置されているので、サンセットを眺めながらゆっくりと温泉につかることもできます。
そして、「ミンピ・スプリング・スパ」のトリートメントは、これまでリゾート内で提供していたトリートメントとは完全に異なった、温泉の治癒効果を生かした新しいものとして作りあげられました。一般的なトリートメントももちろんリストアップされていますが、プロダクトやテラピストの技術にもこだわり、新スパオープンにあたって、テラピストは様々なトレーニングを受けたそうです。マッサージを施す際にはテラピストのエネルギーや精神の状態までもが影響すると考え、ヨガやメディテーション、エクササイズなども行い、施設、プロダクト、テラピストの全てにプラスのエネルギーが流れるようにプログラムされたそうです。各トリートメント・ルームにはバスタブやジャクジーが設置され、トリートメントの後にはゆっくりと温泉につかってリラックスすることができます。
ワッツも今後導入される予定です
スタンダードなスパ・トリートメントと温泉のフラワー・バスの組み合わせ以外にも注目したいのが、「ワッツ(Watsu)」を組み合わせたプログラム。ワッツとは、水中指圧とも言われる水中でマッサージやストレッチを行うトリートメントのことで、「Water(水)」、「Shiatsu(指圧)」から作られた言葉。通常のトリートメントに比べて、水中で行うマッサージはより高いリラグゼーションを体験できると言われる注目の水中ボディ・ワークです。そんなワッツをバニュウェダンの効能たっぷりの温泉水で行うバリ島初のトリートメントが登場ということで、これは是非体験して頂きたいプログラムです!上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2011-11-22