デュシット タニ バンコクはビジネス向けホテルで、バンコクのシーロム周辺に位置し、近隣にはルンピニー公園、オーストラリア大使館、ドイツ大使館があります。その他の近隣の見所にはマレーシア大使館、パッポン ナイト マーケット もあります。

サワディッカーッ、バンコクナビです。今回は、タイ王国資本100%の老舗ホテル「The Dusit Thani」をご案内します。30年という歴史を刻んでいるばかりか、さらにロケーションのよさを味方に、レストランやSPAもリノベーションを加え、新しい客層をも創り出している、日本人にも人気のホテル。話題のスパ「DEVARANA」もを含め、詳しくご紹介します。
格調高いタイ王室御用達ホテル
パンフレットを見ると…ドゥシタニグループはバンコク以外にもチェンライ、ホアヒン、パタヤ、プーケットほか、東南アジアにもホテルを持つ巨大チェーンでした。ドゥシッタニバンコクはその総本山の役割になっている、というわけで、これは取材にも気合が入るというもの。
まず、レセプションのフロアですが、意外とこじんまりとしたチェックインカウンターに比べ、地下に降りたカフェの吹き抜けになった空間に圧倒されます。勇壮な柱、そして全面ガラス張りで、中庭には人工の滝が流れ、涼しげです。やはりタイ王室の関係者が利用するだけあって、手抜かりはありません。古いながらも隅々にキチンと手入れがゆきとどいているのが感じられます。さて、こちらのホテルも日本人利用客は少なくないため、日本人担当が数人います。その方に館内を案内してもらいました。
★ 眺望よーし、清潔度よーし!
まずはスーペリアから。窓からはバンコクの発展のシンボル、スカイトレインの雄姿が垣間見れました。スタンダードのお部屋の広さは39平米。
 テレビは衛星放送、NHK受信可能。 |
 コーヒー・紅茶セットのほか、急須セットもありました。 |
 クローゼットの中には安全金庫とガウンが入っていました。
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 ワイングラスのセットなどもさりげなく… |
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浴室は、こんな雰囲気でした。 |
★ こちら、スイートタイプのランドマークルームは女性やファミリーに人気です。

展望レストラン「デ・サンス(D’Sems)」はこんな風景が楽しめます!
イタリアンと展望レストランがおすすめ歴史のあるドゥシッタニですから、レストランもやや古株が多い?と思いきや、オッシャレー!な内装にビックリしてしまいました。たしかに日本料理「将軍」やタイ料理レストラン、ベトナム料理店、ステーキハウス「Hamilton」などには歴史を感じる落ち着いた趣がありましたが、イタリアン「il Cielo」の奇抜な赤!をふんだんに盛り込んだインテリアにはバンコクのレストラン界の新しい風さえ感じました。そして最上階にある展望レストランも、エレベーターを降りたレセプションがまた「レッド」。そして店内に案内されると、熱帯魚が遊ぶ水槽に囲まれたカウンターを中心に、ちょっとレトロな味を出したソファが並んでいました。70年代にはこの界隈で最高層だったビルですから、その名残が偲ばれるいいムードのレストランです。
 展望レストラン館内 |
 il Cielo(イタリアン) |
その他の設備
 プールは欧米の宿泊客でにぎわっていました。 |
 ビジネスセンターも十分な広さを誇ります。 |
話題のスパ「DEVARANA」(テワラン)
2005年8月に改装を加えたドゥシッタニ自慢のスパ施設。「DEVARANA」はタイの古い言葉で「天上の楽園」を意味するそうです。まずは天国にいざなわれるかのように、階段を登ると、川をイメージした涼しげで広大なレセプションフロアにたどり着きます。店名にピッタリのエントランスです。ロビーにはアロマの香りがたちこめて、いい気分に。お茶とおしぼりをいただきながら、その日のメニューや「DEVARANA」のコンセプトなどを説明してくれます。おすすめはテラワン・マッサージ(90分・2900B)。こちらはスウェーデン式、タイ古式、アーユルヴェーダ、指圧、アロマテラピーのそれぞれのいいところを採用したオリジナルメニュー。マッサージオイルはサンプルの中から選べます。マッサージルームも全てアジアンチックなインテリアに統一されていて、贅沢なスペース。スタンダードルーム9室、スチームサウナ・お風呂・シャワー付ののデラックススイートが4室、グランドスイート1室。