日本で言えば原宿、渋谷。 タイ・バンコクの流行、トレンド、ファッションの発祥地 サイアムスクエア

サワディーカー、バンコクナビです。日本には原宿や渋谷と言うファッションやトレンドの発信基地と呼べる場所がいくつかありますよね。勿論日本だけではなくどの国にも同様の場所があり、それぞれの時代の特徴、特色を最も早く、明確に表れる場所というところがあるものです。またビジネスの上でもアンテナショップを出店してマーケットの変化をみたり、時代の変化を先取りしたりと重要な場所でもあります。では、バンコクのそういった場所はどこかと言えば、間違いなくサイアムスクエアと言えるでしょう。タイの大学の最高峰であるチュラロンコン大学の敷地内で、広さは300メートル×150メートルといったほんの一区画ですが、何百ものお店が軒を連ね、市場にマッチしなければ半年も経たず閉店―新規開店を繰り返すとても競争の激しい場所でもあります。それではサイアムスクエアを見て見ましょう。
サイアムスクエアって?

タイの名門チュラロンコーン大学が1965年から運営を開始し、始めは数店のショップからスタートしましたがみるみるうちに店舗数を増やし今ではバンコクの中心ともいえる繁華街となっています。チュラロンコーン大学に隣接して敷地を構えていることもあり、開発当初から話題を集めていたといいます。実際に中を覗いてみるとそれほど広くはないのですが、ショップ同士がくっつき合い密集しています。学生や若い世代の人々が中心となって進化しているのでテナントも次々と変化し流行の移り変わりが一目でわかるようです。またBTSサイアム駅を挟んだ反対側にはバンコクを代表する有名なデパート街があり、サイアム地区全体を観光するスタイルが一般的のようです。
サイアムスクエアの場所

今回はサイアム駅6番出口から出てみました
ではサイアムスクエアが何処にあるかと言うと、BTSサイアム駅の真下、方角で言えば南向き、サイアムパラゴンの駅を挟んで反対側と言う事になります。サイアム駅で下車した場合、駅のどこから出てもサイアムスクエアにはすぐに入ることができますので、行き方には苦労しません。
サイアムスクエアの構造

左の写真にあるMAPを見て頂けると分かりやすいのですが、ほぼ長方形をした一角がいくつかの通り=ソイで区切られています。まず東-西を貫く中心の通りがソイ7で、パヤタイ通りからアンリードゥーナンまでを繋ぐ一方通行の通りです。次にBTSサイアム駅と直角にラーマ1世通りからソイの7までを繋ぐソイが1から6までが並び、それぞれのソイの両側には1ブロック約3メートルの間口があるお店が並んでいます。お店によっては2ブロック、3ブロックを使用して大きい店を出していますが、基本は約3メートルが1ブロックのようです。そしてソイ7の反対側に8から11までが並び、チュラロンコン大学へと繋がっています。ちなみに駅の6番出口を出るとソイの6から入ることができ、ノボテル バンコク オン サイアム ホテルの前の通りということになります。
 ホテル前のソイ6 |
 ソイ7 |
車では来ない方がベター
バンコクは日本とは異なり公共交通手段が少なく完全な車社会です。このためサイアムスクエアに来る人の多くが車利用、夕方付近ともなればソイ全体が駐車場と化します。このためサイアムスクエア全体が渋滞となり僅か100メートル進むのに10分以上かかることもしばしばです。お越しになる際は車を避けBTSなどの公共交通をご利用ください。
 道は車でびっしり |
 道路全体が駐車場になります |
 歩行中、後方から来る車に注意 |
7~8割が女性!?

ファッションの発信地としてのサイアムスクエア、やはりこの場所にいる人を眺めていると圧倒的に女性が多いことに驚かされます。ナビの感覚では恐らく8割が女性、特に午後学校や大学が終わってからの時間帯はショッピングを楽しむ女性がとても目に付きます。衣料品は勿論、靴、かばん、アクセサリーやランジェリーなど女性向けのお店にはどこも人が集まっています。色彩感覚に優れたタイ人デザイン、日本に無いような色合いの商品が見つかるかもしれませんね。
 ファッションアイテムの種類がとんでもない数あります |
 かわいらしい感じがお好きなタイの女の子 |
 タイの女の子の家には靴が山ほど! |
 サングラスは女子男子関係なくタイでは必須アイテム |
 もちろん男性向けのお洒落なショップもいっぱいありますよ! |
サイアムスクエアへは昼時がおすすめ!?

「サイアムスクエア」は一日中人の足が絶えない人気スポットです。なるべくだったら人の少ない時間帯に訪れたいと思うのが一般的ですが、ナビがおすすめするのは「お昼時」の一番混む時間帯です。お昼前は比較的人の出入りが少ないようにみえますが、人が少ないのと比例しお店もまだオープンしていないところが多くあります。また混んでいて賑わっているからこそ楽しいのが「サイアムスクエア」の良い所ですのでせっかくなら店もオープンして人がたくさんいるときに訪れてみてください。流行に敏感で美味しいものには目のないタイの人々は列を作ってまで並んでいることでしょう。よーくバンコクっ子のようすを観察してみてください。
 朝方はポツポツっとしか人がいません |
 お店は昼近くから開き始めます |
 ダイソーはタイでもやっぱり人気! |
 ショップが入れ替わり立ち替わりよく変化します |
まずはお腹を満腹に!
<ソムタム・ヌア>
タイ東北地方の「イサーン料理」を専門に女性を始めとして大人気のお店が『ソムタム・ヌア』です!サイアムスクエアで人気のお店は?と尋ねると高い確率で『ソムタム・ヌア』の名前がでてくるほどです。辛さが調節できるソムタム(パパイヤサラダ)にカリッと揚がったチキンは最高です。ソムタムはビタミンが豊富な上、ダイエットにも効果があるということでタイの女性に大人気。最近ではサイアムスクエアの人気店として旅行雑誌でもたびたび紹介されているため、海外からのお客さんも増えています。歩きまわる前にまずはお腹を満たしておくといいでしょう。
 大体いつもお客さんが外で順番待ちをしています |
 カイケム(塩漬け卵)のせソムタム |
 コームーヤーン(豚の顎肉の炭火焼) |
 手羽先のから揚げは香ばしくて美味 |
 もち米といっしょにいただきます! |
パワー満タン!サイアムスクエアを歩いてみる!

お腹も満腹になったところでサイアムスクエアを歩いてみることにしましょう。どこへ行きたいのが始めからポイントを絞っていっても良いし、敷地がそれほど広くないので当てもなく歩き回っても発見があるかもしれません。枝のように分かれた各ポイント前には看板にショップ名が書かれているので気になるお店を見つけるのは簡単でしょう。ではここでナビがおすすめしたいショップをいくつかご紹介します!
 気にいるお店があるかな~とブラブラ |
 まだいったことのない店もたくさん |
 小さなお店だけれどオシャレに飾ればこんなに豪華に! |
 ちょっとしたアイディアが店の評判にも繋がります |
 小さな個人のお店以外にもファッションモールもあります |
 バンコクっ子が選んだトレンドが今まさに店頭に並びます |
<ハードロックカフェ>
バンコクを訪れた際にはぜひ寄っていただきたい場所がこちらのハードロックカフェです!世界各国に支店を持ち、オリジナルのTシャツをコレクションとして集めている人もいるほど人気のショップです。Tシャツにはハードロックカフェのロゴマークと、その国の名前が表記されています。まさに旅行先の国の中でしか手に入れることのできないレア品なので記念として一つゲットしてもいい思い出となるでしょう。カフェですのでもちろん食事もでき生のバンド演奏も聴くことができます。
<デジタルゲートウェイ>
BTSサイアム駅から直結している小さな秋葉原のようなデパートです。最先端の電子機器に今話題の食事処が入居し、本格的な日本料理店もいくつもあります。日本製品の影響を受けているところもあるようで一見日本にいるような感覚さえも受けます。タイの学生も大好きなプリクラはコスプレをして撮影しているグループもいます。週末ともなればダンスバトルなどのイベントが開催され歓声が建物中を響き渡ります。
サイアムスクエアの穴場

旅行雑誌には載っていることが少ない穴場の場所があります。それが「エーペックス - スカラ」と「リドー シネマ」です!どちらも伝統のあるタイを代表する映画館であり、古き良い時代の姿を今もなお残しています。「エーペックス - スカラ」はタイで一番古い映画館で今でも昔からの常連さんや噂を聞きつけてやってきた映画ファンが集まってきます。「リドー シネマ」は比較的安いチケットと静かな落ち着いた感じが人気で、ひっそり一人で映画を見に来る人もいます。映画館のほかにもファッションアイテムを扱うお店が入居しているため映画をみるついでに寄る人もいます。何度かサイアムスクエアを訪れていて、いったことのないところへ行きたいという方にはおススメする昔ながらのバンコクの姿です。
サイアムスクエアにきたらやっぱりここも!

買い物に食事に遊びに何をしても楽しいサイアムスクエアでしたが、プラスアルファーで忘れてはいけない場所があります。それがBTSサイアム駅を挟んで反対側には現代のタイの象徴ともおもえるデパート街(サイアム・パラゴン又サイアムセンターなど)です。賑やかな繁華街であるサイアムスクエアとデパート街を合わせて『サイアム地区』は最強といえるでしょう。サイアムスクエアで買い物や食事で満喫した後は反対側のデパートへ向かい有名ブランド店やスーパーでお土産を買い占めてもいいですよ!
 BTSサイアム駅を挟んだ反対側 |
 サイアム・パラゴンの向かい側はサイアムセンター |
 サイアムセンターを過ぎるとディスカバリー |
いかかでしたか?バンコクの中心ともいえるサイアム地区内にあるサイアムスクエアは流行の発信地でもあり、まだまだ可能性を秘めた話題のエリアです。端から端まで歩き回って自分なりの楽しみ方を見つけてみてください!