クイーンズ・サーフから望むワイキキ・ビーチ中心部。
アロハ・カカヒアカ(ハワイ語の「グッド・モーニング」)!ハワイナビです。ここはどこ、私は誰?
「本当にここがワイキキ・ビーチなのか?」ワイキキ・ポリス・ステーション前にあるワイキキ・マップ。
ナビが初めてワイキキを訪れたときもそうでした。とりあえずビーチへ行ったものの、右を向いても左を向いてもさらに続く長いビーチ。オン・ザ・ビーチのバーで一杯・・・リゾートならではの楽しみです。
そこで今回はワイキキ・ビーチの範囲のおさらいをしたいと思います。砂浜が広々としています。
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ前のビーチ。砂浜が広く、海は穏やか。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジが提供する人工のラグーンは小さなお子様の水遊びに最適。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジの海寄り、イリカイ・ホテルの裏側に公共パーキングがあり利便性がよいことから、ローカルファミリーにも人気が高いビーチです。カタマラン・クルーズやカヤックほかビーチ・アクティビティも充実しています。場所柄、アメリカ人占有率高し!
米軍関係者専用ホテル、ハレコア・ホテル前のビーチですが、ビーチは公共エリア。一般の人々も通行および使用可能です。ビーチパークになっているので広い芝生のエリアや木陰もあり、のんびりと腰を落ちつけられます。ワイキキのほかのビーチに比べて人が少なめの穴場です。ビーチパークのカリア・ロード側にはハワイ陸軍博物館があります。癒しの水、カヴェヘヴェヘ。
ワイキキのビーチとして最も古い歴史を持つエリアの1つ。アウトリガー・リーフ・オン・ビーチからハレクラニ・ホテル、シェラトン・ワイキキ・ホテルにかけてのビーチです。現在ハレクラニ・ホテルが建つ場所に過去に存在した「グレイズ・バイ・ザ・シー」というバンガローにちなんで名づけられました。長年の浸食作用で砂が減少している各ビーチの中でも、特にビーチ幅が狭くなっていますが、現在、ホノルル市、またシェラトン・ワイキキ・ホテルによる砂の補充計画が進んでいます。カタマラン・クルーズなどのビーチ・アクティビティも可能。古代より信じられてきたパワースポット、カヴェヘヴェヘはこちらにあります。ダイヤモンドヘッドがくっきりと見えるロケーションです。
カラカウア・アベニューからさえぎる建物がないので気軽に寄れます。
クヒオ・ビーチという略称で知られ、モアナ・サーフライダー・ホテルから、カパフル・アベニューよりほぼ平行に海側へ突き出した防波堤までのエリアを指します。スナック売り場やビーチレンタル、トイレとシャワー完備。モアナ・サーフライダー・ホテルから先はオン・ザ・ビーチのホテルが建っていないため、開放感のあるパブリックな雰囲気です。防波堤があるため波は穏やかで海ならぬ「池」と呼ばれることも。キッズのいるファミリーには安心です。デューク・カハナモク像前は写真を撮る人でいつもいっぱい。
また、何かと頼りになるワイキキ・ポリス・ステーションのほかに、癒しのパワーが宿っているといわれるウィザード・ストーン・オブ・カパエマフ(ワイキキの魔法石)、デューク・カハナモク像やプリンス・クヒオ像といった観光ポイントもあります。クヒオビーチ・トーチライティング&フラショーの開催場所でもあり、朝から夕方まで常に混み合っています。海沿いの遊歩道は人気のジョギングコース。
またの名をクイーンズ・サーフ・ビーチ Queen’s Surf Beach といい、範囲はカパフル・アベニュー近くの防波堤からワイキキ水族館まで。ブギーボーダーに人気のある海です。ホノルル市主催による巨大仮設スクリーンでの映画上映やエンターテイメントが楽しめる不定期イベント「サンセット・オン・ザ・ビーチ」が開催されるのはこちらのビーチ。ゲイが集うゲイ・ビーチとしても知られています。以前は「誰もいない海」状態でしたが最近は結構、人出があります。
カイマナ・ビーチ Kaimana Beach の名前でも知られる、ニューオータニ・カイマナ・ビーチ・ホテル周辺の海です。『宝島』や『ジギル博士とハイド氏』の作者ロバート・ルイス・スティーブンソンが、当時この地にあったサン・スーシ荘に滞在し、「美しい景色、静けさ、新鮮な空気、透き通る海、美味しい食事に、天国のようなサンセットの長め」と、称賛の言葉を残したというエピソードが残っています。鶴田浩二と岸恵子主演の邦画『ハワイの夜』('52)にも登場するとか。
西側にある古びた建物は、1927年に完成した戦勝記念海水プール。第1次世界大戦で命を失った107名のハワイ出身者を偲ぶ記念建造物でもあります。世界的な水泳競技や、ハリウッド映画や邦画の舞台にもなりましたが、老朽化により1980年閉鎖されました。このあたりの海はスイマーやサーファーに人気があります。こちらのサン・スーシ・ビーチからも海沿いにアクセスできるそうですが。
コロニー・ビーチ Colony Beach とも呼ばれます。サン・スーシ・ビーチよりもさらに東寄りのコロニー・サーフ*前。ここがワイキキ・ビーチの終わりです。ニューオータニ・カイマナ・ビーチ・ホテルから東側のオン・ザ・ビーチにはホテルなどの建物が立ち並ぶため、おもてからビーチは見えません。景色や海水は美しいのですが、非常に狭く、またアクセスが難しいため、人気(ひとけ)はほとんどありません。行ってみたい場合はザ・ロータス・アット・ダイヤモンドヘッド(ホテル)のパーキングからコロニー・サーフ側への小さな通路を抜けてください。上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2009-09-27