カヌーページェント(カヌー行列)に登場する陽気なサモアンボーイズ&ガールズ。
タロファ~、と、今回はサモア語でごあいさつ! ハワイナビです。こちらはタヒチアンガールズ。
西洋社会におけるハワイ諸島の発見者であり、1778年ハワイへ上陸を果たした英国人海洋探検家キャプテン・クックは、そこで話されている言葉が、過去に訪れたタヒチや、マオリ人のそれによく似ていることに驚きます。それぞれの村で、アクティビティーやショーが楽しめます。
広い園内には、サモア、アオテアロア(ニュージーランド)、フィジー、ハワイ、タヒチ、トンガの村が再現されているほか、マーケサス(マルケサス、マルキーズ)やラパヌイ(イースター島)、宣教師の家の展示があります。パシフィックマーケットプレイス(ギフトショップ)の奥にパシフィックシアターが。
さらには、カヌーツアー、フキラウシアター(映画館)*、パシフィックシアター(円形劇場)、レストラン、スナックバー、ギフトショップなども。ホノルルからライエまでのルートは絶景ポイント多数。レンタカーで行くなら、ぜひ降りて記念撮影を!
ポリネシアカルチャーセンターがあるのは、ノースショア、ライエの町。ワイキキからはレンタカーや直行のツアーバスで1時間15分ほど。オアフ島内の市バス、ザ・バスを利用すると3時間弱。ちょっと遠いのですが、ハワイの歴史やポリネシアの文化に興味があれば、行く価値は大です。PCCエントランス。
このチケットカウンター、特に行列が出来ていなくても、なかなか前へ進みません。1組1組のお客さんのチケット購入が終わるまで、多少時間がかかります。というのも、料金体系がちょっと複雑だから。入場料のみか、パッケージか? なかなか決められないチケット購入。
お値段によって、たとえば園内のガイドツアーの際、フラの手ほどきを受けるグループ。
入場料だけ(園内の各村や展示への入場およびカヌーツアー含む)でもこれだけ払うのなら、どうせならパッケージにしようか・・・どのパッケージにしようか・・・と、どのお客さんも悩んでしまうわけなんです。園内マップや表示があるので、個人でもカンタンに回れます。
パッケージの場合は、ツアーガイドさんが効率よく各村を回り、アクティビティへの参加をお膳立てしてくれたり、ブッフェやショーの代金も含まれているため(一部パッケージを除く)、あとから追加料金を払うなどのわずらわしさなく「おまかせ」で楽しめるわけなんですが、中にはいらっしゃいますよね~、団体行動が苦手なヒト!![]() キング&クイーンを乗せたハワイ代表。 |
![]() 笑顔がステキなトンガ代表。 |
![]() キュートなタヒチアンガールズが踊るタヒチ代表。 |
![]() ボーイズの踊りも楽しいアオテアロア代表。 |
![]() 一番元気だったサモア代表。 |
![]() 野生の迫力!? フィジー代表。 |
ページェントの最後には各村のカヌーがあらためて登場。
カヌーページェントは1日1回14:30から園内2カ所のラグーン上で開催されます(2011年8月現在)。特に、夜のショー(ルアウショーや、円形シアターでのストーリー形式ポリネシアンショー「HA ブレス・オブ・ライフ」)を観る予定のない方は、こちらを必ず観てくださいね。日中のアトラクションの中で一番大がかりなショーです。乗客が集まってカヌーの準備が出来次第、順次、出発。
PCCに来たら、コレだけは乗りたい!? 園内の中央を流れるラグーンを川下りするカヌーツアー。TDLのジャングルクルーズやUSJのジュラシック・パーク・ザ・ライドのように動物や恐竜が出てくるわけではありませんが、両岸のポリネシアの村々を船上からの~んびりと眺められます。![]() 出発~! |
![]() カヌーの上からポリネシアの村を眺められます。 |
![]() 各村でさまざまなアクティビティに参加している人々が。 |
![]() 歩いているヒトを横目にチョッピリ優越感!? |
![]() このお嬢ちゃん、小さな身体を乗り出して水を触るので、見ているほうがヒヤヒヤ。(良い子の皆さんは真似しないでネ) |
![]() お魚が見えます♪ |
タヒチ村から音楽が聞こえてきました。行ってみましょう。
園内マップには、アトラクションのスケジュールが載っていますので、確認してから回ってもよし。適当に散策しても、ショーを開催中の村からはマイクの声や音楽が聞こえてきますので、スグわかります。音に誘われて向かうもよし。![]() タヒチ村のヘイアウ(ハワイ語の「神殿」「祭祀場」)? |
![]() タヒチ村の中の小屋風ミニシアターで、タムレダンス(タヒチの伝統舞踊)が。 |
![]() 観客の中から、いずれもアメリカ本土からやってきた3人が選ばれて・・・ |
![]() タムレダンスにチャレンジ! |
日陰もありますが、夏場はサンスクリーンを忘れずに。歩いていると暑いです。
各村では![]() こちらはサモア村。これからヤシの木登りとヤシの実割り、火おこしの実演が。 |
![]() ゲストもヤシの木登りにチャレンジ!全員まったく登れず、あえなくギブアップ。 |
![]() 積極的にアクティビティやクラフトを体験したいなら、パッケージがオススメ。 |
![]() もちろん、入場チケットのみでもアクティビティは参加OK。 |
![]() ハワイ村にはタロ(イモ)畑が。 |
![]() ラパヌイ(イースター島)のモアイ像もあり。 |
「コスチュームを着て自分のカメラで写真を撮ろう!」1人5ドル。
園内には数多くのギフトショップや、スナックバー、グレードの異なる2カ所のブッフェレストランなどがあり、ショッピングや飲食にも不自由しません。こちらのバスに乗ってライエの町を回ります。
15:00から18:40の間は、車上からライエの町を観光するバスツアーが20分毎にPCCを出発します。ライエの町やPCCに隣接するブリガムヤング大学を車窓から観光したあと、末日聖徒イエスキリスト教会(モルモン教)のライエ・テンプル・ビジターセンター(ハワイ神殿訪問者センター)で下車し、内部を見学します。所要時間は約35分。ご存知の方も多いかと思いますが、PCCの経営はモルモン教会によるもの。モルモン教系ブリガムヤング大学に隣接するPCCは、ポリネシアの文化遺産を守り継承するとともに、ポリネシアからの学生への援助を目的に運営されています。ブリガムヤング大学の学生はPCCで働くことによって学費等を得ることが出来るんです。「HA ブレス・オブ・ライフ」はカメラ&ビデオ撮影不可。その代わり上演終了後はDVDの販売が。
夕刻を迎えると、17:15から18:30までは、ハワイ古代式宴会を模したブッフェ&ハワイアンショー「アリイ・ルアウ」が。さらに、19:30からは約90分(インターミッションを含む)のストーリー形式ポリネシアンショー、「HA ブレス・オブ・ライフ」がパシフィックシアターで開催されます。「HA ブレス・オブ・ライフ」が終わると皆、一斉にPCCをあとにします。
PCCの目玉となっている「HA ブレス・オブ・ライフ」のストーリーはシンプル。ある夫婦に男の子が生まれ、マナと名付けられます。成長したマナはラニという美しい女性と恋に落ちますが、ラニの両親は二人の仲を認めません。一人前の部族の男になるための試練を乗り越えたマナは、ようやくラニの両親からの許可を得、二人は結婚します。幸せも束の間、勃発した部族間の戦いで、マナの父親は亡くなってしまいます。が、やがてマナとラニの間に女の子が誕生。それを見守るいまは亡きマナの父親や祖母・・・命は永遠に引き継がれ、つながっていくのです――というお話。ストーリーに絡ませて場面場面で、トンガ、ハワイ、アオテアロア、サモア、タヒチ、フィジーの音楽やダンスが繰り広げられます。カヌーツアーなど、園内で撮影してくれた写真はPCC特製カバー付で1枚18ドル。
なんといっても見応えがあるのは、ショー後半で登場するファイヤーダンス。広い舞台を使った大胆なファイヤーダンスはダンサーが多めで時間も長く、ナビがこれまで見たファイヤーダンスの中でも一番でした。「HA ブレス・オブ・ライフ」が終わると時間は21:00。ツアーバスやレンタカーでワイキキへ帰りつくのは22:30頃。(ザ・バスなんて利用すると24:00ですよ~。ショー鑑賞後のザ・バスの利用はおすすめしません。ザ・バスもなかなか来ません)遅くなるのが億劫だという方もいらっしゃるかもしれませんが、せっかくPCCへ来たなら、こちらのショーはぜひ観て帰りたいものです。個人で行く方、PCCはお昼からのオープンなので、午前中に行かないで!
誰でも楽しめるPCCですが・・・上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2009-12-20