
オアフ島のちょうど中心、いわば「へその緒」に位置する高台。12世紀後半、オアフ島の首長だったナナカオコとその妻カヒヒオカラニが息子カパワの出産の地としたのが始まり。以後18世紀の後半まで、首長・王族の、高貴な血統を受け継ぐ妻だけが出産を行う神聖な場所でした。1797年にはカメハメハ大王が最も位の高い妻ケオプオラニをこの地で出産させようとしたものの、つわりのひどい彼女をここまで連れてくることができず、果たせなかったという逸話も。その際誕生したのが、のちのカメハメハ2世、リホリホ王です。ハワイアンの歴史家いわく、バースストーンに触れると子宝祈願にご利益があるそうです。