今回は、尖沙咀にある洗練された空間スペースを持つおしゃれなバー『Since 99』をご紹介いたします。その名のとおり、この『Since 99』は、1999年の9月9日にオープン。以来、ジャズを聴きながら落ち着いて飲むことのできる「尖沙阻にある隠れ家的な存在のバー」として多くの人に親しまれています。
『Since 99』のある「Granville Road(グランビル・ロード)」は、彌敦道(ネイザン・ロード)と漆咸道南(チャッハム・ロード・サウス)を結ぶ400m程の通りで、夜遅くまで人通りが多く、ネオン明るいにぎやかな通りです。日本レストランなどの出店も相次いでいたり、最近では、九龍側の新しいファッションストリートとして特に注目されています。
扉を開けて1歩踏み込むと、ジャズが静かに流れ、やわらかな照明に演出された魅惑の空間が広がります。落ち着いた雰囲気の店内は、香港の歴史の面影を残したオリエンタルなムード漂う内装で、銘酒が並ぶカウンターバーや座り心地の良いソファーや椅子とやわらかな照明がなごみを与えてくれると同時にムードも盛り上げてくれます。
平日(月曜日から木曜日)は、フィリピン人の男性ピアニストによる生演奏:ピアノソロが行われています。そして金曜日の夜は、優れた腕前のミュージシャン達によるいわゆる「生バンド」が、洗練されたジャズ演奏を行なっています。折しもナビが取材に訪れた今夜は金曜日!!!本日の演奏は、八尋利恵さん(ピアノ)と高橋成和さん(ベース)によるジャズのセッション:ピアノデュオ。ジャズの他にもブルース、ボサノバなどの曲がレパートリーに入っているそうです。しばらくして、ムードいっぱいの演奏が静かに始まりました。
「『 Since 99 』の内装を手がけた友人から、「オーナーが、お店のコンセプトの一つとして生演奏をお店でやりたいらしく、誰か演奏してくれる人を探している。」という話を聞き、「それじゃあ!」ってなったのがきっかけで始まりました。
ピアノの八尋さんも、『 Since 99 』でほぼ毎週演奏しているミュージシャンのひとり。「ジャズを聞きながら落ち着ける本当に素敵なバーです。女性一人でも気軽に立ち寄れるカジュアルな雰囲気もあれば、グループでも楽しめるオープンな感じもあるし、あと待ち合わせなんかに使ってもいいのではないでしょうか。
『 Since 99』の名物マネージャー、通称・ファッチャイは、行き届いたおもてなしで評判。カクテル・料理の腕もさることながら、実はマジック(手品)が大得意!!!金曜日で忙しかったので披露していただける時間がなく写真でお見せできないのが残念ですが、常連になってお店が一段落したころにお願いをすると、目の前50cm程の至近距離で見ていても、何がどうなったからこうなるのかさっぱりわからない、それはそれは見事な手さばきで、いろいろなマジックを披露してくれます。上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2006-10-25