フランスやオーストラリア、そして南アフリカなど世界各国からたくさんのワインを輸入しているイギリス。古代ローマ人がやってくる前(西暦43年前)にはすでにブドウが栽培、ワインが飲まれていたそう。ヘンリー2世が王位についた1154年ごろ、イギリスはフランスを領土に持ち、ボルドーでワイン産業を発展させたのもイギリスだとか。フランスとの100年戦争後、フランスのワインが飲めなくなると、イギリスはポルトガルやスペインのワインを盛んに飲むようになりました。そして18世紀にはイギリス領であったオーストラリアやニュージーランドでもワインづくりを発展させました。このように、イギリスは世界のワインの発展に大きくかかわってきたのです。 
ピカデリーサーカスより徒歩約5分
今回ナビがおじゃました教室はこちら、ミヨコ・スティーブンソン先生のワイン教室。場所は、地下鉄ピカデリーサーカス駅から5分ほどにあるサムエルハウス。観光や買い物のついでに簡単に立ち寄れる立地なのがうれしいですね!受付で名前をかいてから、エレベーターで2階の「日本クラブ」へ。ワイン教室は日本クラブの一室で開催されています。
講座で使用してるテキスト
人気のある単発レッスンはシャンパーニュ講座、ボルドー講座といったフランスのワイン講座、そしてイタリア、スペインのワイン講座だそう。講座ではそれぞれの国のワインとその歴史について学びます。またお料理との組み合わせも教えてもらえるので、日本でお料理を教えている方にもとても役にたちそう。また、イギリス国家資格が取得できるコースもあります。こちらは長期で受講できる方向けになりますが、イギリス国家資格が日本語でとることができるのはここだけだそう。
ミヨコ・スティーブンソン先生
ミヨコ先生はロンドンの投資銀行に勤めていたころ、何度もフランスのボルドー地方に行く機会があり、それがきっかけでワインに興味を持ち始めたそう。働きながらWSET(Wine & Spirit Education Trust)で勉強して資格をとり、ワインをより深く学んでいくうちにごく自然の流れでワイン教室を開いていたそうですよ。ワインの本の翻訳、輸出などもされているとってもアカデミックな先生なんです。
いよいよレッスンの開始です。今日はニュージーランド、南アフリカ、そしてオーストラリアのワインについて学びます。それぞれの国のワインの歴史、そしてワインの特徴を、先生がわかりやすく説明してくれます。先生ご自身が経験したワインを学ぶ楽しさを、一人でも多くの方に経験してほしい、という思いから開講されたこちらの「ワイン講座」。その思いが伝わるかのように、自然と知識が身につきそう。
6種類のワインが注がれます
ひととおりの説明が終わると、次はテイスティング。①~⑥までの番号の上にワイングラスを並べ、6種類のワインをテイスティングします。もちろんグラスは教室で借りられます。連続して受講されている生徒の中には、マイグラスをお持ちの方も。
すべてのワインをテイスィングしたあと、最後にチーズとビスケットが出ます。ピリリと緊張感があった教室もここでなごやかムードに。皆さんの会話もはずみます。
「最初の一歩は正確に」がモットーとおっしゃるミヨコ先生。せっかくロンドンにいらっしゃるのなら、10年以上の実績があるこちらの「ワイン教室」で、アカデミックなワインの知識を身につけてみてはいかがでしょうか?以上、ワイン教室からロンドンナビでした!上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2011-08-02