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カフェTHSホノルル

Cafe THS Honolulu檀香山咖啡

マカオ > マカオ半島

マカオ市内に約10店舗を展開するなどマカオではスターバックス以上に存在感があるカフェ。コーヒー豆を注文して持ち帰ることもできる

みなさんこんにちは、マカオナビです。マカオにはスターバックスなどのコーヒー店はあまり多くありません。しかし、街を歩くとローカルのカフェが結構あることに気づくと思います。今回紹介するのは、壇香山(CAFE THS HONOLULU)という店で、1950年から営業しているという歴史のあるカフェとしてマカオ市民に親しまれています。

マカオにコーヒー文化を広めました

自社工場

自社工場

中国文化が中心のマカオですからコーヒーよりはお茶の文化です。香港もお茶文化ですのでコーヒーが定着したのは最近のことでした。ただ、マカオの場合は香港とは決定的な違いがありました。ポルトガルの植民地化だったこともありポルトガルコーヒーを飲む機会が多かったのです。ブラジルが世界的コーヒーの生産地になったのも宗主国であるポルトガルの影響です。ですのでマカオにコーヒー店が香港より前からあるのは不思議なことではありませんでした。
同店はまず海外からコーヒー豆の輸入販売することから始めました。カフェの経営を含め順調に規模を拡大し(現在約10店舗)、1997年には自社工場を建設して焙煎などを行うようになりました。これにより独自の風味などを出したコーヒー豆を各支店で売るようにもなったのです。

ローカル色もある親しみやすい店内

お店は、各支店の外観は異なる点がありますが、店内はブラウン系の壁やイス、テーブルを使い落ち着いて会話を楽しめる場所を提供するようにしています。また照明もすべての店で統一するなどブランド戦略にも余念がありません。店の一角にはコーヒー豆が入ったビンがたくさん並べられていますが、コーヒー豆の販売から事業を入っただけあり、その数は圧巻です。
当然、マカオ人が働きますが、パートの主婦だったりしますのでどこかローカル色が出てしまい、スターバックスの高級なイメージより親しみやすい店のイメージがあります。
何十種類ものコーヒー豆を注文できるのですが、その場ですぐコーヒー豆を持ち帰ることはできません。どうやら注文を受けてから焙煎作業に入る豆もあるようで注文後3時間後に店に取りに行くシステムとなっています。
店の外観

店の外観

海富花園の真横にカフェがあります

海富花園の真横にカフェがあります

カフェのほぼ正面にある建物。同支店を目指すとの道しるべ

カフェのほぼ正面にある建物。同支店を目指すとの道しるべ

店内の様子

店内の様子

こういった絵も飾られています

こういった絵も飾られています

外にある座席

外にある座席

基本的なカフェのメニューが手ごろな値段で

メニューを見てみましょう。もちろん最初に紹介するのはコーヒーです。こちらのカフェで飲めるコーヒーの種類は30あります。例えば、一番高いのは生産量が少ないインドネシアのコピ・ルワク(140パタカ)で、次はジャマイカの有名なコーヒー豆ブルーマウンテン(80パタカ)です。ハワイのコナコーヒー、ブラジル、ジャバなどはだいたい20ドルで飲むことができます。ナビが注文したのは店員さんが勧めてくれた哥斯達尼加(頂級)(Costa Rica Sarchi、20パタカ)です。コスタリカーのコーヒーで、テーブルにある砂糖や運ばれてくるミルクを入れるかどうかはお好みですが、ナビは何も加えないオリジナルの味を試してみました。ほどよい苦味と芳醇な香りが広がります。アメリカンコーヒーですとどこか薄味なところがありますが、ここのコーヒーはちょっと口に含んだだけでもはっきりと味がわかります。
葡国蠟腸麵包(Portuguese Sausage Bun、17ドル)は、名前の通りパンにスライスされたポルトガル・ソーセージが挟まっています。パンの外側はパリパリで中はソフトでバターが少々塗られています。ソーセージは金華ハムのような味が強く主張する料理で、意外にコーヒーと合う思います。
テーブルに置かれた砂糖など

テーブルに置かれた砂糖など

食べやすいように半分にスライスされています

食べやすいように半分にスライスされています

中身のソーセージはこんな感じ

中身のソーセージはこんな感じ

前菜/スナック系を見てみましょう。インド料理の咖喱角(Curry Samosa、22パタカ)、つまりサモサのことで8個が皿に乗せられています。イモをベースに中にはにんじんなどが入っているスタンダードなサモサです。カレー味の辛さは控えめで外側の皮はカラッと揚がっています。そのほかにも春巻、ソーセージ、フライドポテト、チキンウィング(22~34パタカ)などおなじみのメニューが用意されています。
カフェのメインメニューの定番といえば茄汁意粉(Spaghetti with Tomato Sauce、37ドル)こと、スパゲティー・ナポリタンです。写真にあるように見るからにナポリタンというもの。玉ネギ、グリーンピースが中に入っていて、麵は長い間ゆでるのでかなりソフトです。香港も同じ硬さなので少なくとも華南地区で食べるパスタはどうしてもそうなる傾向があることを頭の片隅に入れておいてください。トマトソースは若干甘めの味付けになっています。
もう1つは焗豬扖飯(Grilled Pork Chop、42パタカ)です。オムライスは西洋風に作った日本料理と同じように、こちらは西洋風に作ったマカオ料理です。華南地域でのレストラン、カフェ、茶餐庁で基本メニューといってもいいくらいです。中にはご飯の上にとんかつがあり、グリーンピース、トウキビ、玉子、玉ネギなどが具材。こちらもトマトソースがベースでとんかつとよく合います。
軽食にはぴったりのサモサ

軽食にはぴったりのサモサ

一口サイズで食べやすいです

一口サイズで食べやすいです

カフェというより」”喫茶店”のナポリタンという感じ

カフェというより」”喫茶店”のナポリタンという感じ

麺は太めで柔らかい

麺は太めで柔らかい

焗豬扖飯はとんかつの存在感が抜群です

焗豬扖飯はとんかつの存在感が抜群です

とんかつの下のご飯の様子

とんかつの下のご飯の様子


いかがでしたか? マカオに行った際、休憩したいとき、近くにこの店があるときはマカオのコーヒー文化を理解する意味も含めて訪れてみてはいかがでしょうか? 以上、マカオナビがお伝えしました。

基本情報

  • 住所G/F., Hoi Fu Garden
  • 住所(中国語)海富花園地下
  • 電話番号853-2857-1846
  • 営業時間8:00~23:00
  • クレジットカード不可
  • 駐車場なし
  • 日本語なし

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2014-03-31