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レ・ボル・ド・ジャン

Les Bols de Jean

パリ > オペラ座(2区・9区)

季節の素材をふんだんに盛り込んだのは何とパンの器!人気シェフと有名ブランジェリーのコラボが新しいランチの形を提案します!

シンプル&モダンな外観

シンプル&モダンな外観

こんにちは、パリナビです。今日は皆さんにとっておきのランチスポットをご紹介したいと思います。パリ旅行で意外と悩むのがランチなんですよね。レストランに行くとちょっとボリュームがありすぎるしお値段も高い、かといってチェーンのサンドイッチ屋さんやファストフードじゃつまらない。ちょうどいいサイズで、お値段も手ごろで、しかもフランスらしい美味しいものが食べたい!そんな気持ちにしっかり応えてくれるのが、今回ご紹介する「レ・ボル・ド・ジャン(Les Bols de Jean)」。オープン以来、パリジャンの心を掴んで行列のできるお店になったランチスポットなんです。いったいどんなものが食べられるんでしょうか?

人気シェフによる斬新なアイデア

可愛いパンの器に具がたっぷり©Les Bols de Jean

可愛いパンの器に具がたっぷり©Les Bols de Jean

研究を重ねてできた天然酵母のパン©Les Bols de Jean

研究を重ねてできた天然酵母のパン©Les Bols de Jean

「レ・ボル・ド・ジャン」は「ジャンのボール」という意味。このボールは食器のボールのことです。実はこのお店、パンで出来たボールに色んな食材を入れて提供するというスタイル。なので器ごと全部食べられちゃうんですね!
こんな楽しいアイデアでお店を開いたのは、フランスでは人気の若手シェフ、ジャン・アンベール氏。お店の「ジャン」とはこのシェフの名前ですね。若手の料理人が腕を競う人気番組「トップ・シェフ」で2012年に優勝し、一躍有名になったアンベール氏。実は22歳にしてすでにパリ16区にレストラン「ラカジュ(l’Acajou)」のオーナーシェフになったという早熟な才能の持ち主なんです。そんなアンベール氏がタッグを組んだのは、あの有名ブランジェリーのエリック・カイザー。何と言っても決め手になるのはパンの器。研究に研究を重ね、ようやく出来上がったパンは、少しブリオッシュ風な天然酵母のパン。美味しくてしかもちゃんと器になるパンを生み出しました。
色どりもキレイ©Les Bols de Jean

色どりもキレイ©Les Bols de Jean


「レ・ボル・ド・ジャン」では、季節のメニューから定番まで、常時6種類のメニューを用意しています。バリエーションのある内容ですが、こだわっているのはどれも選び抜いた食材を使うこと。産地、栽培、飼育、どれもしっかりこだわって選んだ素材だからこそ、一味違う美味しさ。ささっと済ませるランチでも、「ちゃんとした」ものを食べたいというパリジャンのニーズにも応えています。
ではそんなメニューの中からおすすめをご紹介していきましょう。

木調と白でまとめられたシンプルなインテリア

季節のメニュー&定番メニュー

季節ごとに内容が変わるメニュー

季節ごとに内容が変わるメニュー

「季節のボール(Bol du moment)」は、その時期ごとの食材を生かし、2週間おきに内容が変わるという季節感のあるメニュー。この日は数種類のトマトがたっぷり入ったサラダ風ボールでした。フランスの美味しいものがいっぱい詰まったボールは、可愛らしい外見のわりにしっかり下まで具が入っています。そして横に添えられたパンの頭は、オリーヴオイルが程よくしみ込み、ちょうどいい具合にトーストされて美味。
野菜たっぷり、ベジタブルボール

野菜たっぷり、ベジタブルボール

メニューにはナイフとフォークの他にスプーンが添えられているのですが、これは納得。器の中には色んな具が何層にもなっていて、しかも一番下にあるソースが全体の味の決め手になります。なので食べる時は躊躇なくほじくり返しましょう(笑)。その後はナイフで切るも良し、手で持って食べるも良し!

旅行中は野菜不足が気になりますが、そんな時おすすめなのはベジタブルボール(Bol végétal)。まずはキュウリを蓋にした見た目がとっても可愛い!そしてほうれん草・キノア・カボチャのムース・フレンチパセリといった野菜たっぷりの具材。ちゃんと食べ応えがあります。6種類の中ではこれが一番価格が安いです。
ボリュームのあるシェフのボール

ボリュームのあるシェフのボール

男性に人気なのは、シェフのボール(Bol du chef)。先ほどの野菜中心ボールとはうって変わって、牛ひき肉に茄子、玉ねぎをベシャメルソースでコーティングというボリューミーな一品。エメンタールチーズを乗せて焦げ目がつくまで焼いたグラタン風ボールです。エメンタールチーズの蓋を割るととろとろの具があふれ出てきますよ。確かに男性好みかも知れませんが、寒くなって来るとこういうホカホカ系はみんな嬉しいですよね。
女性に人気が高いというラフ・ボール(Bol de Raph)。こぼれんばかりの真っ白なソースにびっくり。中にはレンズ豆のサラダ、ラルドン(ベーコンを細かく切ったもの)そして半熟卵。レンズ豆はちゃんと歯ごたえがあり、ソースがいい具合に全体に絡んできます。カリカリのラルドンと半熟卵の相性も完璧。それでいてしつこくないので、確かにこれは女性好きかも!って思いました。
ラフ・ボール

ラフ・ボール

半熟卵とレンズ豆、ソースの絶妙なハーモニー♪

半熟卵とレンズ豆、ソースの絶妙なハーモニー♪

デザートやドリンクもおススメ

カラメル入りムース・オ・ショコラ

カラメル入りムース・オ・ショコラ

ボールメニューに料金を追加して、デザート+ミネラルウォーターまたはコーヒーのついたフォーミュル・デジュネというセットメニューにもできます。デザートにも気を抜きません。定番のムース・オ・ショコラは下にカラメルが潜んでいるのが隠し味。季節の果物を使ったさっぱり系のデザート、フィナンシェやクッキーなどの焼き菓子もひと工夫ありで、デザートといえど侮れません。
またこのお店で取り扱っているAlain Millatのジュースやネクター類も、これぞ果物の味。サイドメニューにもしっかり気を配っています。
ミラベルを使ったデザート

ミラベルを使ったデザート

焼き菓子もハイレベル

焼き菓子もハイレベル

Alain Millatの濃厚ネクター

Alain Millatの濃厚ネクター


第一号店はオペラ座エリアのショワズール通りにあり、観光客も多いエリアと立地も抜群です。席数は少ないのですが、イートインの他にテイクアウトもできるので、天気の良い日には外で食べるのもいいですね。また、ランチ以外にも、木・金・土曜は18時半から21時半まで営業しているので、晩御飯を軽めにしたい場合にも使えますよ。
人気シェフの味をお手軽に味わえるレ・ボル・ド・ジャン。観光中のランチはぜひここにトライしてみて下さいね。
以上、パリナビでした。





基本情報

  • 住所(フランス語)2 rue de Choiseul 75002 Paris
  • 電話番号01 44 76 00 58
  • 営業時間月-水11:30-15:30 木金11:30-15:30/18:30-21:30 土11:30-17:00/18:30-21:30
  • 休業日日曜
  • ホームページhttp://bolsdejean.com/
  • その他の情報2号店:53 rue du Faubourg Poissonnière 75009 Paris 01 48 00 85 75 営業時間同じ。水曜日18:30-21:30営業。
  • 行き方メトロ3号線Quatre-Septembre下車、出口すぐ横のショワズール通りに入る。そのまま直進、サントーギュスタン通りと交差する手前の角にある。地図

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2017-10-11