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ソボンジョン

釜山 > 大新洞/土城洞

韓定食はおふくろの味!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。韓国では本当においしい料理は、作る人の手の味が大事だといいます。真心をこめた手作りの味。長年の経験が醸す味。それが手の味です。アジュンマ(おばちゃん)たちの手の味を感じることができる料理。高級ホテルでは味わえない、韓国家庭料理を食べに行きましょう。
なんでも一生懸命!
大新洞(テシンドン)に位置する韓定食の専門店ソボンジョンは、アジュンマ(おばちゃん)が経営する店。ソボンジョンのキム・ヨンヘ社長は、ソウルにある大型カルビ専門店でマネージャーとして働いた経験を元に、釜山の西大新洞(ソデシンドン)で韓定食の店を開きました。「なんでも一生懸命やれば絶対かなう」という信念で店を開き、今もどんな料理を作るか常に研究しているといいます。今年でちょうど10年になるソボンジョンは近所にある学校の先生たちや、 30代、40代の常連客たちが、親睦会を開くためにいつも予約をする場所になりました。
石壁の韓式食堂
地下鉄1号線のトンデシンドン(東大新洞・Dongdaesindong)駅から歩いて5分ほどのところにあるソボンジョンは、平屋建てのお店です。常連客がいっせいに詰めかける日もあり、席がないこともしばしば。安心して食事をするためには事前に予約をする必要があります。
石垣の道を歩くかのように店の外壁は石で装飾されており、またそこには模範飲食店の看板が掲げられています。門を開けて中に入ると、左側には部屋があり右側にはテーブルが2つ並んでいます。正面は厨房。トイレは建物の外階段にあります。

おふくろの食卓!
お客様をもてなすためには、真心こめて作った料理を清潔な空間で提供してこそ、満足してもらえると社長は語ります。スプーンや箸は洗浄後、殺菌消毒をした後に乾かします。そんな気配りが行き届いているため、1998年に吹き荒れた経済危機の状況下でも常連客の足は途絶えませんでした。季節ごとに出る新鮮な材料でその季節に合った料理を作り、化学調味料は一切使用しません。もてなしの心と、手の味がソボンジョンの自慢!そのためソボンジョンの料理は母親が作ってくれる家庭料理を食べるような気分です。取引先の韓国人と一緒に、日本人ビジネスマンもよく訪れるそうです。
今回ナビが撮影したのはトルソッヨンヤンパッ(栗やナツメ、豆どの入った釜飯)を韓定食のスタイルに組み込んだもの。この店のメニューではそのままトルソッパッ(釜飯)と呼んでいます。トルソッパッを注文すると、まず海老の塩焼きやカボチャなどの前菜料理が出てきます。会話を楽しみながらゆっくりと前菜料理を食べ終えたころ、メインの料理であるトルソッパッと、包んで食べる用の各種葉野菜。そしてさまざまなおかずがやってきます。1人前ずつ釜で炊いたご飯が出されるので、各自がそれぞれの器によそって食べます。ご飯のなくなった釜には一緒に運ばれてきたスンニュン(おこげに水を加えて煮たもの)を入れます。香ばしくてアツアツのスンニュンは消化を助ける働きもするそうです。

キム・ヨンヘ社長は毎朝、店を開けるときに「今日もベストを尽くそう」と自分に言い聞かせるそうです。ファストフードをたくさん食べる時代ですが、食事はやっぱり真心のこもった料理を食べて欲しいとも。デザートとして2~3種類の果物が一抱えも出てくるあたり、その気持ちを充分にうかがうことができます。お客様がゆっくりとくつろげるように心を配る経営方針。それが常連客の多い秘密ではないかと思います。たっぷりの果物を食べながら、以上プサンナビがお届けいたしました。

基本情報

  • 住所釜山市西区西大新洞3街291−3
    291-3 3Ga Seodaesin-dong So-gu Busan
  • 電話番号051-242-7820
  • 営業時間10:00〜22:00
  • 休業日毎月第2、4月曜日、旧正月・秋夕連休3日、夏期休暇3日(8月中旬)
  • クレジットカードVISA MASTER
  • 日本語不可、電話通訳機設置
  • その他の情報※メニューを一部情報更新しました。<2011.2.22>
  • 行き方地下鉄1号線トンデシン(東大新・Dongdaesindong)駅2番出口を出てまっすぐ進み、郵便局と釜山銀行を過ぎて赤い看板のピザ屋が見えたら左側の道に入ります。道の右手に「ソボンジョン」があります。徒歩約6分。地図

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2002-09-11