世界遺産・良洞民俗村でタッペクスッ(鶏の水炊き)といえばココ!

こんにちは、プサンナビです。釜山とセットで旅行をする方が多い街といえば、釜山から北に1時間ほど行ったところにある慶州(キョンジュ)。慶州はかつての古代の王国、新羅(シルラ)の都があった場所で、さまざまな歴史的文化遺産が残っています。その慶州市内からさらに20分ほど北上したところにあるのが世界遺産として登録されている良洞民俗村。ここは李朝の伝統文化や家並みが現代までそっくりそのまま残された集落として知られ、まるで500年前にタイムスリップしたかのようななんです。現在も人々が普通に暮らし続ける一方、貴重な民俗資料として村全体が大切に保存されています。その世界遺産の村の中にいくつかの食堂があるのですが、今日はその中でもタッペクスッがおいしい!と評判の「オドンナムチッ」をご紹介しましょう!
世界遺産の村の入り口に位置!
冒頭でもふれたように、こちらの食堂があるところは世界遺産に登録されている良洞民俗村の中。え?世界遺産の中に食堂があるの?と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんよね。ここは、世界遺産に登録されたものの、今でも一般の方が普通に生活している村であり、その村の中にはお茶を飲めるところや食堂もいくつかあるんです。
 |
 |
村の入り口からすぐのところ! |

その食堂の中でも特に観光客が多く利用し、タッペクスッがおいしい!と評判のお店が、村の入口付近にあるこちら「オドンナムチッ」。こちらは一般の住宅を改造して食堂なので、一見するとここがお店と気づかない方もいらっしゃるかも!お店は庭のスペースにテーブルと椅子がある野外と屋内とに分かれています。
時間が掛かっても食べるべし!
タッペクスッ以外にもパジョンやテンジャンチゲなどのメニューもありますが、やはりオススメはタッペクスッ!タッペクスッとは鶏の水炊き料理のことで、サムゲタンのように鶏肉の中にもち米、ナツメ、栗、ニンニクなどが入り、注文してから30分ほど時間が掛かるメニュー。だから時間がない!という方は観光をする前にまずお店によって注文をしてから村の中を見て周るといいかも!圧力釜でぐつぐつを時間をかけ、鶏肉をやわらかくして出されます。鶏肉が骨からすぐにほぐれ、口の中でとろけてしまうほど柔らかいのが人気!お肉にキムチをのせていただくとおいしいですよー!とお店のスタッフ!
 |
 |
塩コショウに少しお肉をつけて食べると鶏肉の甘さ、うまみが出て最高のお味に! |
チキンのダシが出たスープに野菜ともち米を入れ、さらにぐつぐつと煮たおかゆも出てきます!旨みのダシがしっかりと出ているおかゆなので、これだけでも満足できる味!少しカレー粉が入っているような味だけど、やさしいチキンのダシがなんともいえない旨みを感じさせます。
韓国の母の味を感じれるおかず類!
メイン料理だけではなく、一緒に出てくるおかず類もこれまた要チェック!慶州は慶尚道という地方にあることもあって濃い味付けですが、良洞民俗村では普通に食べられているキムチの深い味や他のおかず類も楽しんでくださいね!

せっかく世界遺産に観光に行ったのなら、是非世界遺産の村の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?食事の味ももちろん、世界遺産で食べた!という記念にもなるかも?以上、プサンナビがお送りしました。