約60年の伝統、釜山の元祖サムゲタン!!

アニョンハセヨ、プサンナビです。韓国のスタミナ料理の代表格といえば、サムゲタン!栄養価の高い食品(ナツメ、もち米、人参など)を鳥の中に入れて、グツグツ煮込んだものを丸々食べるもの。日本でもメジャーな韓国料理なので、ご存じですよね? 皆さん、最近、お疲れじゃーありませんか? そんなあなたに、釜山で1番最初にサムゲタン屋さんを始めた、伝統のあるソウルサムゲタンを再取材してきました。
伝統43年のサムゲタン!
1960年開店から今年で43年目(2003年現在)という、伝統のあるお店としても有名ですが、なんと釜山で最初にサムゲタンをメニューに取り入れたお店でもあるんです! 現在は、2代目の社長さんがお店を切り盛りされています。さて、そのサムゲタンですが、サムゲタンと聞くと、丸々一羽の鶏が入っていると、ちょっとグロテスクなイメージもありますが、ここのお店のサムゲタンは、スプーンをいれると、とろーり、柔らかくて、すぐにお肉がくずれるので、食べやすく、心配ありません。その秘密は、使われている鶏。鶏といっても、すべて柔らかいひな鳥だけを使用していて、その上、前日にしめた鶏を1時間半かけて、じっくり煮込んでいるからなんだそうです。食べてみると、ふわふわっとした柔らかい食感と実がぎっしりジューシーという感じが楽しめます。お肉だけではなく、スープも良い感じのダシがきいてますよ! 12時間じっくり、手間暇かけて煮込んだスープを飲んでみると、なんともいえない漢方の風味が広がり、体の芯から暖まっていく感じ。なんだか、これを食べるだけで、健康になりそうだーなんて、ナビは思ってしまいました。
付け出しも栄養満点!
サムゲタンを注文すると何種類かの付け出しが出てくるんですが、その付け出しも、サムゲタンに負けず劣らず、栄養価の高いものばかり!! 酢醤油で1ヶ月漬けたニンニク、大豆を甘く煮たもの、砂肝をコチュジャン和えにしたものなどなど、極めつけは、人参のお酒まで! なんとも健康づくしですよね! ここまで、くると本当に凄い! そして、ソー麺のようなものは、サムゲタンの鍋にそのまま入れて、そばのように食べます。
最後に、食事が終わると、韓国のお茶、しょうが茶が出てきます。これをグイッと飲めば、お腹満足、健康体の出来上がり! 他にも、時間を掛け塩味をつけている手羽唐揚げ定食などのメニューもありますので、サムゲタンが苦手な方でも大丈夫!! 今回、取材を受けてくださったときに、ちょうど社長さんの息子さん、三代目がお店に遊びに来ていました。息子さんは現在、日本語を勉強中ということで、日本人のお客さんにたくさん、来て欲しいとのことでした。
どうですか??みなさん、旅行の疲れは、ここソウルサムゲタンで癒して、スタミナもつけて日本に帰りましょう!また、から揚げ定食などもあるので、リピーターの方はぜひお試しになってはいかがですか?以上、プサンナビがお伝えしました。