グルメグルメ クーポン M_NAVITOP_SPOT_SEARCH

海雲台ビーチを望む海辺の刺身屋さん

アンニョンハセヨ、プサンナビです。釜山でお刺身といえば、チャガルチ市場、広安里(カンアンリ)、松島(ソンド)などが有名ですが、海雲台にもパラダイスホテルの東側に刺身屋さんが軒を連ねる通りがあります。5年程前までは、カフェが主体だったのですが、1軒また1軒と刺身屋に姿を変えるうちに、いつの間にかひとつの刺身屋通りになってしまったんだとか。その中でも一番の元祖が今回紹介させていただくソウルフェッチッさん。1975年の創業以来、パラダイスホテルのスタッフやお客さんにも評判だそうです。
メミからの復興
種類豊かな魚が泳ぐ水槽が並んだお店に入ると、店内はまるで新築のような雰囲気。いやソウルフェッチッさんだけではなく、よく見るとその界隈のどのお店も新築のよう。というのも2003年9月に釜山を襲った、超大型の台風メミを憶えていますか?海雲台では特にこの刺身屋通りが高潮による被害が深刻で、どのお店もしばらくは営業ができない状態でした。

ほかでもなくこちらのソウルフェッチッさんも、台風直後はごらんの有様。2ヶ月半の営業休止期間を経た昨年の暮れ、営業を再開されたそうです。
景色のよさはピカイチ
きれいなのは店内だけではありません。なんといってもビーチの横にあるだけに、店内からの景色よく、特に2階からの眺めは抜群です。夕刻に訪れれば、夕日に映える五六島を望みながら、ムードあるグルメを楽しむことができます。

また、暖かい季節には通りにテーブルが出るので、浜風にあたりながらビーチの真横で刺身や浜焼きを楽しむというのもオススメです。

注文の仕方は?
食堂で、居酒屋で、家庭でと、どこでも刺身を食べられる日本人にとって、刺身屋さんというのはあまり耳慣れませんよね。韓国人の場合、刺身といえば生きた魚を捌いてもらえる刺身屋さんで食べるのが普通です。そして刺身屋にもチャガルチ市場や広安里によく見る、魚屋と食堂が分離されている刺身センター方式と、街中で見かける水槽を店頭に置いた一般の刺身屋スタイルに分類されます。ソウルフェッチッの場合は、一般の刺身屋さんスタイル。注文するときは、人数に合わせてメニューにあるお好みの魚と大きさを選ぶか、韓国の人が一番よく頼むモドゥムフェ(盛り合わせ)を注文します。
盛りだくさんの突き出しが圧巻
注文したら焼酎を片手にお刺身を待つばかりといきたいところですが、その前に大量に出される突き出しをこなさなければなりません。韓国の刺身屋さんの多くがそうであるように、こちらのソウルフェッチッさんも、うなぎの蒲焼、平らぎの刺身、ホヤの刺身、なまこの刺身、サザエの刺身、生牡蠣、はまぐりの潮汁などなど、あとからあとからテーブルいっぱいに並んできます。いつでも13~15品を用意しているということですので、肝心のお刺身が出る前にお腹がいっぱいになってしまうかもしれません。ちなみに、生ものはすべて生きたものから捌くので、新鮮度は折り紙つきです!

真打登場
突き出しでお腹の具合も腹8分目になる頃に、ようやくメインが登場。今回用意していただいたのは真鯛です。板前さんが氷水で手を冷やしながら捌くという、職人気質の逸品が大皿でやってきました。一口いただくと、先ほどまで生きていただけに、鯛の身はコリコリ。熟成された魚の旨味が広がる日本の刺身とは違い、コリコリ感と弾力が
新鮮さを直球で伝えてきます。食べるときはわさび醤油で食べるのもよし、韓国風に野菜に包んで食べるのもよし。希望があれば日本のわさびも用意しているとのことなので、注文時にひとことリクエストしてください。

ちなみに4人で食べられるこの大きさで9万ウォン。料金には先ほどの突き出しがすべて含まれています。そして、最後に魚のあらで作った辛いタン、メウンタンもサービスで登場しますよ!
ひとり旅をする外国人ためにもお刺身定食(20,000ウォン)があり、何品かの突き出しとメインの白身魚が楽しめます。

カニもオールシーズンで
最近増えてきたという中国人のお客さんに人気というのがこちらのズワイガニ。カニを注文するときにも、やはり何皿かの突き出しが登場します。ちなみにこのサイズだと5万ウォンだそうです。

韓国ナンバー1のビーチにある、元祖の刺身屋さん。時間を上手に使ってムードあるグルメを楽しんではいかがですか?以上、プサンナビがお伝えしました。

基本情報

  • 住所釜山市(プサンシ)海雲台区(ヘウンデグ)中洞(チュンドン)957-1番地
  • 住所(韓国語)부산시 해운대구 중동 957-1
  • 電話番号051-746-5698
  • 営業時間10:00-翌日4:00
  • 休業日年中無休
  • クレジットカード
  • 日本語注文程度
  • その他の情報※店名が変わりました。<2010.2.9>
    ※メニューを更新しました。<2010.2.9>
    ※地図を更新しました。記事中の写真は、以前のお店の写真です。<2010.3.22>
    ※内容を確認し、更新しました。<2012.2.28>
  • 行き方地下鉄2号線ヘウンデ(海雲台・Haeundae)駅3番または5番出口を出て直進します。道なりに進んでいくと食堂やコンビニがある通りに入って行き、左に進むとパラダイスホテルが見えてきます(海は右側)。パラダイスホテルの正面玄関を背にし右側に海辺につながっている歩道があります。その歩道に沿って、まっすぐ進むと海が見えます。海水浴場の歩道をパラダイスホテルを背にし左方向へ100mほど進むと左側にお店があります。徒歩約20分。地図

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2004-03-12

スポット更新日:2012-03-23