こんにちは!ソウルナビです。韓国でグルメ、というと、一番真っ先に思い浮かぶのはやっぱり「焼肉」!?日本でもいただける美味しい焼肉ですが、本場韓国で現地の焼肉を食べてみたい!というのは多くの方が思うトコロではないでしょうか?!でも、韓国で牛肉というのは日本の感覚で考えるよりも高価で、美味しい牛の焼肉を安くいただくとなると、お店選びが実は難しかったりするもの。そういう事情もあるので「安くて美味しい牛の焼肉がいただけるお店」というのは現地の人にも人気があり、よ~く探すとソウルにもあちこちに!今日はそんなお店の一つで、現地サラリーマンたちに人気の焼肉屋さん「シンフン精肉店食堂」(シヌン・ジョンユッシクタン)をご紹介したいと思います!ビジネス街の裏通りに位置するこちらは毎晩地元サラリーマンたちでいっぱいになるお店とか!?さっそくうかがってみましょう~!^^
お店の場所は地下鉄2号線ソンヌン(宣陵)駅から歩いて5、6分のところ。ソンヌン駅はソウルの南の地域、江南(カンナム)エリアを東西にはしる大きな通り「テヘラン路」の真ん中にあり、この大通りに沿って背の高いオフィスビルがズラリと並ぶこの辺りですが、お店は大通りからちょっと路地に入った裏通りに位置します。ビジネス街といえるこの周辺の路地には、サラリーマン御用達の食堂や飲み屋さんなどがいっぱい。そんな中で、とっても小さなこちらのお店。似たような雰囲気のちょっと昔っぽい小ぢんまりとした店舗が並ぶ通りで、オレンジ色の看板と、蝶ネクタイ姿で黒い鍋蓋をかぶってニコニコと踊る(?)豚さんの絵を目印に探してみてくださいね!(ちなみにこちら、牛焼肉で有名なのだけれども、なぜか看板には豚が。)外から見ると、どこにでもありそうな庶民的な街の焼肉屋さんといったカンジですが、実はこちらのお店は相当な地元の人気店。会社が終わってサラリーマンたちが一杯やりにくる時間には、夜7~8時頃をピークにほぼいつも満席状態。時々行列をして待っている人もいるくらいだそうですョ!
お店には4人掛けのテーブルが八つほど。奥にはオンドル座敷もあります。左の写真は、お客さんの少なくなった閉店前のお店の全体風景。確かに狭いけれど、行列をして待ってまでも食べたい!という人がいるということはやっぱり何か理由があるはず!?ということで、さっそくお店の社長さんにうかがってみました!その秘密はまず、こちらで扱われる牛肉は全て韓牛ということ。日本でいう和牛のような韓国固有種の高級肉牛、韓牛っていうと、ここ何年かで以前よりも注目されるようになり、最近ではこの韓牛ということをウリにするお店はいっぱいありますが、こちらのお店は創業30年以上、はるか昔から韓牛ひとすじでお客さんに美味しい焼肉を提供しているとか。長い経験から良いお肉の仕入先を確保しており、さらにお肉をもっと美味しくするための管理のノウハウも持っているそう。しかもお財布にやさしいお手頃価格!(※メニューページ参照)いやあ、こんな庶民的なお店だけれど韓牛をお手頃価格でいただけるなんて!これは美味しいモノを少しでも安く食べたいサラリーマンたちに人気なのもうなずけます!
■トゥンシム
■チャドルベギ
そんな楽しい焼肉のテーブルに、お肉でも野菜でも、そしておかずでもなさそうな、何やら似つかわしくないものが!?どうやら食パンの切れ端のよう。実はコチラ、焼肉を焼く鉄板の上の、余分な脂を取る役目をするんです。こちらのお店ではお肉を焼くのに、真ん中のくぼんだ特殊な鉄板を使うのですが、焼いているとどんどん脂がたまってきちゃいます。こうやって焼くとお肉がよりジューシーにもなるけれど、やっぱりそのままにしておくと鉄板は脂でいっぱいに~。そこで、このパンが登場。鉄板の真ん中に、パンをポンとのせましょう。するとパンがうまい具合に余分な脂を吸収!くれぐれも間違って食べてしまわないようにご注意を~^^
ナビも、まさにこの辺りで仕事をする「地元サラリーマン」の友人に連れられて行ってから知ったこちらのお店。店内は、「今日はちょっとリッチに牛の焼肉を」と仕事の後の一杯をやりながら焼肉を囲むサラリーマンたちであふれていました~。といっても、サラリーマンじゃなくったって全然気にせず行けそうな雰囲気でもあります。週末は家族連れのお客さんなども結構いるそうですよ。誰でも気軽に立ち寄れる、気取らない庶民的なお店といった感じでしょうか!?また、お店のスタッフも明るく親切で、そういうところも人気の秘密なんじゃないかな、と思います。お店から最寄りのソンヌン(宣陵)駅周辺には観光ホテルもいくつかあるので、これらのホテルを利用するときにはアクセスも悪くないし、また庶民的なお店で地元サラリーマンたちに囲まれて焼肉が食べたーい!という時には、ぴったりのお店なのでは!?以上、ソウルナビでした~。上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2010-01-12