1956年創業のテジクッパッの老舗!あっさりとしていてとろけてしまうほど柔らかい豚肉が美味!

こんにちは、プサンナビです。釜山旅行で是非食べてみたい料理といえば、やっぱり釜山にしかない釜山だけの料理!その中でも、辛くなく、日本人好みの味として人気の料理がテジクッパッ。豚骨スープに煮込んだ豚肉が入ったテジクッパッは釜山っ子なら安くておいしい大衆料理として誰でも大好きなメニュー。釜山市内にはあちこちにテジクッパッの専門店がありますが、今日は1956年創業の、北朝鮮から避難してきた創始者が始めた歴史ある名店の1つ「ハルメクッパッ」をご紹介します。こちらは釜山っ子も列を作るほど人気の店!それでは、さっそく行ってみましょう~
昔ながらの風景が残る街、凡一駅から徒歩約10分

1956年に創業以来、同じ凡一洞でずっと営業しているこちら。最寄り駅の地下鉄1号線のボミル(凡一)駅、からはちょっとわかりにくい場所にありますが、駅からお店までの道のりは今はなき釜山の昔の時代の風景が残っていて、昔から続くテジクッパッをいただく前の序章?と思いながら歩いていくのもいいかも!
北朝鮮からの避難民の創業者作ったテジクッパッ

釜山で知らない人がいないといわれるこちらのテジクッパッは、他のお店のテジクッパッとはちょっと違った、まさに新しい味のクッパッ。朝鮮戦争の際、臨時首都となった釜山には北朝鮮からたくさんの避難民がやってきました。こちらの創業者もその避難民の1人。こちらの豚の頭と足の骨でじっくりとダシをとり、油をしっかりとのぞいたテジクッパッのスープは釜山の人をたちまち魅了し、すぐに人気店になったとか。現在は、創業者の三男が店を継ぎ、当時の味そのまま、あっさりめのテジクッパッを今もいただくができます。
あっさりとしたテジクッパッ

こちらのテジクッパッはスープが濃くて豚の匂いが苦手という方でも食べられるのが魅力!テジクッパッといえば白く濁ったスープが特徴だけど、こちらのスープは透明。白くないんです。これは骨をしっかりと煮込んで、油をしっかりと除去して煮込むからできる味で、このあっさりとしたスープが大好きだと釜山じゅうから、時には地方からも足を運ぶお客さんも多いとか。そんなあっさりめのテジクッパッとは対照的にクッパッに入った豚肉やスユッの豚肉は肉厚でボリュームもあるのもかかわらず、口の中でとろけるほど柔らかい食感!濃厚な肉の味を楽しむことができます。

いかがでしたか?ナビがお店を訪れたランチタイムを少し過ぎた午後2時前でも、15分ほど待たされるほどの列が。昔から通い続けているおじいさんやおばあさんの姿も多く、釜山の歴史とともに生きてきた重みが感じられます。観光地ではないけれど、釜山の歴史ある味テジクッパッを食べてみたい方は是非足を運んでみてくださいね~!以上、「ハルメクッパッ」からプサンナビがお送りしました。