ソウル大学入口からすぐ。北漢山・南漢山などと同じく、ソウルの盆地を二重に囲む自然の防壁。

ソウル市冠岳区(クァナック)新林洞(シンリムドン)と京畿道は安陽市(アニャンシ)・果川市(クァチョンシ)の境界にある山。1968年に都市自然公園に指定されました。こちらは昔から京畿道ケソンの松岳山(ソンアッサン、489m)、加平の華岳(ファアッサン、1,468m)、パジュの紺岳山(カムアッサン、675m)、抱川の雲岳山(ウンアッサン、936m)とともに京畿5岳に属していた山。周辺は、北西部にはソウル大学、東部には果川政府総合庁舎、南部には安養遊園地があり、北漢山(プッカンサン)・南漢山(ナマンサン)などと同じく、ソウルの盆地を二重に囲む自然の防壁ともいわれてきました。
全体面積が1922万平方km、約582万坪に及び、山の最高峰にあたるヨンジュデ(恋主台)は高さ629.1m。また山頂のヨンジュデ(霊珠台)は世祖が祈雨祭(雨乞いの祭り)を行ったところとしても知られています。そのほか、ジファンアム(慈王庵)、プルソンサ(佛成寺)、サムマクサ(三幕寺)クァンウムサ(観音寺)などの山寺と果川郷校などがあり。ソウル市内からも近いので、紅葉シーズンだけでなく、普段からたくさんの登山客でにぎわっています。