展望台にプール、レンタル自転車などいろいろ楽しめる!地元の人々に親しまれている漢江沿いの公園

こんにちは!ソウルナビです。ソウルのど真ん中を東西に流れる大きな川、漢江(ハンガン)。この漢江には河川敷や川に浮かぶ島に合計12ヵ所の「漢江公園」があるのはご存じですか?!遊び場や休憩所がきれいに整備されていて、市民たちの身近な憩いの場であるこれらの漢江公園は、2007年から進められている漢江及び周辺の改造プロジェクト「漢江ルネッサンス」の一環として最近、より一層楽しめて利用しやすいスポットになるよう次々とリニューアルされています。ナビでもそんな公園の中の一つ「汝矣島漢江公園」を以前ご紹介しましたが、今日はソウルの東部に位置する「トゥクソム漢江公園」へ行ってみたいと思います!こちらは地下鉄駅を出るとすぐ公園が広がっているというアクセス便利な場所にあり、夏はプール、冬には雪ゾリが楽しめたり、漢江遊覧船の発着場があったり、また展望台が新しく設置されていたりと見どころもいっぱい。アクセスの良さや施設の充実具合など、その利用しやすさからいつも地元の人で賑わっている公園なんですョ!さっそくご案内しましょう!
◆◇◆「トゥクソム漢江公園」ってどんなトコロ!?◆◇◆

地下鉄7号線トゥクソム遊園地(ユウォンチ)駅を出るとすぐそこが敷地になっている「トゥクソム漢江公園」。駅の改札を過ぎて、左右どちらの出口からでも公園に出られます。市庁周辺や明洞(ミョンドン)、東大門(トンデムン)といった観光でもお馴染みの中心地からは地下鉄を利用するとだいたい2、30分ほどと少し離れていますが、地下鉄を降りればスグというのはなかなか行きやすいのでは!?
ちなみに周辺にはソウル東部で最大の学生街、建大入口(コンデイック)や、また漢江を越えるとソウル一セレブなエリア、清潭洞(チョンダムドン)があり、これらの地下鉄駅は7号線でそれぞれトゥクソム遊園地駅のお隣同士に位置しています。
 駅の改札 |
 トゥクソム遊園地駅 |
公園の総面積は825,000㎡だそう。とっても広い敷地です。
◎こんなものが見えます
公園を縦に二つに分けるようにして漢江にかかっている大きな橋は「清潭大橋」(チョンダムデギョ)。地下鉄7号線の線路と、車道の二層になっています。そして公園の西方向には「永東大橋」(ヨンドンデギョ)が見え、その向こうには南山(ナムサン)と「Nソウルタワー」が。また公園から川を挟んで対岸には「蚕室総合運動場」の「オリンピックスタジアム」も見えますよ。意外とソウルのスポットが見渡せる穴場!?広々としていて開放感があります~。
 清潭大橋 |
 オリンピックスタジアム |
 南山とNソウルタワー |
◆◇◆施設紹介◆◇◆
それでは、どんな施設があるのか一つ一つ見ていきましょう!
■トゥクソム展望文化コンプレックス「チャボルレ/J-Bug」
今年(2010年)新しく誕生した展望台「チャボルレ/J-Bug」。ナビでもご紹介している漢南大橋の「Cafe Rainbow」、「広津橋・リバービュー8番街」、銅雀大橋の「クルムカフェ」などといった、近ごろ増えている漢江沿い展望台の一つです!こちらも他の展望台と同じように漢江が見渡せ、中にはカフェなどの施設が入っているのですが、やや規模が大きめ。筒のようになった細長い建物がぐるりとトグロを巻いたようなユニークな形をしていて、長さは243m。幅6~16.5m、全面積は2,477m²で、一番太い部分は3階建てになっており、高さは21mだそう。上から見ると、ローマ字の「J」の形をしていること、それから虫(bug、韓国語で「ボルレ」)のような姿をしていることから「チャボルレ/J-Bug」という名前がついたとか。トゥクソム遊園地駅からは通路でつながっており、またエレベーターが二ヵ所に設置されていて車椅子やベビーカーでも利用しやすくなっています。入場は無料!

白い筒の中は、展望スペースやイベント、企画展示スペースが広くとられています。1階部分にはこれらのスペースのほか、お土産屋ショップとホットドックなど軽食も売るテイクアウトのドリンクスタンド、それから2、3階にはゆっくりと一休みできるレストランとカフェがあり。お土産ショップには韓国の伝統工芸品、ソウルのお土産、それからソウルのマスコットキャラクター、ヘチのグッズもありましたョ!また2、3階は、2階が韓国料理レストラン「ソマン」、3階がカフェ「ボクス」。どちらも広々としており、メニューにはビビンバやチャーハン、参鶏湯などのご飯モノ、トッポッキ、ラーメンといった軽食、それにドリンク類とアルコールにおつまみ類もあり。
<1階>
・運営時間: 11:00~0:00(3~10月)、11:00~23:00(11~2月) (※カフェとレストランは11:30~LO.21:30)
・休業日: 無し
・入場料: 無料
・連絡先: 1階 02-3780-0811/2階「ソマン」 02-3409-5550~2/3階「ボクス」 02-464-3400
■レンタル自転車150台も用意されているというレンタル自転車。子供用、マウンテンバイク、二人乗り、ママチャリと様々な種類があり。漢江の風を感じながらサイクリングはいかが!?
・利用基本料金(1時間): 3,000ウォン(一人乗り、子供用)、6,000ウォン(二人乗り)
・追加料金(15分ごと): 500ウォン(一人乗り、子供用)、1,000ウォン(二人乗り)
・運営時間: 9:00~22:00(貸し出しは21:00まで。冬季は短縮営業あり。)
・連絡先: 02-416-4440
・場所: 地下鉄トゥクソム遊園地駅2番出口のすぐ横
<注意事項>
※料金は先払いです。(基本料金)
※貸し出し時には、身分証を1グループにつき一つ預けなければなりません。
※急な天候の変化による払い戻しはできません。
※ヘルメットやサポーターは無料で貸し出し。
公園内には、サイクリングを楽しむ人々の姿があちこちに~。
■トゥクソムプール
夏の間だけ運営されるプール!期間は毎年少しずつ違うそうだけれど、だいたい7月はじめ~8月末ころまで開かれます。2010年にリニューアルされて規模が大きくなったこちらには、広~い大プール、子供用プール、流れるプールなどがあり、大人から子供まで楽しめる施設になっています。
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入口、チケット売り場 |
■ノリト(遊具公園)
カラフルな子供用遊具の設置された公園は二か所にあり。大人用のトレーニング機器もありますョ。
■音楽噴水音楽や光とともに楽しめる噴水。1回40分、4~10月の間稼動します。
<稼働時間>
4~6月、9~10月
平日: 12:00、14:00、19:00、20:00
休日: 12:00、14:00、16:00、18:00、19:00、20:00
7~8月
平日: 12:00、14:00、19:00、20:00
休日: 12:00、14:00、16:00、18:00、19:00、20:00、21:00
※毎週月曜日は休み。
■水辺広場、ロッククライミング用人工岩
漢江をバックにイベントや野外公演を開ける「水辺広場」と、ロッククライミング用の高さ40mもある大きな人工岩。
◎トゥクソム遊覧船船着場
漢江をクルージングする遊覧船はここトゥクソムからも発着!
◎あひるボート
カワイイあひる型のボートでゆらりゆらりと漢江をクルージング!水にぷかぷかと浮かべば、漢江をより身近に感じられる!?乗り場は船の形をしたレストラン「アリラン」の横。足でペダルを漕ぐタイプと電動式の二種類があり。定員はそれぞれ4人。必ず救命胴衣を着用してからどうぞ~!
・料金: (足漕ぎタイプ、白のあひる)一艘13,000ウォン、(電動式、黄色のあひる)一艘23,000ウォン
・時間: 40分
・運営時間: 10:00~22:00
・休業日: 不定期
・連絡先: 02-447-5555(アリランハウス)
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乗り場 |
◎水上スキー
水上スキーやモーターボートのできる施設もあり。詳しくは管理団体の「ソウル市水上スキー協会」へお問い合わせください。
連絡先: 02-461-9026
■コンビニ、レストラン
軽食やカフェもあるコンビには二か所に。また、水上に浮かぶレストラン「アリラン」もあり。チキンホプ&バーでお酒も楽しめるみたい。
「アリラン」連絡先: 02-447-5590、営業時間11:00~翌日2:00(HPによる)
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コンビニ、カフェ |
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レストラン |
■その他の便利施設
トイレは数ヵ所、駐車場も完備。コインロッカーは駅にあり、案内所は地下鉄駅2番出口を出て水泳場のほうへ行くと見つかります。ただし韓国語のみ。
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トイレは黄色い色とヘチが目印! |
◆◆公園利用時の注意事項◆◆
公園のHPより、公園を利用する時に守るようにとされている事項をご紹介。みんなで気持ちよく公園を使いましょう~!
・指定された観察路のみを利用すること。
・愛玩動物にはリードをつけること。
・公園内の山菜を採取しないこと。
・公園内は禁煙。
・酔っ払わないこと。
・ゴミは持ち帰ること。
・自転車やインラインスケートはゆっくりした速度で。
・施設物をきれいに使うこと。
・オートバイでの進入は禁止。
・大きな声で叫んだり話したりしないこと。
◆◇◆公園の風景◆◇◆
地元の人々に親しまれているこちらの公園。特に春から秋にかけての休日や夜には、家族連れ、カップル、友人グループなど老若男女かかわらず多くの地元の人で賑わいます!夏は暗くなってからも結構遅い時間までたくさん人がいることも。またテントを持ってきて、簡単なキャンプをしているのも見かけますョ。みんなどんなふうに過ごしているのかな~!?
旅行者が立ち寄って利用したり見学したりできる施設を中心にご紹介しましたが、他にもサッカー場、バスケット場、テニス場などの運動施設やサーフィン場などもあります。とっても広くいろんな施設が揃った「トゥクソム漢江公園」、いかがでしたか?以前から地元の人が多く訪れる場所でしたが、最近リニューアルされてますますたくさんの人に親しまれているような。そんなこちらの公園で、みなさんも現地の人に混じって漢江を身近に感じながらのんびりと過ごしてみては?!以上、ソウルナビがお伝えました~。