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ソウル風物市場

ソウルプンムルシジャン서울풍물시장

ソウル > 中心部(東廟/新設洞)

あの「蚤の市」が、新しくなってオープン!見るだけでも楽しめるディープな市場!

こんにちは、ソウルナビです。2007年の12月から始まった東大門運動場の撤去。これにともない、運動場の駐車場(旧サッカー場)の一角にあった東大門風物市場が移転し、2008年4月末、「ソウル風物市場」として新しく生まれ変わりました!市場が引っ越した先はソウルの中心から北東部に位置する新設洞(シンソルドン)。新しく市場専用の建物が建てられ、以前の暗くてディープな雰囲気から明るく気軽に行きやすい場所に!?でも実際に足を踏みこんでみると、並べられた品物やそこに集う人々はやっぱり以前と変わらない「風物市場」の雰囲気たっぷり・・・今日はそんな味のある中古品のリサイクル市場「ソウル風物市場」を詳しくご紹介します!

◆ちょっとおさらい・・・「風物市場」の歴史◆


東大門市場から新設洞に移転した風物市場。実はこれが2回目のお引越し。東大門運動場にやってくる前は、現在の清渓川(チョンゲチョン)のあるトコロ、以前は川が覆われた上に走る高架道路の下にありました。当時は「黄鶴洞(ファンハクドン)蚤の市」として知られていた露店の集まりが清渓川の復元工事で高架道路が2003年末に撤去されたため、東大門運動場の一部へ移転。そして2004年初め、駐車場として使っていた元サッカー場内に「東大門風物蚤の市」としてオープンしました。当時の様子はコチラ!

東大門運動場駐車場にあった頃の「東大門風物蚤の市場」(2004~2007年)

覆われた清渓川上の高架道路周辺にあった頃の「黄鶴洞蚤の市」(~2003年)

そして今度は2007年末から始まった東大門運動場の撤去工事により、2回目の移転をすることになった蚤の市。東大門運動場の撤去後は公園と東大門デザインプラザに。もともと高架下の露店の集まりだった市場が清渓川復元や東大門運動場の公園化など街の再開発のため、わずか5年の間に2回も移転をくりかえし、今回新設洞に新しく建てられた市場用の建物にやってきた、というわけなのです。ちなみに最初の場所にあった黄鶴洞蚤の市は1950年代初めの朝鮮戦争時代に軍からの流入品などを売る露店が集まったことによってできた市場とか。時代の流れによって場所や形を変えてきた、ちょっと歴史のある市場なんです。

市場お引越しの様子は・・・

2008年4月中旬頃、東大門

2008年4月25日、新設洞

地下鉄「新設洞駅」から歩いて5分!

新しい市場は地下鉄1号線・2号線支線シンソルドン(新設洞)駅から歩いて5分くらいのトコロにあります。大通りから入ってちょっと入り組んだ路地の中にあるこの場所は、ソウル教育情報センターのある敷地の一部。そこに広~い2階建ての大きな建物が建てられ、2008年4月26日「ソウル風物市場」が移転オープンしました!建物の壁はオープンになっているので風通しが良く、白い屋根はややドーム型で日の光が入る素材でできていて建物内を自然光が明るく照らしています。また1階と2階をつないでいるのは大きな荷物の搬出入がしやすいように広くて緩やかなスロープ。全体的に、以前のごちゃごちゃして暗い雰囲気とはまさに正反対の整然とした広々さわやかな空間に!
案内板

案内板

学校のような入口

学校のような入口

案内板

案内板

南側の正面入口

南側の正面入口

西側の入口

西側の入口

■売り場・施設案内■


2階建ての建物の中には1、2階ともに市場の各お店が並び、売り場の位置によって赤洞、青洞、緑洞など色の名前が付けられています(「洞」は「町」のような意味)。色によって、その辺りに主にどんなものが売られているのかが分かれている、らしいのですが実際はあまり厳密には決まっていないらしく、結構バラバラ。この色分けは実質的に店の位置を表す住所的な役目をしているよう。またフードコード風の食堂コーナーが各階に、そしてお手洗いは各階に2ヵ所ずつあります。それでは各階の様子を詳しく見ていきましょう~!


●1階

<取り扱い商品の目安>
チュアン(オレンジ)洞: 土産品(地域特産品、工芸品、日常小物、盆栽類など)
ノラン(黄)洞: 民俗品(民俗工芸品、風物商品、石類、陶磁器、その他礼式品)
チョロク(緑)洞: 骨董品(伝統アンティーク家具、古美術品、古物など)
パルガン(赤)洞: フードコート(伝統韓国料理、飲み物)
(※パンフレットに表示されているものを基準、あくまでも目安です。)
☆1階と2階をつなぐスロープ

●2階

<取り扱い商品の目安>
パラン(青)洞: ファッション商品、飾り(繊維工芸、染色、インテリア小物、その他装飾具)
ナンセク(藍)洞: ファッション衣類、服(ブランド在庫、ブランド中古品、一般衣料、韓服、改良韓服)、民俗小物(無形文化財、書画、韓紙、貨幣、切手)
ポラ(紫)洞: 雑貨、電子、工具(電子、工具、照明、趣味用品)
パルガン(赤)洞: フードコート(フュージョン、ワールドフード、飲み物)
(※パンフレットに表示されているものを基準、あくまでも目安です。)

☆天井には・・

◇◇どんなものが売ってるの~?商品チェッーク!◇◇

リサイクル品や骨董品をはじめ、電化製品や生活用品、トロット(演歌)のカセットテープ、CD、靴や古着などの衣料品、サングラス、時計、アクセサリーに健康食品・・・と、とにかくいろ~んな物がごちゃごちゃと並べられて売られている「風物市場」。なんだかよく分からない骨董品や怪しげなインテリアなんかもいっぱいで、見てまわるだけでも面白い!?いったいどんな物が売っているのか、ナビがチェックしてきましたョ!


☆置き物系

☆レトロ系・骨董・リサイクル品いろいろ

☆伝統系

☆楽器

☆カセット・CD

☆健康系

☆衣類・古着・ファッション小物

☆趣味用品・玩具

☆電化・日常品

☆印鑑・アクセサリーなど

☆占いコーナー

◇◇まるでオープンカフェ!?のような、食堂エリア◇◇

1階と2階にはそれぞれ「フードコート」も完備!オープンエアになっている部分もあるこの食堂エリアは、移転前の狭~いごちゃごちゃした屋台が想像できないくらい明るいカンジに変身しています。以前はちょっとトライしづらかったという方でも気軽に利用できそう。メニューはオデン、カルグクス(韓国式うどん風麺)、キンパッ(海苔巻き)などの軽食に加えてチヂミ、コプチャン(ホルモン)、スンデ(韓国式腸詰め)などといったおつまみ系の韓国料理が中心。フードコートの造りは一見オシャレにも見えるけれど、メニューはやっぱりちょっとディープな雰囲気!?お昼からおじさんたちがマッコリやソジュ(焼酎)を一杯やりながら語り合っている姿も見られますョ!ちなみに案内パンフレットでは2階フードコートでは「世界の食べ物」とありますが、実際は1階と似たようなカンジ^^;。
●1F
●2F

スンデクッパッに挑戦!
食堂前に飾られた美味しそ~な食べ物の写真を撮っているとなんだかお腹が空いてきたので、ナビもひとつ食べてみることに。何にしよっかな~、と見回して目についたのは「トジョン・スンデクッ」と書かれた大きなお鍋にグツグツ煮え立っているスープ!「おばさ~ん、スンデクッパッひとつくださ~い!」
注文したスンデクッパッはさっきのお鍋で作った白濁スープにモリコギ(豚の頭のお肉)たっぷりで美味っ!お値段も安く、正直ここまで美味しいとは思わなかった~!アジュンマ(おばさん)もフレンドリー。ちなみにこちらのお店は、1階西側入口から入って建物内のフードコート方面に行くとすぐ右側にあります。(位置の名前は「パルガンドン1」)

そのほかにこんな食べ物も!

その他

こちらには伝統文化体験館もあります。観光案内所はなくなりましたが、案内デスクが1つ。
伝統文化体験館

伝統文化体験館

案内デスク

案内デスク

外の公園

外の公園


新しくなった「風物市場」、いかがでしたか?キレイな新築の建物になったけど、相変わらず「なんだ、コレ!?」って思わず言ってしまいそうな骨董品やリサイクル品がいっぱい^^。ホント、ぐるぐるまわって見学するだけでも楽しめますョ!そして市場全体が明るくオープンな雰囲気になったので、以前よりも行きやすくなったカンジです。新しいソウルの観光名所「ソウル風物市場」に一度足を運んでみてはいかがですか!?以上、ソウルナビがお伝えしました!


基本情報

  • 住所ソウル市 東大門(トンデムン)区 新設洞(シンソルドン)109−5番地
  • 住所(韓国語)서울시 동대문구 신설동 109-5 / 서울시 동대문구 천호대로4길 19-3
  • 電話番号02‐2232‐3367
  • 営業時間10:00頃〜19:00頃(店舗によって異なります) ※フードコートは22:00頃まで
  • 休業日毎月第2・4火曜日 ※2014年夏季休業期間は8月4~6日(3日間)
  • ホームページwww.seoulfolkfleamarket.com/
  • その他の情報※東大門運動場(「東大門風物のみの市」)から移転オープン。

    *2008.7.22から毎月第2・4火曜日が定休日となりました。<2008.7.30>
    *営業時間、行き方を更新しました。<2014.7.24>
  • 行き方地下鉄1号線・2号線支線シンソルドン(新設洞・Sinseol-dong・126/211-4)駅10番出口を出て反対方向に150mほど進み、1つめの角を右に曲がり、100mほど直進するとある十字路の左斜め前に市場の入口があります。徒歩約2分。地図

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-05-08

スポット更新日:2008-05-30