季節の花々と「動物島」が見どころ! 親子で楽しめる虹口エリアの穴場散策スポット。

こんにちは、上海ナビです。
市内に大きな公園がたくさんある上海。旅行者にもお馴染みなのは、「魯迅公園」「中山公園」「人民公園」「長風公園」「世紀公園」などでしょうか。が、今日ご紹介する「和平公園」は、前出の有名な公園以上にナビがお勧めしたい場所です。お年寄りたちの踊りや歌の集いを見学できるのはもちろん、なんと公園内にトラやライオンなどの猛獣が飼われているんですよ! 市内3つ目の動物園と言ってもよいこちらの公園。早速ご紹介していきましょう。
※2020年に改装工事が行われました。以下、改装前の情報ですのでご注意ください(2021年追記)。
「和平公園」に行こう!
「和平公園」があるのは、地下鉄10号線「四平路」駅エリア。虹口区の住宅街に位置します。駅からの行き方はこんな感じ。
 ①「四平路」駅4号出口を出て、 |
 ②右へ進みます |
 ③四平路を渡ってから、 |
 ④右折します |
 ⑤一本目の角・天宝路を左折 |
 ⑥すぐ見えてくる三叉路を右へ |

⑦そのまま進むとこの3号門が見えてきます
正門(1号門)は大連路側にありますが、地下鉄の駅からは遠いためこちらの3号門から入ります。地下鉄で戻る場合は、帰りも3号門から出て下さい。また、園内には売店が少なく、品数も少ないので、飲み物やお菓子が必要な場合は、3号門右手のファミリーマートが便利です。
 3号門右手にファミリーマート |
 正門は地下鉄の駅とは反対側に位置 |

広々としていて景観がきれい
<「和平公園」基礎知識>オープンは1958年。面積は約2万6000㎡。入場無料なので、平日でも多くの市民でにぎわっています。中国式庭園をモチーフにした場所や広大な池、四季折々の花など景観も美しく、のんびり散策するのがお勧め。また、メイン施設である動物園「生態動物島」のほか、遊具コーナーが充実しているので子どもにも大人気。上海の公園は一般に「お年寄りが趣味のために行く場所」ですが、「和平公園」は子どもが遊べる公園なのです。
「和平公園」を散策しよう
それでは園内を歩いてみましょう。主要エリアには地図入りの案内板があります。
 3号門を入ったところ |
 地図があります |
まずは敷地内をぐるり。散策道や芝生広場、広い池などがあります。
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シーズンオフでしたが、真冬ならではの景観が楽しめました |
 広大な芝生広場があります |
 ハトのレリーフがある和平広場 |
 1号門近くに茶館もあります |
ナビが訪れたのは真冬の1月。ツバキがたくさん咲いていました。季節ごとにハスの花、藤なども楽しめるそうです。特に池が広大なので、初夏のハスシーズンがお勧め!
 ツバキがたくさん咲いていました |
 ツバキを撮影に来たおじさんたち |
 冬はこんな感じですが、 |
 夏はハスの花がいっぱい(イメージ) |
 藤棚もたくさんあります(イメージ) |
上海の公園名物・中高年の趣味の集いもそこここで見かけます。
 ダンス |
 こちらもダンス |
 トランプ |
 立ち話 |
 囲碁 |
 楽器と歌 |
 独自の体操 |
 器具を使った独自の体操 |
 柔軟 |
一角には釣り堀も。周囲には地元のおじさんコミュニティができています。
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釣り堀です |

外観は地味ですが、中は盛りだくさんです
<子ども連れならこちらへ>「和平公園」の特徴は、遊具コーナーが多いこと! ミニ遊園地「快楽城」には、ジェットコースター、メリーゴーランドなど、レトロながら本格派の遊具が揃っています(この日は平日だったので、やや閑散としていますが……)。乗り物は各窓口で支払って乗るシステム。1回10元〜。

子どもたちを恐怖の底に突き落とすというホラーハウス
入り口で係員のおじさんが横笛を吹いているホラーハウス(おじさん、カメラを向けたらさっと隠れてしまいました)。横笛のおじさんいわく、ものすごく怖いアトラクションだそうです。1回10元。
ほか、室内型遊具スペース「七彩虹動漫楽園」やハトと遊べるコーナーも。日によって射的やレトロなおもちゃの屋台が出ていることもあります。孫と祖父母の組み合わせで遊びに来ている人がたくさんいました。
 室内遊具スペース |
 ハト広場。中国でもハトは「和平」の象徴 |
「生態動物島」で動物と遊ぼう!

「和平公園」のメイン施設へ! 園内の池に浮かぶ島が動物園になっています。入り口はこちら。左手にチケット売場があります(一般10元、6〜18歳と60歳以上5元、6歳以下または身長130cm以下の子ども無料)。開園時間は9:00〜16:00(土日〜16:30)です。
※2020年末に動物園部分がすべて閉鎖されました。主要動物は「上海動物園」にて引き続き飼育されています。以下、閉鎖前の情報となりますのでご注意ください(2021年4月追記)。
 入り口です。左にチケット売場 |
 チケットです |
名前のとおり、動物園は池のなかの島にあります。島周辺には自然の湿地を模して浄化作用のある水生植物が植えられ、動物の排泄物は清掃後に専用の管で排出されるなど、島内を衛生的に保つ工夫がなされているそう。動物との距離がほかの動物園より近いのも魅力です。
 水辺沿いに順路があります |
 動物が近い! |

ライオンがいるのにびっくり
こんな動物たちがいました。
 ヒョウ |
 子ライオン |

平日でも親子連れ、祖父母と孫連れがいっぱい
ほか、サル、クジャク、キツネ、ウサギ、ワオキツネザル、リスザル、オウム、ワニガメなどがいます。
園内に集う人々、動物島の様子を動画でどうぞ

いかがでしたか? あまり知られていないのに見どころ盛りだくさんの「和平公園」は、市内でもナビのお気に入りの場所の一つです。お勧めの時期は春か秋の気候のいいシーズン。親子連れならぜひレジャーシートや軽食持参でお出かけを。一日たっぷり遊ぶことができますよ。
以上、上海ナビがお伝えしました。