南京西路エリアのカジュアルなグルメスポット。石庫門住宅をリノベーションした敷地内を歩いてみよう。

こんにちは、上海ナビです。
オープンする気配やオープンの情報をキャッチしても、行ってみると「まだまだこれから」な感じの新スポットが多い上海。今回ご紹介する「豊盛里」も、ナビは2017年の1月ごろから気にかけてきた場所なのですが、2018年初夏現在、やっと「エリア」として紹介できそうな感じに完成されてきました。上海に詳しい方になら「ハードロックカフェがある場所」と紹介した方が早いかも? 早速出かけてみることにしましょう。
「豊盛里」へ行こう!

駅を出たところが敷地内
「豊盛里」があるのは地下鉄2、12、13号線「南京西路」駅(12号線乗り場寄り)。敷地内にある13号出口、14号出口が最寄りです。ただし、2、13号線で行く場合は一度地上に出る必要があります(2018年現在)。その場合は、各路線出口に貼られた「12号線」の矢印表示の方向へ。その通りに進めば必ず着くので迷いません。
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敷地内に13、14号の二つの出口があります |

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「豊盛里」とは?2017年にオープンしたリノベーションスポットです。戦前に作られた「石庫門」という様式の住宅地をリノベーションしたエリアで、「豊盛里」という名前は住宅だった当時のエリア名。開発が始まったのは2014年で、当時デベロッパーが約11,000平米のこの敷地を10億元(約171億円)で購入したことが話題になりました(上海でいちばん高い土地だったそう)。敷地内には9棟の建物があり、それぞれにテナントが入っています。

東側の茂名北路。現在は一般の車道です
以前、「ハードロックカフェ」を取材したときに担当の方に聞いたのですが、将来的にはエリアが面している茂名北路が歩行街になり、東側の「張園」や「呉江路」と一体型の散策スポットになるかもしれないのだそう。そんな計画があることを考えつつ、周辺もぜひ散策してみてください。
 グルメ街「呉江路」と、 |
 文化財住宅が集まる「張園」に隣接 |
注目レストランがいっぱい!

レストランバー「ICHA CHATEAU」
それでは早速敷地内を見ていきましょう。「新天地」と比べられることが多い「豊盛里」ですが、ナビの印象では「新天地」よりもカジュアル。あと、建物のなかや路地に看板だけ出しているような、見落としそうなお店もちらほら。こんなお店が見つかりました。
 カフェ「S.ENGINE」 |
 レストランバー「with selection」 |
 ベーカリー「FASCINO」 |
 お馴染み「TACOBELL」 |
 シュウマイ専門店「景容堂」 |
 ウイグル料理「Xibo」 |
 火鍋「無老鍋」 |
 ファストフード「White Castle」 |
 地中海料理「CHELAE」 |
 ライブハウス「EZ5」 |
 フレンチ「Heat」 |
 タパスパー「Miss Mustache」 |

現在上海店はここの一店舗だけ
旅行者の皆さんが気軽に利用できるお店の代表格はやっぱり「ハードロックカフェ」。グッズも気になりますよね。

ガチョウ、目立ちます
ビール好きへのお勧めは、シカゴ発の「グースアイランド」。「12号線」などの名前がついた、ここだけのオリジナル自家醸造ビールもあるんですよ。

ヘルシーな中華スープのお店
上海人女子に人気なのは、伝統的なスープとご飯の定食が大人気の「一炖」。ナビも通りがかるたびにランチで利用してしまいます。

「Briant」
ほか、在住者目線でのナビの個人的なお勧めは京都発の石窯焼きベーカリー「Briant」(塩パンがおいしい!)と、お米を選べる食堂「嗑米」(日本産米は、日本料理店でもあまり食べられないです)。今回は紹介しきれなかったお店や内装工事中だった場所も多いので、ナビは今後も「豊盛里」までちょくちょく発掘に来ようと思っています。
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日本産米を選べるレアなお店も |

いかがでしたか? 気になるお店は見つかったでしょうか。ご紹介したように、このエリアは今後もどんどん変わりそうです。主要観光地への移動の路線などからやや外れていて、予約率の高いホテルも少ないため、意外に旅行者の皆さんはあまり来ない南京西路エリア。でも、今がいちばん発見のあるエリアかもしれません。ぜひ気ままに散策してみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。