子連れで楽しめる施設がいっぱい! 建築デザインも鑑賞したいシンガポール発の大型モール。

こんにちは、上海ナビです。
郊外型大型モールが激増中の上海で、2017年現在最も注目されているのが今日ご紹介する「VIVO CITY(怡丰城)」です。東南アジアに詳しい方なら名前を聞いてピンと来るはず。そう、シンガポールやホーチミンで人気を得ているあの大型モールの上海初進出店舗なんです。総面積はなんと12万平米という広さ。地元の口コミによると、特に子供連れにお勧めなのだそう。どんなモールなのか、早速出かけてみることにしました!
「VIVO CITY」へ行こう!
「VIVO CITY」があるのは上海市南西の閔行区。ベッドタウン、開発区、工業街などがある郊外エリアです。最寄駅は地下鉄12号線「七莘路」駅。駅に直結しているので便利です。
 「七莘路」駅2号出口を出てすぐ右に建物が見えます |
 2号出口付近に地下売り場への入り口も |

東南アジアではおなじみのロゴ?
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「VIVO CITY」とは?シンガポール資本の大型モールの上海店です。本家シンガポールの「VIVO CITY」は、日本人建築家・伊東豊雄が手がけた建物がとても有名ですよね。上海の「VIVO CITY」は、アメリカの建築デザイン事務所アエダスが手がけています。しかもなんと、インターナショナル・プロパティー・アワード(2015—2016)にて優秀建築大賞を受賞。建築デザイン鑑賞や散策も楽しめるショッピングモールなんです。

周辺には入居者募集中のオフィスビルが林立
「VIVO CITY」がある七莘路エリアは、ガイドブックには載っていませんし、旅行者は滅多に行かないエリアです。でも、目下開発真っ只中の勢いのあるエリアなんですよ。周辺にはドイツ系、シンガポール系、アメリカ系などの在住外国人向けの学校や幼稚園、バイリンガル教育を行う学校などが計12校もあるそうで、意外に外国人が多いエリアなんです。「VIVO CITY」の周辺もビルやマンションがどんどん建設中でした。今後は閔行区の中心的都市になるのかも?
それではどんなモールなのか、館内を歩いてみましょう。
楕円形の大型モール内を散策♪

「VIVO CITY」は、楕円形の5階建てのモールです。テナントは円形に並んでいて、各フロアの通路はぐるっと一周できるようにつながっています。地下1階から5階まで、ナビが気になったお勧め店をまとめてみました。
※2017年7月現在のお勧め店を掲載しています。
 1階インフォメーション |
 吹き抜けを囲む楕円のコンコース |
<ショップ編>
まずはおもなショップから。市中心のモールよりもカジュアルで、ローカルなお店が揃っています。
 アップルではなく「mi」や、 |
 「DELL」が入っているのがポイント |
 H&M |
 ユニクロがまもなくオープン |
 日系は他にJiNZ |
 シンガポール資本のお店多数 |
お勧めは地下スーパー「G-Super」。輸入食品が充実していて、イートインコーナーもあります。
 このスーパー、市街地にはないかも |
 輸入商品が豊富 |
 店内で食事できます |

食事時は大行列ができます
<レストラン編>「VIVO CITY」は、地下と各階にレストランがあります。ナビは土曜日の昼間に訪れたのですが、どのお店も大行列ができていました。日本のチェーン店も見つかります。
 おなじみ「小楊生煎」 |
 エッグタルトの「リリアンベーカリー」 |
 「丸亀製麺」 |
 広東料理「閲江軒」 |
 蒸し火鍋「魚螺満筐」 |
 雲南料理「雲南彩泥」 |
 パイナップルバターパンの専門店 |
 和食「鮨谷」 |
 「まいどおおきに食堂」 |

子連れで行ける新疆料理店
ナビのお勧めは、昨今の新疆料理店のファミレス化をぜひ体験していただきたい「火疆飯店」。入り口のラクダが目印です。

フロアにミニ四駆のコーナーがあったり
<その他の施設編>全てのフロアに子供が喜ぶ施設、アクティビティを充実させている「VIVO CITY」。こんな店舗も入っています。
※上海初進出となるシネコン「CINEMA CITY」は2017年7月現在まだ工事中でした。
 プレイランド「卡通尼楽園」 |
 UFOキャッチャーコーナー |
 子供向けの陶芸、絵画教室なども |

イオンファンタジーのテーマパーク
ナビの注目は、上海初進出となるイオンのテーマプレイグランド「ファンペッカ」。フィンランドの文化をベースにした、ものづくりやお仕事体験を楽しめる屋内テーマパークです。北欧デザインの内装がとにかくかわいい! 2018年には日本にも同様の施設が進出するそうです。
屋上&オフィスエリアを歩こう!

広大な屋上イベントスペース
「VIVO CITY」のもう一つの魅力は屋外施設。なかでも屋上は、芝生広場で野外映画会や音楽会が開催されたりと、メイン施設の一つになっています。水で遊べるスペースや遊具ゾーンも。日本の屋上遊園地のイメージとは真逆の、ポップでかわいくて思い切り楽しめる遊具が設置されています(入場無料)。
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無料の遊び場。地面がトランポリンになっている場所も |
 砂場 |
 上海郊外の風景を眺めるもよし |
 屋外映画会も開催 |

オフィス棟側に行ってみよう
楕円形の「VIVO CITY」の隣には、オフィスビルが林立するエリアがあります。モールとこのエリアは連絡通路でつながっています。「メイプルツリー」と書かれたオフィスエリアにも今後お店がオープンするのかも? 連絡通路の屋根が花壇のようになっていたり、緑をふんだんに使った連結エリアは、シンガポール資本ならではのデザインという気がします。
 モールと連絡通路でつながっています |
 屋上から連絡通路を見るとこんな感じ |
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ユニークなデザインのコンコースを散策できます |

いかがでしたか? もしかしたら「VIVO CITY」は、旅行者の皆さん向けというよりも最新の開発区を視察したい方、中国の郊外モールの事情を知りたい方、建築デザインに興味がある方向けのスポットかもですね。でも、上海郊外にもこんなスポットが続々登場しているということをぜひ現地で見てみてください。観光地だけではわからない、上海のいまを知ることができるかもしれません。
以上、上海ナビがお伝えしました。