華やかなプラナカン様式の建築物が今も多く残る地区。15世紀末からマレーシアやシンガポールにやってきた中国人移民たちは、現地の女性と結婚して、中国の文化とヨーロッパの文化をミックスさせた独自の生活スタイルを築きました。彼らの建築物は一階が店舗、二階が住居になっており、「ショップハウス」と呼ばれて今も親しまれています。その最大の特徴は、明るいパステルカラー。この近辺に残る優しい色のプラナカン建築には、花やつる草模様のレリーフが施され、ひとつひとつが宝石のような美しさです。レースのような軒下飾りなど、細かく観察していると時間が経つのを忘れるほど。ゆっくり散策しながら、繊細なプラナカンの魂に触れてみてください。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2010-07-08