チャイナタウン近くの、プラナカン様式の建築物が今も多く残るエリア。15世紀後半からマレーシアやシンガポールにやってきた中国人移民たちは、現地の女性と結婚して「プラナカン」と呼ばれるようになりました。中国やマレーの文化とヨーロッパの文化をミックスさせ、独自のライフスタイルを作り上げた彼らは、建築にもそのセンスを発揮。明るいパステルカラーと繊細な装飾で彩られた建築物は、「ショップハウス」と呼ばれて今も親しまれています。このエリアには裕福なプラナカンが多く住んでいたため、ひときわ見事な装飾の建物がいっぱい。壁のレリーフや玄関のタイルのひとつひとつを見ているだけで、往時のプラナカンたちの華やかな暮らしぶりが目に浮かびます。
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スポット登録日:2010-07-15