ワインバーでこだわりの台湾伝統麺をツルリ!また食べたくなる驚きの好相性です
「台北市大安區延吉街131巷9號」へ引っ越しました。
以下の内容は引越し前のものです。

こんにちは、台北ナビです。
台湾カルチャーの発信地・松山文創園区を核に、おしゃれなカフェやユニークなショップが点在する信義区北西部エリア。本日はその一角にあるワインバー「Pan House 葡萄酒小酒館」にやってきました。
ワインの輸入卸業をしているオーナーが営んでいて、常時100種類以上のボトルをラインナップ。それに台湾の伝統麺料理をペアリングするという、なんとも乙なお店です。それでは、さっそく行ってみましょう!
ぶらり散歩が楽しいエリア!市政府駅から徒歩5分です

お店があるのは、台北101のある信義区の北西部。
この界隈、松山文創園区を中心にだんだん面白くなってきているエリアで、周辺には香水のDIYやアンティークカメラなどのユニークなお店がポツリポツリと並びます。
国父紀念館や信義区のショッピングエリアからもすぐなので、観光や街散策の帰りに一息したい時にもちょうどいい立地です。
 マニアックなアンティークカメラ屋さん |
 これは何屋さんかなとのぞいてみると… |
 カラフルな傘がずらり! |
 香水のDIYショップ。面白そう〜! |
 最寄駅はMRT「市政府」駅。出口1から徒歩5分 |
 忠孝東路まっすぐ進んでこの小道を入るとすぐ |
ほっとくつろげるカフェのようなバー


台北にもワインの飲めるバーやレストランはたくさんあるのですが、大半が高級感たっぷりでお酒大好きなナビでもやや近寄りがたく遠い存在であったりもします。そんなこともあって、なんだか敷居が高そうだな…とやや緊張しながら訪れた今回の取材。
地図を頼りにたどり着いたそこには、ずっと昔からそこにあったように、しっくりと街に馴染んでいるレンガ造りのお店がありました。落ち着いた温かみのある雰囲気で、扉を開けるとフレンドリーなオーナーとスタッフが出迎えてくれて、ワインバーにグンと親近感が湧いたナビです。

Peter Panオーナー
オーナーのPeter Panさんはワインの輸入、レストランやホテルへの卸業を10年ほどしていて、ワイン講座も開くその道のプロフェッショナル。「台湾ではワイン=週末もしくは夜にがっつり飲むという習慣が圧倒的」な中、「ワインをもっと身近に感じてほしい」と4年前にこのお店をオープンしたそうです。
気取らないカジュアルな店内はまるで馴染みのカフェにきたような居心地の良さで、ここには忙しく過ぎていく日常の中でほっとする時間が流れています。毎日14時からの営業で、まさにカフェのように日常にそっと寄り添うワインバーです。
 店内で開けるボトルは1本800〜3000元程度の価格帯で、1000元前後のお手軽なワインも多数 |
 卸もしているので他店よりお安め。販売のみだとさらにお安くなるそう♪ |
台湾ならではの食材を使ったこだわりの伝統麺×ワイン

ワインを身近に感じてほしいと、Panオーナーが考案したのがワイン×台湾の伝統麺という新スタイル。ハムやチーズを出すワインバーは多数ありますが、“ワイン=高級品”が主流の台湾においてこの組み合わせはかなりレア!台湾の麺を食べながら飲むワイン、なかなか面白そうです。
酒漬嫩鶏麻醬麵(180元)
白ワインと合わせていただきたいのが、紹興酒漬けチキンの麻醬麵。台湾版チーズとも言える豆腐乳を加えた自家製ゴマだれに、紹興酒で味付けした鶏胸肉と半熟卵をトッピングしています。
チキンはフランス料理の手法である「Sous Vide(低温調理法)」を用い、50〜60度の低温でじっくりと時間をかけて火を通しているので、胸肉とは思えないしっとりさと柔らかさ。太めの寬拌麺はモチモチ食感で、濃厚なごまタレがよく絡んでいます。これにさっぱりとしたシャルドネを合わせると、その美味しさが倍増〜!
黃金鹹蛋麵(180元)
宜蘭の特産品である鴨賞(鴨肉の燻製)と鹹鴨蛋(アヒルの塩漬け卵)を使った麺。台湾には実にたくさんの麺料理がありますが、これは見たこともない創作麺です。
塩気の強い卵に、ベーコンのようなスモーキーさが特徴の鴨賞とマッシュルームをトッピング。それにかぼちゃを加えことで、鮮やかな黄色味を作り出し、塩加減を調整しています。
どんな味なのが全く想像もつかないまま麺を啜ってみると、まるで台湾オリジナルのカルボナーラのよう!かぼちゃによって塩漬け卵のしょっぱさがまろやかになっていて、斬新な組み合わせなのにしっくりとくる味わいです。クリーミーなオリジナリティ溢れる麺はシャルドネとご一緒に。
剝皮辣椒炸醬麵(180元)
オーナーが台北市内のジャージャー麺を食べ歩き、考案したのがこちら。なので、その辺のジャージャー麺とはちょっと違う自信作です。
ちまたでよく売られているのはこってり美味しいけれど、食べた後、底にかなりの油が残るというややヘビーなジャージャー麺。こちらの麺はそこを改良し、油控えめに仕上げています。具はひき肉に豆干を合わせるのが一般的ですが、豆干を百頁豆腐に変えているので具にタレがしっかりと染み込み、旨味をしっかりキープしているのがポイント。台湾の特産品である剝皮辣椒(唐辛子の漬物)もいいアクセントになっていて、さっぱりだけど満足感たっぷりの麺です。ワインは赤ワインのカベルネで!
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これらの麺とグラスワインの嬉しい大人セットもあります。麺1種類と、赤か白のグラスワイン1杯が選べて399元 |
ほんわか“幸せ気分”をもらえる手作りデザート

麺のほか、ラザニアやサラダ、チーズ・ソーセージの盛り合わせといった軽食や、手作りのデザートがいただけます。ワイン好きの心をくすぐるメニューから、オススメのデザートをご紹介。
手作りスコーンの赤ワインリンゴジャム添え
アールグレイ、ラム&レーズンのスコーン。バターたっぷりで、しっとりリッチな味わいです。これに添えたいのが、赤ワインで煮込んだリンゴジャム。赤ワインの深い味わいと、新鮮なリンゴのサクサクとした食感が楽しめます。スコーンはテイクアウトもでき、可愛くラッピングしてもらえますよ。
 手作司康(3個で160元)、紅酒脆蘋果醬(50元) |
 テイクアウトはお土産風にラッピング |
ブラウニーのアイスクリーム添え
しっとり系が多い中、あえてドライに仕上げたというブラウニー。ドライだけどパサついてなく、クッキーのようでもマフィンのようでもあります。ブラウニーのお供として定番のアイスクリームと一緒に頬張ればお腹も心も満たされる♪
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布朗尼(120元)、經典冰淇淋(120元) |

經典冰淇淋(120元)、西班牙雪莉酒(99元)
アイスクリームのシェリー酒添え
食後酒としてよく飲まれるという、スペイン南部のシェリー酒をデザートとしていただくのがこちら。アルコール度15%のそれはラムレーズンのように香り深く、アイスに垂らすとカルアミルクのようです。うまうまで、アルコール入りということをすっかり忘れてペロリ完食〜。
イベントも盛り沢山!また寄りたくなるバーです

「寿司スパークリング」というお酒に合わせてお寿司を食べるパーティも開催したそう!
こちらでは、月に1、2回の頻度でワイン絡みのイベントを開催しています。スペイン人シェフを招いてのパエリア&ワインパーティや、ワインを飲みながらのゲーム大会などで、外国人も気軽に参加できるイベントばかり。HPにイベント情報が掲載されるのでぜひチェックしてみてくださいね。
いい感じに肩の力が抜けていて、ふらりと立ち寄るのにもぴったりな「Pan House 葡萄酒小酒館」。旅の間に立ち寄って、ワイン×台湾の伝統麺をぜひ楽しんでみてくださいね。
以上、台北ナビでした。
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写真提供:Pan House |
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