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岡山羊肉爐

台北市 > MRT南京復興駅

「The☆台湾」な食事処をお探しの方に!台北で南部の優しい味と雰囲気が味わえます。

こんにちは、台北ナビレポーターのシャオめぐです。羊肉爈(ヤンロウルー)とは字面の通り羊鍋のこと。その「羊鍋を食べよう!」とナビ一行が向かったのは、「岡山羊肉爈」♪この羊鍋、台湾では人気の鍋のひとつですが、ナビ自身は食べたことがないことに気付いたのです…

ローカルな雰囲気にワクワク♪

ナビプラザからタクシーに乗ること10分足らず。タクシーのドアが開くと、なんと羊の香りが漂ってくるではありませんか!17:00頃早めに訪れてしまったため、あいにく他のお客さんはいらっしゃらなかったのですが、羊の香り。なんともびっくりしました。ナビの第一印象は、「こんな近くにこういうとこあったんだー!」。だって、ナビも台湾に住むことかれこれ1年半。今でこそ都会な台北に慣れてしまいましたが、台湾かじりかけのころは、こういうお店こそが「台湾の店!」だと思っていたんです。店の前の屋外に並べられたテーブル。オープンエアっていうか路上!?いかにもローカルな感じ。ナビがいちばんにタクシーを降りると、すぐにその外の席に座っていた女性が笑顔で「ナビさんですよね!」って声をかけてくれました。この方がオーナーの奥様、池田奈緒美さん。そう、奥さまは日本人だったのです。

さっそくオーダー!

オーダーの流れはごくごく簡単です。お店の右側が厨房になっているのですが、そこにオーダー表があります。勝手に座って、自分でそのオーダー表を取りに行っちゃっても全然構いませんよ。そして、ほしい分だけ記入。オーダー表左上の羊肉爈というのが、もうご存知の通り羊鍋のこと。ここに「2人分」て書いてありますが、ナビ一行総勢6人で、材料を追加注文したりそのほかのものを頼んだりで充分でした。これには、もともとキャベツと、“茼蒿”という台湾春菊、“凍豆腐”という高野豆腐みたいなものが付いていますので、これにプラスでお肉を選びましょう♪“生羊肉片”というのが、薄切り肉なのでやっぱりいちばん食べやすいそう。“羊大骨”というのが骨付き肉です。この“羊大骨”、ほかにも驚くべき楽しみ方が…。ちなみに、“生羊肚”は胃、“生羊雜”はモツのことです。お好みでどうぞ!

「やっぱりビール★」といきたい時は、自らお店奥のショーケースから取ってくることになってます。1瓶70元から。ちなみに栓抜きやコップもご自分でどうぞ。また、日本でいうならバドガール?=“ビール小姐”が毎週火・金曜日に登場するそうです。それ以外は、お客さんが自分ちみたいに勝手にウロウロ動いてても誰も何も言いませんから、ご遠慮なく!ドリンクも同様です。

ちなみに…

オーナー夫人、池田さん

オーナー夫人、池田さん

こちらの店名の「岡山羊肉爈」。この岡山というのは、日本の岡山とも岡山さんとも関係ありません。台湾南部の町名で、高雄近くに岡山というところがあります。ここは、羊肉が名産、さらにオーナーの黄さんは岡山のご出身でした。また、黒ヤギも有名だということで、こちらで使われている内臓系はヤギのもの。メニューの中に、“帯皮羊肉”というのを見つけたんですが、これはヤギの肉だそうです。これも後ほどいただくことに…羊の肉は詳しくいうとマトン肉を使用。一部オーストラリアのものも使用しているそうです。「ところで、あのー、看板の上に蕃薯(さつまいも)って書いてあるんですが、なんでですか?」とナビスタッフ。すると池田さん「主人のニックネームが蕃薯の発音と似ているから…ロゴみたなものですね」と。そうだったんですね~、なんかカワイイ。
これがそのロゴ入り看板

これがそのロゴ入り看板

こんな大きく「海鮮」とありますが、これは昔の看板。海鮮はありませんのでアシカラズ…

こんな大きく「海鮮」とありますが、これは昔の看板。海鮮はありませんのでアシカラズ…

やってきました~♪

羊肉鍋(600元)

羊肉鍋(600元)

今日の主役「羊肉鍋」!骨付き肉がたっぷり入っています。肉厚でやわらかく、バッチリ血抜きもされているのでクセがありません。凍豆腐は中にいっぱい汁気を含んでいるのでヤケドに注意!この豆腐もここで独自に凍らせているといいます。台湾春菊は驚くほどやわらかく、あまーい★ざっと鍋に落としたら、すぐにひろって食べられます。やっぱり、言われたとおりヤギ肉である“帯皮羊肉”の方が独特のクセがありました。こうやって羊とヤギの肉を食べ比べてみて初めてわかることですね。あまり得意じゃない方は羊にしましょう。また、骨付き肉よりさらに薄切り肉は食べやすい!!しゃぶしゃぶして食べちゃってください。タレは2種類!赤いのが豆板醤系と黄色いのが豆腐よう系。ナビのオススメは断然豆腐ようタレ!オーナーのオリジナルで絶品!濃厚でちょっと臭みがあるような、それでいて甘い…とりあえずみなさんの舌で試してみてください、としかいいようがありません!
見てください!骨付き肉はこんなに肉厚~。

見てください!骨付き肉はこんなに肉厚~。

これが絶品の豆腐ようタレ!右が、素となる豆腐よう。

これが絶品の豆腐ようタレ!右が、素となる豆腐よう。

羊肉の山盛り…

羊肉の山盛り…

しゃぶしゃぶすると、すぐに色が変わります。

しゃぶしゃぶすると、すぐに色が変わります。

なにがおいしいって…いちばんはスープなのかも!?だってゴクゴク飲めちゃうほどなんです。ちょっと漢方みたいな味がして体にいい感じ。かといって、漢方風味がキライなナビでもおいしいと思うので、味の方は保証できます!ダシが効いて、お肉のコクもあります。それもそのはず、この秘伝のスープは365日欠かすことなく火が入れられ、當歸やしょうが、さとうきびなどを独自にブレンドし、12時間も煮込んで作り上げているんです。だから、お味はこんなにマイルドだけど、体があたたかくなったり漢方の効き目を即効感じられるんですねー。
秘伝のスープのもと。

秘伝のスープのもと。

店員さん、スープについて熱弁中…

店員さん、スープについて熱弁中…

こんなに大きいしょうがも入ってるんです。

こんなに大きいしょうがも入ってるんです。


羊大骨(100元)/羊大骨スープ(80元)

これが、ナビにはいちばん衝撃的だったもの!!骨付き肉のそばにストローが付いています…なんで?と思ったら、なんとこの骨を鍋に入れあたためて、骨髄スープをストローで吸うっていうんです。コラーゲンで肌にイイってことで、ナビたちも挑戦!

みんなしてチューチューしたのですが、ナビはあたためが足りないのかスープは吸えず…成功したナビスタッフは、ドロッとした感触はあるものの、味は無味だったとのこと。ナビも再チャレンジしたーい!

これは駐在員の皆様の強い味方!あんかけご飯みたいなもの。日本にはない“沙茶”というタレで味付けされ、スパイシーだけど辛すぎず、お肉も厚切りでボリュームがあります。これにビールで一日の疲れを癒しに毎日のようにやってくる日本人の方も多いとか…リーズナブルだし、その気持ちナビにもわかります!
羊肉フイ(火ヘンに會)飯(80元)

羊肉フイ(火ヘンに會)飯(80元)

となりのお客さんとカンパーイ!

となりのお客さんとカンパーイ!


これはナビがダーイスキな1品。3口で食べきれるかも!?ごま油の香りが薫り高くてコクもあります。シンプルだけど、ぜったい自分では出せないような味!
拼麻油麺線(1人前50元)

拼麻油麺線(1人前50元)

こんなにながーい

こんなにながーい


蔥爆羊肉(小150元/大250元)

蔥爆羊肉(小150元/大250元)

野菜炒めのような感じで、白い御飯が食べたくなります。肉がケチケチすることなく充分に使われているし、ネギやタマネギも甘くて、モリモリいけます!


涼拼羊肚(小150元/大250元)

涼拼羊肚(小150元/大250元)

とってもめずらしいこちら!その正体は、ヤギの胃袋を豆板醤で和えたもの。さっぱりコリコリで食べやすく、鍋でホットになった状態の箸休めにいいかも。ビールのつまみとしてもカンペキ!
食べる

食べる

食べる!

食べる!

そして飲む!!

そして飲む!!

すみませーん、ビールもいただきまぁす!

すみませーん、ビールもいただきまぁす!

どこからともなく豆花が。近くのお店のものなど、その他の持ち込みもOK!

どこからともなく豆花が。近くのお店のものなど、その他の持ち込みもOK!

出会いの場って??

ビールに麺をすすりながら、パソコンをいじるお客さん

ビールに麺をすすりながら、パソコンをいじるお客さん

食事しながら池田さんにいろいろなエピソードをお伺いしました♪ここには、池田さんがいらっしゃるのを知ってか知らずか、たくさんの日本人のお客さんが来店されるとか。近くに複数のホテルが点在する好立地ということもあるでしょう。ウェスティン大来飯店、密都飯店などにお泊りの方は、近いので要チェック。鍋ということで大人数の方が多いかと思いきや、駐在員の方をはじめ、お一人様も大歓迎だといいます。ご飯や麺の食事メニューもあるので、気軽に訪れてみてください。でも、ここでワンポイントアドバイス!“思いっきり日本人をアピールしてください!”とのこと。ここは、フレンドリーかつローカルな空間。日本人とわかれば、台湾人の方がとびっきり親切にしてくれるかも。お店の人も同じですよー!さらに、お客さん同士が仲良くなることも多いらしく、日本人女性と台湾人男性でお客さん同士がデートにまで発展した方もいるとか!かくいう、オーナーと池田さんもここで出会われたそう。「お客さんは、まわりはビジネス街なので証券マンや銀行マンの方も多いですよー」と池田さん。ナビたちもその話を聞いただけで、勝手に盛り上がってしまいました(笑)。店内には、トランプがあったりボトルキープがされていたり、常連さんたちのくつろぎの場であることを伺わせます。深夜1時までの営業というのもくつろげる条件ですよね。また、池田さんはフラワーアレンジメントの先生もされているので、店内には日本語メッセージ入りのかわいい飾り物も置いてありましたよ。
池田さんお手製メッセージ。

池田さんお手製メッセージ。

仲の良いオーナー一家。やんちゃな坊やがカワユイ!

仲の良いオーナー一家。やんちゃな坊やがカワユイ!

店員さんもフレンドリー

店員さんもフレンドリー

ナビ一行は食べるのに必死…

ナビ一行は食べるのに必死…

このおいしさと楽しさ伝わりましたでしょうか。ぜひ、旅行で訪れたみなさんにはこのローカルな雰囲気を思い出として、在住の方には日常の一部として、訪れていただきたい場所!そして、ナビにとっては羊肉爈のおいしさに魅了された一夜となりました~…
以上、台北ナビ、シャオめぐがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-04-01