高雄港のほとり。YHに加盟しているリーズナブルなお宿です。レンタサイクルも無料!
こんにちは、高雄ナビです!っていうか、台北ナビの「新幹線出張編」なのですが、遠征取材で、高雄のホテルをリサーチしていく中で、こんな宿もいいんじゃないか、というのをセレクトしてレポートしておりますです。
さて、今回紹介するのは、外見フツーのホテルなのですが、オーナーいわく「ウチはユースホステルだ」と豪語する歴史も古い宿。ユースといえば、学生でも気軽に利用できる、リーズナブルな宿泊施設のはず。「しかも、台湾でいちばん豪華なユースや」というのもちょっと気にかかりました。「一晩泊めちゃるからとにかく来てみなはれ」とのお誘いに、一晩やっかいになることに。
 ▲ いってみたらと、ホント
にユースだったんです! |
 ▲ こちら、オーナーの周文彬さん。
信用が一番の宝。 |
意外と歴史あるエリアにあります
台鉄「高雄」駅を起点とすると、文賓さんは南西側に位置しています。もう目と鼻の先は港。タクシーに乗ると、愛河を渡ったちょっと奥まったところ、という感じです。ここは塩土呈区といって、近くにはMRTの駅もあります。
で、このエリアは今は静かな街ですが、かつて日本統治時代はあらゆる物資の積出港として栄えた「高雄の原点」ともいうべき場所。レンタサイクルであちこち散歩すれば、のどかな風景に出会えるはずです!
 |
 |
▲ 日本語のできるスタッフもいます。 |
 ▲ 優良ホテルとして高雄市から表彰されていました |
 ▲ フロントの横にミーティングフロア |
 ▲ 無料でネットのできるパソコン2台 |
調度品に存在感があります
文賓は、周さんの話によれば、高雄では古いホテルのひとつだそうです。歴史をさかのぼれば、40年ほど前、まだ米軍の人たちが多く駐留してきたころからあるのだそうです。港の近くということもあり、人気のあるホテルだったそうですが、新しい商業の中心が東側に移り、港のあるこのエリアはやや没落ぎみ。街は静まっていますが、ナビ的には、そんなノスタルジックな場所に反対に魅力を感じてしまった次第です。
ホテルは定期的に改装もしていますが、室内にある存在感のある木の家具や椅子は、修理しながら創業時代から大事に使っているものだそうです。この物持ちのよさは感心しました。
 ▲ 日本人には優先してバスタブつきの
部屋に案内するそうです。 |
 ▲ 木目調のテーブルとソファが
高級感を高めています。 |
 ▲ ポット、無料ミネラルウォーターつき。
給水機は使えません。 |
 ▲ スリッパは備え付けと使い捨てが
2種類置いてあります。 |
 |
 |
▲ 白が基調のアメニティーも整然と並んでいます |
客室情報
◆ Standard Single
洋風のスタンダード。優しい照明、フカフカのベッド。ベッドカバーもとても清潔でした。
◆ Deluxe Single調度品はどことなく上品で、ホテルの外観以上に、客室内はステキな空間だと感じました 。
◆ Standard Twin
シングルの客室と同様、10坪の空間に、シングルベッドが2つ。お手ごろに2人で利用したい方には最適。
◆ Triple
名前はトリプルですが、ベッドはダブルとシングルがひとつずつ。夫婦+お子さんでのご利用をおすすめします。
◆ Deluxe Twin
ダブルベッドが2つで、4人まで追加料金なしで泊まれるツインルームです。ワークデスクや上着かけもあったりして、ビジネスユーズもOK。
付帯施設
◆ カフェ(2F)
朝食用のレストランとなります。オレンジジュース、ミルクと入れたてのコーヒーが飲めます。メインはトーストとお粥。お粥用おかずが5品、目玉焼きやウインナーなどもありました。
 ▲ 屋上がまた気持ちよいです!友人たちとワイワイやりたいとき、こちらで酒盛りでも。 |
 ▲ 屋上には無料の洗濯機、脱水機が用意してあります。ここらへんのサービスは
ユースならでは。 |
周辺情報

で、ナビがすっかり気に入ってしまったのがレンタサイクル。これを使えば、街を我がもの顔で闊歩できます。1日目は真愛埠頭や愛河周辺を走れたし、2日目はちょっと早起きして、対岸の港から85Fのビルあたりまでサイクリング。あまり日差しが強くない季節だったこともあって、気持ちよかったぁ!
それから、ホテルには周辺のおすすめ店のマップがあって、地元の海産店、牛肉麺屋、氷屋さんの紹介などがありました。これもぜひ活用ください。
 |
 |
▲ 港に近いのがこのホテルの魅力のひとつ。 |
 |
 |
▲ 自転車のおかげで爽やかに愛河めぐりを楽しめました!
|