台南に女性のためのプチホテルが登場、買い物や食事にも便利なロケーション!
オーナー変更に伴い、ホテル名も変更しました。以下の内容は一部ルームタイプ等を 変更しましたが、それ以外はオーナー変更前のものです。参考程度にご覧ください。

こんにちは、台北ナビです。
台南へ遊びに行く日本人が増加中。なぜなら…?
それは、台南が歩いて楽しめる街だからです。普段から歩き慣れている人は、有名な観光地である「赤崁楼」や「孔子廟」を基点として、古跡や由緒ある建造物を眺めつつ、台南が発祥といわれる台湾小吃を味わいながら、時にキッチュな雑貨に足を止めたり、隠れ家カフェで休んだり、十分過ぎるほど様々な場所を楽しむことができます。
のどかで優しい南部の街、台南。台南は女子の一人歩きにもピッタリと思っていた矢先に、女性優先のプチホテルが出現したとの耳より情報が。これはもう行って見るしかないですね!
 昼と |
 夜 |

泊まってみたくなりませんか?
ここにあったか!

公園路を隔てて「大遠百」デパート
さて、住所を見ながら「武廟」にあたりから歩き始めたナビ。忠義路二段158巷から入ると、細い路地をどんどん奥へ。こんなところにホテルがあるのかと思っていたら、大通りの民族路に出てしまいました。あれ?ない。ちょうど店開きをし始めたお姉さんに「佳佳小南天」ってどこですか?と聞くと、店横の路地を入ってとのご指示。幅50cmほどの路地の向こうに白地のおしゃれなホテルが見えました!
大通りに面してないけど、行き方は3通りあります。一番わかりやすいのは「大遠百」デパートがある公遠路の路地から。もう一つは公園路との交差点近くの民族路二段205巷から。この2つは、標識も出ています。そして、ナビのように忠義路二段158巷から入ってしまった場合は、民族路へ抜ける手前の木炭やさんの角を右へどうぞ。
 公園路から |
 民族路から |
 忠義路二段158巷から入ってしまった時は、この前を過ぎると隣がホテル |
小南天の由来

窓枠は、わざと古くなった部分を残しています
350年前、台南には「小南天」と言われる地域があり、ホテルの名前はそこから来ました。
こちらのデザイナーは台南出身の劉國滄氏と蔡佩烜さん。劉氏は海南路の青い建物「藍曬圖」の設計で、広く国内に知られています。昔小南天といわれ栄えたこのエリア、長きにわたり手付かずで放置されたままだったのですが、2011年、お2人によって、まず朽ち果てていたホテルが新しく生まれ変わりました!

どうですか?
古きよきものを大切にする台南人の心意気は端々に見られ、フロント後方の階段仕切りの窓にご注目。日本人にも懐かしい窓枠がおしゃれな形となって再現されています。
ロビーからご紹介

ガラスの向こうに、フロントとロビーの情景が伺えました。
暖色のかわいい家具は、「有情門」ブランド。心がほっこり、座り心地や使い勝手も抜群の台湾が世界に誇る家具メーカーのものです。ランプや鳥かごなどもインテリアの中に溶け込み、とっても落ち着く空間がここにはありました。

ロビ-奥には、部屋が2つあり、こちらは1FとB1Fがロフト式で、B1Fには採光窓も確保されています。
右には、TVやPCがあり自由に使えます。
左側にはコーヒーやお茶を楽しみながら、雑誌を読んだり、おしゃべりしたりのくつろぎの空間が。宿泊者は冷蔵庫内のミネラルウォーターはフリー。自動販売機でスナックや飲み物が買えます。が、ビールはありません。電子レンジや飲水機、コーヒーメーカーも完備。コーヒーカプセルは自動販売機で購入できます。
チェックイン

アメニティはフロントからどうぞ
女子旅を応援する「小南天」は、親切なサービスが評判。わからないことは、何でもフロントに聞いてくださいね。ナビはおすすめの朝ごはんの店を教えてもらいましたよ。
設備や滞在空間は女性前提で準備されているので、全体的な雰囲気はやわらかムード。男性の一人旅や2人旅はご遠慮し、あくまで女性優先なのです。でもカップルはOKなので、ぜひ泊まってみたいという男性は彼女を誘って一緒にどうぞ~。
チェックインの際に、女性には3点セットサービスがあります。これは、お持ち帰りはできません。お風呂に入る時に肩や背中をマッサージしたり、ふくらはぎの疲れをとったりするグッズ、ヘアカーラーなどなど。
★お部屋のアメニティですが、エコのため、くし、コットン、綿棒、デンタルクロス、シャワーキャップ、髪ゴムなどは、フロントの箱の中から自分で必要なものを取るようになっています。歯ブラシと歯磨きは、「西市場」と同じで持参してくださいね。
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何にあたるかは、白い袋を開けてからのお楽しみ |
女性のハートをくすぐる仕掛けの数々

こちらは、ハイビスカスの部屋

こんな感じになります、いかが?
客室は、7種の花(菊、牡丹、水仙、芙蓉、桜、ハイビスカス、百合)がモチーフとなり、各部屋の窓際の壁にも手書きで、お部屋の花が描かれています。また、全室バスタブがあるのもうれしいですね。歩き疲れた体をゆっくりと休めることができるし、SとMのタイプの部屋は、事前に申し出れば(250元)、バスタブにバラの花びらを散らしてくれます。これでリゾート気分も上々。
バスタブは大きくありませんが、深さがあるので、女性一人がすっぽりとおさまります。男性は…どうでしょう?小柄な方なら大丈夫かも。
シャワーは、アンティーク仕立てで持ちやすく、バスタブ上に小さな棚があるのも気が利いていますね。
また、バスタブ内でシャワーの時、外が濡れないようにカーテンをバスタブ内に入れるのがナビもキライだったのですが、「小南天」では、バスタブから30cmほど離れたところにカーテンを設置しているため、カーテンも濡れず、カーテンの向こう側も濡れないという賢い造りになっています。
アメニティは、フランスの「DAMANA」。シャンプーとボディソープで、リンスはありません。

洗面台には、手づくり石鹸。持って帰れるように小さなビニール袋があります。
また、鏡は拡大ミラーと細い姿見。

テーブルの上に目をやると、花をあしらった封筒と便箋、マグカップが2つ。電話のコードは、見た目が美しくないので、花柄の布でアクセントがつけられています。ティーバッグは、袋もきれいなオーガニックのラズベリーティーとヘルシーティー。冷蔵庫には、ミネラルウォーターが2本。
クローゼットはオープンで、クリップ付きハンガーが5~6個。スリッパもあります。
ベッドはほとんどの部屋が自分で敷く形式になっています。部屋ごとに違うデザインのクッションは、各部屋にアクセントを与えています。
 クチャクチャとしたコードが見えないアイデア |
 冷蔵庫も各部屋にあり |
では、お部屋へ参りましょう!
全部28室なので、ホテルは大きくはありませんが、6Fまであります。
小資簡約 3.5坪 12室
一番小さな部屋ですが、2人まで宿泊可。使い勝手はいいですね。
狭さも感じないし、落ち着きます。
小滿舒心 4.5坪 10室
こちらも十分な広さがあります。覓境樓中樓のロフト部屋は広いですが、階段を上ったり降りたりが不便だと思う方は、ワンフロアで用が足せる小滿舒心がおすすめ。
 洗面台からバスタブが見えます |
 上方に小さな棚 |
 浴室とトイレには仕切り |
覓境樓中樓 3.5坪ロフト 6室
ナビはこちらに泊まってみました。寝室は2F。急な階段は、昔の台南の商人の家を表現しています。屋根裏の倉庫に上がっていくみたいで、なかなか面白いです。幅10cmほどの急な階段は、体を横にして上り、後ろ向きで降りるのが安全。でも本当に急なので、お子様連れの方には、このお部屋はすすめていませんとのことでした。冷房はL部屋はロフトなので上下で2つ。2Fにはテーブルチェアもあり、天窓からの光がいい感じ。ベッドは快適で、ぐっすり眠れました。
 ロフト2F |
 2Fへ上がる階段、壁にはハイビスカス |
 2Fから下を見ると… |
 階段下にはチェア |
 洋服はこちらへ |
 バスルーム、シャワーカーテンは距離が離れているから、トイレのタイルも濡れない |
ジムはこちらへ
開放時間:6:00~22:00
ホテルの一番高い場所に、自転車などの器材が2台あります。健全な心に丈夫な体、そして、プラス美食は、健康な生活につながるということをモットーに、狭い空間でも体を動かすところをと設けられました。眺めは最高!眼下には、小南天の歴史を背負った老樹が見え、台南の街もきれいに見渡せます。
ヨガルーム
開放時間:6:00~22:00
DVDを見ながら、自分でヨガができるのがいいですね。マットなどヨガ部品は揃っています。
気晴らしにミットをつけて、キックフィットはいかが?
クリーニングルーム
屋上には、洗濯機と乾燥機、洗剤も準備されていました。洗濯が終わるまで、テラスの椅子に座ってのんびりできます。

ホテルの周辺には、おしゃれなカフェや台南ならではのグルメの店、布バッグやユニークなショップがたくさんあります。歩いて回れる周辺の情報は、また後に続く「エリアを歩く」記事をお楽しみに~。
以上、台北ナビでした。