中華建築のラグジュアリーホテルで極上の時間を過ごしました!1泊2食付きなのも嬉しい♪

こんにちは、台北ナビです。
聯合報の創始者「王惕吾」氏の隠居場所として、台湾建築の父「漢寶德」氏がデザインして作り上げた「南園」。台湾の方々も一度は訪れてみたい、できれば泊まりたい!というほど素晴らしい建築なのです。
中国語での予約はちょっとハードルが高い…、台北ナビで予約できたらいいのに…という声を受け、台北ナビでも予約を始めることにしました。今回ナビは、こちらに宿泊体験してきましたので、至れり尽くせりの1泊2日滞在の様子を詳しくレポートしたいと思います。
高鉄に乗車し一路「新竹」駅へ
海外での宿泊で気になるのは交通アクセス。「The One南園人文客棧」は新竹県新埔鎮の山奥にあり、アクセスは決して便利とは言えません。しかし、宿泊客の方には無料で定時の送迎サービスがあります。高鉄「新竹」駅までお迎えが来てくれ、本当にこの先に庭園があるのか?というような道を約30分進むと「The One南園人文客棧」に到着します!
 新竹駅に到着! |
 改札を出て切符売り場のある方向へ |
 出口2の外に… |
 The OneのTシャツを着たスタッフがお出迎え! |
 ピカピカの車ですよ~ |
 ミネラルウォーターと園内マップが用意されています |
竹林を抜けると…

ここに入った瞬間、あぁ素敵な時間が過ごせるんだなぁと、テンションがぐ~んと上がりました

宿泊される方は竹やぶを通りレセプションへ。
活気溢れるエネルギッシュな台北とはまた違う、静かで落ち着いた魅力を備えた空間はふっと心を軽くさせてくれるはずです。レセプションでチェックインを済ませ、いざお部屋へと移動します。
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こんなに雰囲気のあるレセプションはなかなかありません! |
 このソファーに座り… |
 おしぼりで汗を拭きます! |
 The Oneのおなじみ竹型コップでウェルカムティーの「東方美人茶」をいただきました。東方美人といえば新竹のお茶として有名ですよね |
 The Oneグッズが |
 展示されています! |
宿泊者だけの空間

同心樓
宿泊施設となる「同心樓」はもともと聯合報の保養所として使用されていたのですが、1部屋が少し手狭だったということで、以前の2部屋を1つにし、広々とした空間を確保しています。そのため、浴室とお部屋がきっちりと分かれており、冷暖房もそれぞれ1つずつついていましたよ。同心樓は1Fのレストラン「拾季廳」以外は宿泊客のみが利用できます。宿泊しなければ味わえない空間なんですよ。
また、お部屋タイプは基本的に1つのみですが、広いベランダとバスタブが大きくなったグレードアップされたお部屋もあります。今回ナビはそのグレードアップ版のお部屋に宿泊!やった~♪
それでは、ナビの宿泊した「209 攬月」を参考にお部屋を見ていきましょう!
 鍵 |
 ウェルカムスイーツは新竹名産の仙草でした~♪ |

小上がりにベッドがあります♪
 ベッドランプ |
 枕 |
 アクセントクッションはThe One! |

リビング
 CDプレイヤー |
 ステンドグラスランプ シェード |
 ベッドルーム用のクーラー |
 ソファーの座り心地抜群! |
 薄型テレビ |
 テーブルのここが気になり… |
 開けてみると意見カードとポストカードがありました |
 整然と並べられています |
 The Oneオリジナルティーポットとカップ。この知竹シリーズはThe Oneを代表するシリーズです! |
 ドリップバッグコーヒー&オリーブティー |
 ミネラルウォーター |
 コルク抜き、栓抜きに使えるソムリエナイフ |
 冷蔵庫の中のものはすべて無料です! |
 節気ビールもプレゼント!何種類かありますが、どれがもらえるかはお楽しみ。ホテル内にて販売もしています |
 北埔で作られた東方美人茶の茶葉を8時間かけて水出ししたもの。ほのかに甘く、喉を潤してくれます |
 東方美人ゼリー。手作りだそうですよ~ |
 冷蔵庫やクローゼットはこんな感じ |
 クローゼットの扉を開けてみました! |
 ふかふかスリッパ |
 蚊よけ、靴へら、ブラシ |
 起こさないで&掃除中の札は木製 |
 ドライヤー |
 ベランダへはバスルームを通って出ます |
 足も伸ばせちゃうくらい大きな丸っこいバスタブ |
 この扉を開けると… |
 ベッドルームがこんにちは~♪ |

間接照明は光り輝く石のよう!
 黒をベースにした洗面台 |
 TOTO製 |
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せっけん、シャンプー、コンディショナー、ボディーウォッシュ、ボディーローションはロクシタン |
 トイレ |
 シャワールームは広々~! |
 バスタオルとフェイスタオル |
 The Oneのマグカップは歯磨き用コップ! |
 歯磨きセット、シャワーキャップ、櫛、かみそり、綿棒などのアメニティ |
 ハンドタオル |
 革のカバーに入ったティッシュ |
 コンセント |
 換気、暖房、除菌マイナスイオンなどが調整できますし、クーラーもバスルーム専用! |

こ~んなに広いベランダ!
 同心樓の前にあるお庭が見渡せます |
 プルメリアの木が植えられています。中華っぽい建築にプルメリアがあるのが何とも台湾らしい♪ |
宿泊者専用のお庭ガイド


人数が少ないので、ダイレクトに何でも聞けました!
宿泊している方は宿泊期間中、お庭を自由に散策することが可能です。でもやっぱりガイドさんがいてくれれば分かりやすい!ということでナビは16:00から始まる宿泊客専用のガイドツアーに参加してきました。詳しくは別途記事を参照していただくとして…、ナビは何度か南園に来たことがありますが、スタッフによって少しずつ説明が違うのが楽しく、新しい発見もありました。何度来ても見飽きない素晴らしい建築です!
もし、16:00のガイドに参加できなくても大丈夫!スタッフに相談すれば、他の日帰り団体さんのガイドに参加させてくれることもあります。
※ガイドは中国語のみとなります。英語ガイドが必要な場合は、別途料金がかかりますが、事前予約があれば対応できるそうです。
 聞くだけじゃなく、参加できるガイド |
 LINEに番号を送ると説明文と写真が飛んでくるサービスもありました! |
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説明を聞くと、どれだけこだわって作りあげた建築なのかがわかるはず! |
新竹名産品にこだわったディナー付き!

こちらの宿泊にはディナーが付いてきます。台北の中山北路にあるカフェThe One中山のお料理もおいしいので、かなり期待していました。その期待を裏切らないお料理の数々でお腹も心も満足~♪メニューを見ていると…とにかく新竹、客家料理にこだわった創作料理ということに気づくかと思います。
他では味わえないお料理の数々を、雰囲気のある建物でいただく幸せ…。しかも食器はすべてThe Oneオリジナル食器♪もう言葉では言い表せない大人の至福の時を過ごせちゃいます。
客家水潤 餅 與手工豆腐乳水潤餅とは新竹の名産で、「平安餅」という別名を持ちます。それは廟の練り歩きの際に平安無事を祈って、これを信者達にシェアするからだといわれています。小麦粉、塩、シナモンだけというシンプルな材料で作り出される「水潤餅」は、優しい甘さで次から次へと口に運んでしまうおいしさです。
まずはじめは何もつけずに食べて水潤餅本来の味を味わい、その次に横につけられた手作りの豆腐乳(豆腐よう)もつけてみてください。少しピリ辛で、食欲が刺激されます。食べた後においしい余韻がほんのり口に残り、これもイケますよ。
お代わりも自由なので、遠慮なく言ってくださいね!
 ふわふわというよりぎっしり!という感じ |
 お粥のトッピングとしてもおなじみの豆腐乳 |

断面の美しさも楽しんでくださいね!
上から見ても横から見てもその美しさにうっとりしてしまうお料理。上から、サラダ、カットたけのこ、マヨネーズであえたサーモン、豆腐という組み合わせです。説明だけ聞くと、意外すぎる組み合わせ。でも、口に入れると不思議と合うんです!
このお料理は新竹新埔にある老舗豆腐屋さん「錦興豆腐」の豆腐がポイント!マヨネーズあえはくどくなりがちですが、豆腐と一緒に食べることで、ちょうどいいバランスになりパクパク食べられます。
茶油とバルサミコ酢、クコの実、ワサビで施したプレートも美しくおいしい!新鮮なたけのこのシャキシャキとした歯ごたえも楽しく、ナビのお気に入りお料理です!
 新鮮♪ |
 クコの実の赤とワサビの緑も美しい! |
盛夏綠竹筍清湯たけのこが並べられたお皿がサーブされ、後から熱々のスープを入れてくれます。見た目どおりあっさりしていますが、スープはたけのこの甘みたっぷり!このたけのこもシャキシャキしており、その新鮮さを感じられます。このスープを飲むと、何だか温かな気持ちになります。夏バテの際に飲みたい優しいスープです。
 たけのこに… |
 スープを目の前で注いでくれます |
季節蔬菜板條左松露醬汁新竹客家で有名な「板條」をトリュフソースであえたお料理。東洋と西洋が交わっています。サーブされる前からテーブルの周りにはトリュフのいい香りに包まれて幸せ~☆香りだけでも十分楽しめますが、ソースがよく絡んだ板條を口に入れると濃厚なトリュフソースのうまみが口いっぱいに広がりニンマリ。
実はナビ、これを以前食べたことがあったのですが、もう一度食べられたら嬉しいなぁと思っていたのです。それくらい記憶に残るお味なんですよ~。
 つるんとした喉越し! |
 最近市場でも見かけるようになってきたズッキニー |
 このソースが絶品♪ |
香桔檸檬露キンカンとレモンのジュース。酸味はほとんどなく甘みの方が勝っています。お口直しにピッタリなジュースです。
そして、海芋(カラー)をイメージして作られたThe One食器も美しい!目でも舌でも楽しめるジュースでした。
嫩煎海苔牛小排左干邑酒醬汁 附 爐烤蔬菜メイン料理は肉か魚が選べます。お肉大好きナビは肉を選びました。
プライム牛のショートリブを海苔で巻き、焼き上げたもの。肉の柔らかさに驚き、濃厚なうまみに感嘆せずにはいられないのですが、何よりもビックリしたのは海苔と肉の相性がいい!ということ。海苔が肉のうまみを引き出しているのかもしれません。
周りに添えられた野菜も美しいだけでなく新鮮!紫色のソースは紫芋で作られていて、ちょっぴり甘みがあってほっこりする味です。
 脂が口の中で溶けていきました~♪うまうま~ |
 この海苔がおいしさの秘密? |
 ヤングコーンが皮付きで出てきました! |
 野菜にいっぱいつけて食べちゃった紫芋ソース☆ |
東方美人茶冰淇淋 時令水果東方美人茶味のアイスクリームとフルーツで〆。これにホットオリーブティーかアイス柿ティーがついてきます。
スタッフもオススメだという東方美人茶アイスクリームは、お茶の味が濃いけど、クリーミーで〆にピッタリです。
心のこもったベッドメイクサービス

大満足のディナーから部屋に戻ると…ベッドメイクが施されていました。そのベッドの上にはスタッフからの手作りカードとしおりのプレゼントも。また、バスルームも間接照明だけがつけられていい雰囲気です。そして、漢方を煮込んで作ったという入浴剤も用意されていました。急須に入っているので、飲み物かと勘違いしてしまう方も多いそうですが、バスタブへ入れてくださいね。ナビも浸かってみましたが、風邪の初期に飲む薬の香りがしましたよ。
 カードがちょこんと置かれています |
 明日の天気とメッセージが英語で! |
 バスルームも雰囲気抜群! |
 これが特製入浴剤!気に入った方は購入もできます |
真っ暗な中に浮かび上がる「風檐」

こんな道をテクテク歩いて風檐へ
南園は中華建築以外にも、日本が誇る世界的建築家・隈研吾氏の作品も見られます。
新竹に吹く「九降風」をイメージしたという作品ですが、ライトアップしている様子が見られるのは、夜のイベントに参加した方を除くと宿泊者のみ。闇夜にポっと現れる風檐は昼の温かなイメージとは違い、強靭な感じ…。
水が入れられたソファーもライトアップされています。昼とは一味違った風檐をぜひ楽しんでくださいね。
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昼とはひのきの色が違うように見えるからでしょうか?印象が大きくかわりますよ~ |
テレサ・テンをレコードで!

ナイトウォークから帰ってきたら、今度は2F燕來閣にてレコード音楽会(黑膠音樂會)が開催されます。
各々好きなところに座り、スタート!まず1枚目はテレサ・テンのレコードです。台湾の曲や日本の歌謡曲を中国語で歌っているものでした。この空間でレコード音源のテレサの声を聴くと、タイムスリップしたみたいで面白かったです!2枚目はナット・キング・コールのもの。温かな歌声を聞きながら、周りの方々はおしゃべりが進んできたようでした。
 ナイトウォークから帰ってくるとおしぼりのサービスが! |
 トマトカクテルのサービスもあります。甘めのカクテルでアルコールはほぼ感じません。意外とイケました~ |
 黒糖餅まで~! |
丁寧に作られた朝食
豆漿、ミックスナッツ、マコモダケ、パン、たまご料理、サーモン、野菜、五穀粥、フルーツ、ドリンクという朝食。すべてが少量なので、足りないかなぁ?と思いましたが、ゆっくり味わいながら食べるとちょうどいい量でした。どれも優しいお味でナビ好み。特に五穀粥は毎日でも食べたいくらい美味でした。
 この量でもお腹いっぱい! |
 スターフルーツ、スイカ、ぶどう、グァバ、パイナップルのフルーツ5種は食べ放題♪ |
 無糖豆漿は胃に優しく、ミックスナッツとドライフルーツとの相性もばっちり! |
 マコモダケ独特の歯ごたえが楽しい一品!塩をつけると甘みがアップしますし、まろやかで薄味のパンプキンピュレにつけても◎ |
 たまご料理はオムレツを選びましたが、塩味のたまご焼きのようで、なぜだか実家の味を思い出してほっこり! |
 五穀米のほかに、たけのこやお豆など色々入っているのでかき混ぜて食べるのが本当に楽しいです。サクッ、プニッ、プニュッという食感もグー!たけのこのうまみがほんのり香り絶品♪ |
 ドリンクはコーヒーか高山茶から選べます! |

高鉄「新竹」駅まで送ってもらいました!ありがとうございました~♪
朝食後、送迎まで時間があったので、ひとりでゆっくり庭園をぶらりと歩き、2F燕來閣でもまったり時間を過ごしました。台北にいるとついつい、せかせかしていましたが、こちらではすっと肩の力が抜け、ゆったりと過ごす楽しさを味わえました。これこそがライフスタイルを提案するThe Oneの狙いなのかも…。もちろん、庭園の建築も圧巻です。もう少し南園を楽しみたいなぁという方にはランチを予約しておくのもオススメです。ランチも旬の食材を使用しており、食べ応えばっちりですよ~。
今までとは一味違った台湾旅行を味わい方に、ナビ自信をもって推薦いたしますよ!
以上、もうすでにまた南園に遊びに行きたくなっているナビがお届けしました。
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15:00~16:00にはコーヒーのサービスもあります!燕來閣にはそのほかオリーブティーのサービスもありますよ~ |