2002年に成立した「池上飯包故事館」(池上弁当物語館)。館內には、農機具、稲作文化、池上米、昔から現代までのお弁当の展示を文字と絵で紹介するエリアなどがあり、ここで池上弁当の60年以上もの歴史を理解することができます。お弁当の歴史は日本統治時代にさかのぼり、初期のお弁当は竹の葉に包まれたおにぎり。醤油で味付けされたブタ肉、たくわん、ポークジャーキー、ブタレバー、玉子、梅などがおかずとして彩りを添えていました。花蓮~台東間の列車に乗った乗客は、池上駅で必ずホームで販売している駅弁を買ったものです。1960年代になって竹の葉は木皮の弁当に変わり、今日まで同じ形のものが販売されています。昔の列車も館前にあり、戸外でも館内でも好きな場所でお弁当が食べられます。ナビが食べた鉄路懐舊弁当は真ん中にドーンとのっかっているブタ肉のボリュームと味、そして、米のいい香り。何とも言えませんねえ。
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スポット登録日:2012-06-29
スポット更新日:2015-03-04