「新旺陶磁器」は陶器の街、鶯歌にあり、発展する街の大改造と盛衰を目の当たりにしてきました。そして、幾多のプロジェクトの変革とブランド革新を行ない、街の発展にも一役かってきました。そんな「新旺陶磁器」は、すでに4代目の経営者である許世鋼さん・呉佳樺さんご夫婦が継いでいます。ふたりは、「80年余りの歴史と創業者たちの思いを残したい」と「許新旺陶磁器記念博物館」を設立。現在では陶磁器技術普及の重要なハンドルとなっています。
入館すると、まず謝先生の陶芸作品が鎮座しています。特色ある鶯歌陶芸家の作品が両サイドに並び、また、様々な作家のいろんな作品が集められ、陶芸家たちの作品発表の場として、また一般に優秀な陶芸家を紹介するよい場所と機会を与えています。また、ここには異なる様々な窯があります。とりわけ1Fの陶芸教室の古窯は世界でもここにしかない非常に珍しい窯です。そのほか、2Fの古文化回廊では陶芸技術の進化の過程を知ることができます。古代の釉薬機や土練機、ポットミル、成型鋳型、圧力鋳造機、ガス陶芸窯など、現代の科学技術施設とそれらとを写真で見比べることができます。
さらに陶芸教室もあります。普段使いのカップやお皿など日常品を自らの手で作ってみませんか?この世にふたつとない作品はまさに宝。大切に使い込むことでしょう。そうなれば、毎日の生活も温かく、潤いあるものになるのにちがいありません。
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スポット登録日:2012-07-04
スポット更新日:2015-03-04