紫南宮（南投県）

1999年9月21日、台湾では中部を震源地とした大地震が起こりました。当時「紫南宮」近くの小学校が被害に遭ったのですが、紫南宮は、資金をねん出し学校を再建したとのこと。この地方の小中学校は、今でも宮からの大きな援助を受けています。そのことがあってから資金豊かな宮=金運、財運を呼ぶということで、ますます訪れる人は増えています。宮がある竹山地方はタケノコが有名ですが、金のタケノコの形をした建物の中は、噴水と音楽が流れる立派なトイレです。ここもぜひ立ち寄ってください。敷地内には大きな金の鶏像もあります。
紫南宮では、お金を借りられるシステムがあり、神様に今日はお金を借りてもいいかどうか聞いてから、申込用紙に記入して窓口でお金を借ります。600元まで借りることができ、返す時に付け足す金額は個人の自由で、とてもご利益があったと思えば、何十万にして返す人もいるそうです。お参りは、お賽銭（20～50元）を入れて、お線香6本と金紙（神様の送るお金の意味）を受け取り、大きな香炉の前で天の神様に向かって、名前、住所、生年月日を唱えます。3本の線香を香炉に入れた後は、お願いごとなどを唱えます。金紙は燃やすところにもって行ってください。お宮自体は小さいのですが、行事がある時などは敷地内にも入れないほどの人であふれます。それほどご利益があるということですね。宮周辺には、食堂や南投名産の店、金鶏の置物などの吉祥グッズや民芸品店が並んでいます。