阿里山の自然に包まれるレジャー農場!マイナスイオンを感じてリフレッシュ♪運が良ければ茶摘み体験もできちゃいます☆
こんにちは、台北ナビです。今日は阿里山をもっと深く知ってみたい!と阿里山にあるレジャー農場、龍雲農場へやってきました。宿泊施設も完備されているこちら。ナビが訪れた時には子供連れの方が3泊もしていらっしゃいました。日の出を見て、阿里山森林レジャー区内を散歩するのが阿里山観光だと思っていたナビ。まだまだ甘かった!阿里山にはナビ達がまだ知らない魅力が詰まっていました。
霧で前が・・・

オーナーの鄧雅元さんはとってもおちゃめで物知りな方
阿里山の雲海。有名でとってもキレイですよね?ということは、阿里山は霧が発生しやすいということ!ナビ一行、山のふもとから18時頃に上へ向かったのですが、濃霧が発生してしまい、視界がかなり悪くかなり時間がかかってしまい到着したのは19時半頃。オーナーの鄧雅元さん曰く、阿里山に来る時は18時頃には到着している方が濃霧の影響を受けないそうなので、ご注意を!でも、これで翌日のご来光時に雲海が見られるのではないか!とナビの期待は高まっていました。
阿里山ならではのお料理
鄧の奥さまはお料理がとっても上手!しかも野菜はほぼ自家栽培したもので安全で新鮮です。阿里山だからこそ食べられるお料理に舌鼓♪人数によってお料理の種類と量を調節して出してくれるので、何人でうかがっても大丈夫です。今回は6人分。一人200元でお腹いっぱいになりました。
 豆拌鯛魚:豆板醤で味付けされた鯛。ピリ辛で魚のおいしさがつまっていました |
 蒼蠅頭:四川料理。インパクト大なお名前ですが、これはニラと肉そぼろ等を炒めたお料理。濃厚なお味でご飯が進む!進む!! |
 油鶏:お肉自体の味がぐっと詰まっているため、あえてあっさりとした味付け! |
 轎篙筍魯肉:こちらで採れた石高竹とお肉を煮込んだお料理。石高竹の歯ごたえが◎ |
 明日葉鶏湯:明日葉の根と鶏肉を煮詰めたスープ。ほっとするお味 |
 山芹菜拌山豬肉:イノシシのお肉とナベナを炒めたお料理。ナベナは菊菜のようでした |
 野生渓蝦:原住民の住む場所でよく捕れる蝦を油でさっと揚げたもの。風味高く、パリパリ!ビールが飲みたくなりました |
 地瓜葉:こちらで採れたものだから新鮮! |
 ミョウガは台湾ではあまり見かけないのですが、阿里山地区ではなぜかよく見かけます。このミョウガもこちらで栽培されていたもの。7~8月が旬だそう |
寒くない!お部屋

湾で今流行りのロフトがあるお部屋。天井が高くて気分もサイコー!
今回ナビは夏に訪れましたが、昼は薄手のシャツを羽織り、夜や早朝はその上にパーカーを着てちょうどいい気温。これが冬だったらどれだけ寒いことでしょう。実際阿里山に宿泊する時に困るのが寒さ!こちらにはきちんとヒーターが用意され、ナビが宿泊したお部屋(雲谷閣樓4人房)にはヒーターはもちろん、バスルームには浴室暖房乾燥機までありました。その他日本人観光客の方のためにバスタブが付いているお部屋もあるので、湯船につかりたい!という方は、ホームページをご覧ください。
また、こちらのベッドの寝心地!抜群です♪もう少しで寝過ごしてしまいそうなほどでした…。
 寝心地抜群のベッド |
 ロフトの上にも布団があります |
 ヒーターの他暖房も完備! |
 浴室暖房乾燥機付 |
 トイレもキレイ |
☆ホタル・星・夜景☆
4月~7月はホタルが見えるよ~!というので夕食後出かけました。本当は19時~20時の間が一番ホタルを見やすいそうなのですが、到着があまりにも遅かったため21時頃にテクテク歩いていきました。その時に懐中電灯は絶対照らさないで!ということ。えっ?そんなことしたら歩けませんけど…。と思っていましたが、ホタルがあちらこちらで光っていて、思わず先頭を歩く鄧さんを追い越してホタルを追いかけて歩が早まりました。そして運よく霧が晴れて満天の星空!!眼下にはお茶屋さんの灯りが…。夜は空気が澄んでいるから、やまびこも楽しめました。ナビが「やっほー」と言うとやっほ~と返事が!昔遊んだ何気ない遊びですが、童心に戻って遊ぶのは楽しい♪汚染されていない自然。何気なくこちらに残されていますが、とてつもなく大切なもので感動をくれるものなのだと、再確認できました。
 ブラブラ歩きます。写真の街灯を過ぎれば灯りはなし… |
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一番香り高いのは0時
阿里山といえば阿里山茶!と思う方は多いはず。鄧さんの友達が阿里山茶の卸をしているというのでお茶屋さんへ夜遅くにおじゃましました。快くナビ達一向を出迎えてくださったのは「旭芳製茶」の許榮富さん。お店のドアを開けた途端、フルーティな香りが漂います。早速室内で「萎凋(いちょう)」の様子を見学させていただくことに。萎凋とは茶葉を自然発酵させるということ。この時の香りが阿里山茶なのにジャスミンティの香りのような蘭の香りのような。わぁ~!と興奮してしまうほどいい香り!阿里山茶のお風呂に入りたい!!と思ったほどです。
 たくさんの茶葉! |
 手もみ作業。熟練の技! |
その後茶葉を高温で炒め、揉んで、乾燥させる「炒菁」という作業の様子を見せていただきました。先ほどの若々しい香りとはまた違い深い香りが!同じ茶葉なのにコロコロ香りが変わるなんて…。とてもおもしろい!
 いい香り~ |
 茶葉の水分を取り除く乾燥機 |
これで満足していると、鄧さんがここまで来たらすべての工程を見せてあげたい!と明日お茶摘みも体験させていただけることに!ヤッター♪でも、0時頃がお茶が一番香り高い時間なんだけど…と言われたのですが、翌朝はご来光を見に行きたいので、民宿でゆっくり休むことにしました。残念。
 お茶も淹れていただきました |
 香り高~い |
 冷たい水に茶葉を入れて一晩冷蔵庫の中で寝かすと冷茶のできあがり! |
翌日、ご来光を見に行く途中でもう一度お茶屋さんに立ち寄り、揉捻と初乾の作業をさらっと見せていただき、ご来光へ急いで向かいました。前日と比べて香りに落ち着きが出てきており、この一晩のうちに茶葉がぐっと大人になったような気がしました。
太陽のパワー!

阿里山のご来光と言えば祝山駅付近の展望台。でも実はそこまで行かなくても、人混みに揉まれなくてもご来光を楽しめる場所はあるんです。鄧さんが連れてきてくれたのは前日おじゃましたお茶屋さんから車で約5分の「巃頂觀景休閒露營」。知る人ぞ知ると言ったところでしょうか、自分の好きな場所で思う存分堪能できました。朝陽は予定時刻を過ぎても出てこず、少し諦めかけていた時に、輝きだしました!しか~し、雲が太陽へ近づいてきて太陽が勝つか、雲が勝つのか…。結果は引き分け!雲がかかりながらも太陽はパワフルな光をナビ達に届けてくれました♪
 霧に包まれていました |
 ここにも展望台がありましたが、ナビは展望台の下にてご来光を拝みました |
 おっ!出てきた~~ |
 迫りくる雲・・・ |
 仲良く引き分け! |
愛玉を作ったことありますか?

台湾に来たことがある方なら夜市の屋台で見たことがありますよね?暑さを和らげてくれるという愛玉。阿里山は野生の愛玉で、とっても有名なんですよ。こちらでは自分で愛玉のゼリーを作る体験ができます。愛玉は台湾固有の植物で、愛玉の種子を布袋に入れて水の中で5分ほど揉み、30分後ほど待てば寒天のように固まります。近くで竹馬などをして待っているとゼリーの様に固まっていました。注意点は手をキレイに洗うことと、蒸留水や軟水では固まらないということ。
自分で作った愛玉は夜市で買うよりもおいし~!と言っても愛玉自体には味がないので、レモン汁やパッションフルーツの汁に黒糖水を混ぜてシロップをつくります。きっとこちらの方が作ってくれたシロップがおいしかったのだとは思うのですが、屋台のものより、身体がとっても涼しく感じたのは気のせいかしら…。
 愛玉の果実と種子 |
 早速揉み揉み…特に色も出ないのでこれでいいのかちょっと不安に… |
 もっと絞るように!服を洗うように!とのアドバイス! |
 こんな感じになりました。茶色になりましたよ~ |
 久々の竹馬!と、周りの台湾人がみんな驚きました!!私そんなにすごいことした??と思っていると… |
 台湾ではこう乗るんだと!言われました。えっ!! |
 不格好ですがなんとか成功? |
こんな所でも違いがあるんですねぇ。面白い!! |
 わぁ~!すごい!!固まりました♪ |
 ぷるん!ぷるん!! |
お庭探索?
せっかく阿里山に来たのだから森林を散策したくなりますよね?こちらは阿里山風景区内にあり、海抜1500mもありますので、熱い夏でも涼しくお散歩できます。阿里山でマイナスイオンを浴びまくり!最高です。日本でも見かける植物やここだからこそ見られるものも…。20分ほどブラブラしただけですが、身体がすっきりしました。
 竹林 |
 これ、何だと思いますか?樹にトマトがなっているんです!樹番茄と呼ばれています |
 菌類に分類される地衣。大気汚染に弱い地衣。地衣があるということは大気汚染がされていない証拠になるのです! |
 写真ではわかりにくいですが、竹が四角いんです!! |
 海棠(カイドウ)。茎は食べられますよ~!酸っぱくあまりおいしいものではありませんが、しゃきしゃきな食感が◎ |
 マイナスイオンたっぷりの森林で深呼吸!手がぽかぽかしてきます♪ |
 黄金果 |
 銀杏の樹もありました。学術的根拠はないそうですが、俗にキュロットの様に真ん中に切れ目が入っているのが雄、スカートのように切れ目がないのが雌で、雌にしか実がならないそうです。だからこれは雄かな… |
お茶摘み体験♪

前日お約束したお茶摘み体験。鄧さんが三角の傘、ふろしき、手袋を貸してくれ、雰囲気も楽しめました!また、手で摘む際には「一心二葉」のように摘むんだよ~とも教えていただきました。広いお茶畑に大勢の方がおしゃべりを楽しみながらお茶を摘んでらっしゃいました。ナビも早速挑戦!まだ摘まれていない場所を探して、摘んでいきました。やはりナビが摘むと摘み残しもかなりあるみたいで、世話好きの方がずっと後をついて手伝ってくださいました!ありがとうございます。30分ほど摘んでみて、疲れてしまったナビ。この作業を1日中やっているのかと思うと頭が下がる思いです。
 一心二葉。上の小さな葉はカウントせず大きな葉が2枚ある少し下を摘みましょう! |
 テンション↑↑で記念写真をパチリ! |
 たくさんの方がいらっしゃいました |
 茶葉に囲まれて思わず笑顔! |
 このように摘むと手に多くの茶葉が持てるのだそう |
 こんなに摘めました! |
報告をするため再度お茶屋さんへ向かいました。ちょうど包揉という作業をしていました。これは大きな布に茶葉を入れ機械にかけます。くるくると締め付け、圧力をかけ、また乾燥…。この作業が15~20回ほど続けられるそうです。
これで、製茶工程をほぼ見られたナビ!よりお茶が好きになってしまいました。
 乾燥させた茶葉を |
 布の袋にいれてくるくる回していきます |
 かなりきつく絞られています |
 圧力をかけてここでもくるくる袋ごと回っていました |
今まで体験したことなかった阿里山での遊びがぐっと詰まった龍雲農場。エネルギッシュな台湾も捨てがたいですが、阿里山でほっと一息!これも台湾の魅力のひとつです♪
以上、レジャー農場大好きナビがお届けしました。