迪化街一段44号にある「URS44大稲埕故事工坊」は、1924年(大正13年)に建てられた優雅な建築様式をもつ3階建ての建物内にあります。迪化街の昔日の地名である「大稲埕」は、日本統治時代に台北城、大龍峒、淡水と並び、水路と陸路で南北に物資を運搬する重要な拠点の一つでもありました。そのため、当時毎年行われた霞海城隍廟の盛大な祭典には、多くの日本人高官が出席したものです。この建物を「大稲埕故事工坊」と名付けたのは、今後ここが迪化街の歴史文化、宗教民俗、産業遺産などの紹介をする中心地となるからです。今後街の再生や文化遺産保護や建築物の管理経営などにも、この場所が活用され、国際交流の場としても発展していく予定です。時期によって、内部の展覧内容は異なりますので、くわしくはURS44のWEBサイトをご覧ください。
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スポット登録日:2012-07-06
スポット更新日:2015-03-06