木柵の老泉里という山奥に活動の場を持つ「優人神鼓」。この日は雨でした。土地公という土地の神様の祠がある場所から、徒歩で15分ほど、山道を登っていくと「優人神鼓」の道場がありました。中に入ると、ちょうど座禅の時間。静かで厳かな空気の中、上階に上がり、今日の体験コースの内容を聞いたナビたち。まずは、簡単なウオーミングアップを行いました。その後巡舞という何回も回るダンスを。その根源はエジプトからで、これにはナビたちは途中でギブアップし、団員たちの様子を眺めます。その後、本番の太鼓へ。太鼓の迫力は見る者を魅了しますが、実際に自分が叩いてみると、自己表現が発揮できる楽器なのだというのがよくわかりました。老師は、台湾各地を団員たちと修行僧さながら徒歩でつなぎ、太鼓パフォーマンスを行っています。こちらで宿泊コースを選ぶと、座禅や太鼓以外に、山歩きの修行があります。人間の内在を深く追求し、それを表現という形に持っていこうという「優人神鼓」の精神。彼らの演出を見るだけでも心揺さぶられるものがあります。
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スポット登録日:2013-09-24