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日月潭、高雄、花蓮などをめぐる台湾周遊コース

3日目・台湾で一番大きなお寺、佛光山へ


今日は台湾で一番大きなお寺、佛光山を観光します。580体の黄金の仏像が並ぶ坂道をあがっていくと、景色のいいところに着きました。高屏渓が遥かに見渡せていい気持ち!でも台湾最大、という割にはやや狭い?と思っていたら、ここはほんの一部で、奥にはもっと大きなお寺と大仏があると後でわかりました。大佛城を通りぬけ、しばらく歩くと、大きな大きなお寺が。そのお寺の中には、東大寺の大仏くらい大きな、黄金に輝く仏像が3体鎮座しています。これは圧巻です!
ガイドのデニーさんは信心深いかたで、よくお布施をされていて、ここでも何か申し込みをしていました。聞くと、500元のお布施で、境内にデニーさんの小さな灯をともしてくれるのだそうです。そこまではしなくて良いけれど、何かお布施をしてみたい、と言うと「200元のがありますよ」と教えていただき、さっそくお願いすることに。住所と名前を書いて200元をお納めすると、尼さんはわたしに笠をかぶったかわいい小僧さんのキーホルダーをくださいました。
ツアーの皆さんと記念撮影。

ツアーの皆さんと記念撮影。




佛光山の中でもとても気に入ったのが「佛光山極楽世界」というブッダワールド。中には1250体の羅漢様をはじめ、いろんな教えに基づく人形劇がくりひろげられています。その様子はまさに、佛的イッツ ア スモールワールド!ただしBGMはちょっとハマりそうな仏教音楽ですが。出口ではこのブッダミュージックのカセットも売られていました。

フロッ、っていったい何?

バスに乗り、九曲橋、中興塔を回ってから「寒軒大飯店」にて海鮮料理のランチです。大きな円卓を10人で囲みます。



今日は海鮮をメインにした台湾料理です。大皿で次々と・・・9品はあったでしょうか。その中の一皿を指差し、Tracyが英語で「これはフロッ、よ」と言うのですが、何のことだかさっぱりわかりません。フロッ、フロッと繰り返されたあと「Frog, 青蛙」え、カエルっっ!?「チキンに似てて美味しいわよ(Should be good)!」と言われ、おそるおそる試すと、あ、本当にチキンの味!けっこういけるかも?

プロペラ機で花連へ




ランチの後は高雄空港へ向かい、飛行機で花蓮へ出発です。小さなプロペラ機は70人乗り。ツアーの参加者が、飛行機の座席の約半分を占めていることになります。高層ビルが立ち並ぶ高雄とは対照的な、のどかな花連にたどり着きました。
かわいいターンテーブルから荷物をひっぱりあげ、バスに乗りホテルに向かいます。リゾート感あふれる花蓮美侖大飯店に到着したのは日暮れ時。原住民のグループによる演奏などあり、ロビーは楽しい雰囲気につつまれています。ひと休みしたら、今夜は阿美文化村で民族舞踊ショーに出発です。



阿美文化村の民族舞踊ショーでは、男性のたくましくパワフルな踊りにびっくり。最後は、Sayuli もしっかり参加して、一緒に踊っちゃいました!翌日、ツアーのみんなに「Sayuliの踊りがエクセレントでびっくりした。プロかと思った」なんてお褒めの言葉もいただきました・・・。

4日目・太魯閣峡谷



今日は太魯閣(タロコ)峡谷めぐりです。長春祠を一回り歩いたあと、燕子口へ。「あ、ツバメ!」とTiffanyちゃんが指さします。切り立った断崖と美しい水流・・・見事なながめです。Vinidさんは「今日が一番おもしろい!」と何度もシャッターを切っています。
路線バスが少ししかなく、タクシーも料金交渉が必要な太魯閣では、ツアーで回るのが賢い選択といえるかもしれません。九曲洞をのんびりと歩いていき、バスに乗り込んで慈母橋を経由して、天祥に着きました。
その天祥での高級ホテル、リージェントホテルで最後のビュッフェランチ。ここは、「素食」(ベジタリアン)のコーナーもあり、中華も洋食もあってとても迷います。





ここには花連名物「マーチー」のお店「曾記」があります。大福のように柔らかなお餅に餡が包まれたお菓子ですが、ほっぺたおちそうなくらいおいしい!餡もゴマや小豆など。生地に紫芋を練りこんだスペシャルバージョンもありますよ。

ビデオカメラをなくしちゃった!

わたしはバスに向かって歩いてふと、肩にかけていたビデオカメラがないことに気がつきました。どうしよう!頭の中は真っ白で、どこに置いてきたかもうわかりません。地下のレストラン、お手洗い、お菓子屋さんへも行ってみましたが見つかりません。気がつくと、パニックになった私を追いかけてガイドのデニーさん、Paul君のお母さんとその姪、それと日本人の田中さんが来てくれていました。フロントへも行ってみましたが、届いてないと言う返事。

私のデジタルビデオカメラは最新式だったので、もうきっと戻ってこないだろう、と私は諦め始めました。これ以上ツアーのみんなを引き止められない・・・デニーさんたちも途方にくれています。デニーさんはもう一度、ウェイトレスさんに「その後レストランで見つかっていないか。」と尋ねました。ウェイトレスさんはもう一度内線でフロントに問い合わせをして・・・何かを告げました。するとデニーさんがええっ!?と叫んでいます。何と、フロントに届いてるというのです!

みんな半信半疑でフロントへ駆け上がりました。フロントのお姉さんが、腕高くビデオを持ち上げてひらひらさせているのが見えます。あった、あった、あった!!何とお手洗いのなかに掛かっていたらしくて、誰かが届けてくれたのです。キャ~!私はPaul君のお母さんと抱き合って喜びました。

台湾のことが、また好きになった

バスに向かう道で、デニーさんは「他の国だったら、もう盗まれちゃって戻ってこないかもしれませんね。でも、台湾は違う。何故かというと、皆『現世と来世』という考えかたを持っているからです。現世で目先の欲に目がくらんで悪いことをしたら、その報いは必ず来世にきます。結局は来世で自分が苦しむということでしょ。だから台湾の人は現世で徳を積むんですよ」と教えてくれました。ああ、そうか、そういう徳が根付いている国なんだ。わたしは、そのことを何度も、心の中で繰り返していました。

バスに戻り、「見つかりました!」とビデオをかかげると、みんながわーっと大拍手してくれました!よかったねぇ、よかったねぇ、ところでどこにあったの?と聞かれ、「トイレの中・・・」と恥ずかしそうに答えると、みんなイヤダアと苦笑してましたけど。




大理石工場を見学して、花蓮駅に到着。ここから特急の電車で台北に向かいました。

特急の中。皆の笑顔を見て!

お子様ランチのような楽しい旅



ツアーの旅って、何だかお子様ランチみたいです。ひとつひとつはちょっとずつしか盛り付けてないから「もっと食べた~い!」って思うメニューもあるし、苦手なトマトも入ってたりします。でもいろんな味が楽しめて、「人と人とのふれあい」みたいな、ささやかだけどうれしいオマケもついてきて、食べ終わってから「ああ、楽しかった?!」と思えるような、そんな感じなのです。ワンプレートにいろいろ盛られてるのってそれだけでウキウキしますよね。まんべんなくいろんなものを口にすることではじめて、「台湾」を味わいつくすことができるのかもしれません。もっといろんな場所を回ってみたい気持ちになりました。
素敵な出会いをくれた、この旅にかかわった全ての人に、「謝謝」です!台北ナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-03-08