シンチャオ!ベトナムナビです。今日はホーチミン市最大の観光市場、「ベンタン市場(cho Ben Thanh)」をご紹介します。毎日観光客でごった返し、ガイドブックには必ずといっていいほど載っているこの市場。バスターミナルの正面、市内最大の大通りともいえるレロイ通りに面しています。約1万平方メートルの場内に2000軒を超えるお店がびっしり。朝賑わうのは、裏手にある生鮮食品を扱うエリア。実は地元の人の大切な台所でもあるんですよ。昼間は観光客であふれる場内。夜は場外に出現するナイトマーケット。3つの顔を持つベンタン市場へ行ってみましょう!
乗り付けられたタクシーや客待ちのセオムで混み合う正面入口を抜けるとそこが「南口」エリア。ここでは子供服やTシャツ、布地、刺繍小物などを取り扱っています。アオザイに適した布などもここで手に入れることができますよ。好みの布があったら、必要なだけ買ってテーラーに持ち込めば早ければ1日でオーダーメードの商品を手にすることができます。懐かしい柄の子供服や、Tシャツ、下着まで売っています。堂々と書いてあるブランドロゴですが、もちろん本物ではありません。
香水やアクセサリー、高級乾燥食材に、ドライフルーツ、野菜売場と多様な商品が並び、なんとなく統一感もなく地味に感じてしまうこのエリア。お客そっちの気で店員同士でおしゃべりしたり。お昼過ぎには昼寝している店員がいたり。他のエリアに比べると呼び込みも控えめな気がします。いろいろなものが混在しているだけあって、意外な掘り出しものがあるかも知れませんよ。呼び込みが激しくないこのエリアでは網目状に並んでいる小さなショップを一軒ずつじっくり探検してみましょう。
ナビの一押し「西口」エリア。かわいいサンダルやちょっとしたお土産にピッタリの雑貨が売られています。「サンダル姉さん!」「安い!」「何個欲しいの?」日本語でどんどん話しかけてくる売り子たち。見たい商品も声かけが怖くて近寄れない…。相場が分からない…。という方は耳をすましてみてください。日本人観光客の多いベンタン市場では、あちこちで聞かれる日本語の値切り交渉。「人の買い物見て、我が買い物せよ」といことで、他のひとがいくら位で購入しているのかチェックしながら一回りしてみましょう。焦らず買い物すべし!です。
地元の人たちの台所のこのエリア、午後遅い時間に行くと、掃除も済み、ガラーンとした空間に。観光客のみなさんが生肉や鮮魚を買うということはないけれど、活気のある朝早くに行くと面白い写真が撮れるかも知れませんよ!また、日本では手に入りにくいフルーツも盛りだくさん。見るだけでも楽しいけれど、買ってみるのも手です。ぼったくり価格で有名なベンタン市場ですが、ナビが買い物した結果、野菜やフルーツは思ったほど高くなかったですよ。
もちろんNO FIRE! NO SMOING!
場内にはいたる所に案内標識があります。各入口の上には住所を表す番号も。でも、初めて行くベンタン市場は広くてごちゃごちゃしていて案内標識もあまり役に立たないかも。直感を信じて、良いものがありそうな方向へ進んでみてください。悩みながらゆっくり見ていると半日かかってしまいますが、場内には同じ商品を扱っているお店も多いので、場内の観光は2時間もあれば欲しいお土産が買えると思いますよ。
夕方を過ぎると、場内のお店は片付けの準備を始めます。そして市場が閉まると、昼間は駐車場だった場外にテントが並びナイトマーケットが出現!場内の縮小版とも言えるナイトマーケットですが、昼間と同じものが手に入るとは限りません。雑貨は少ないです。テントのお店では、Tシャツや短パンなどの衣料品、サングラス、アクセサリーそして観光客メインの海鮮屋台!ホーチミンの夜を楽しくするベンタン市場ナイトマーケットの屋台はおすすめですよ。あまり早い時間に行くと準備の途中だし、ちょっとタイミングを逃すと、入りたいお店は満席なんてことも。19時を目安に行くと良いですよ。上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2012-05-16