タイの世界遺産を見に行こう!東南アジアの歴史の中で開花した都の文化が今も残る遺跡を通して私達に語りかけてくる

サワッディーカップ、バンコクナビです!世界遺産と聞くとみなさんはまずどのような景色が浮かぶでしょうか。おそらく何かの遺跡を連想される方が多いのではないでしょうか。ここタイ王国はかつての王朝のあった都に建てられた寺院がユネスコ世界遺産に登録された場所がいくつかあります。北部ではスコータイの歴史上の町とその関連する場所、中部では有名な古都アユタヤがあります。また東部はバーンチエン遺跡などがあります。この他タイには自然遺産もあり、トゥンヤイ-フワイ・カーケン、ドンパヤーイェン-カオヤイの森林などがあります。今回はバンコクから小旅行で行きやすい遺跡をご案内しましょう。
アユタヤ歴史公園

まずは古都アユタヤからです。場所はバンコクからおよそ車で一時間程の場所にあるため、観光客が大変多い世界遺産です。またここはチャオプラヤー川に面しているため、クルージングなどとあわせて来ることもできます。かつてアユタヤ王朝(1351年-1767年)の都のあったタイ中部のこの町に点在する遺跡はアユタヤ歴史公園としてその歴史を伝えることになりました。現存する遺跡は後期のビルマの侵攻による破壊から、多くの建物や寺院は倒壊したものが多くはりますが、チェディと呼ばれる仏塔や涅槃像など見ることが出来、その歴史とともに古都の雰囲気を満喫できることでしょう。
 ワット・ヤイチャイモンコンの巨大な涅槃 |
 きれいな状態で残った仏像 |
 仏像の大きさが分かる寺院の上より |
 狭い壁の間を登りながら |
 アユタヤで最も有名なワット・マハタートの仏頭 |
 朽ちた感じがその歴史を感じさせる |
 ワット・ラチャブラナの仏塔 |
 レンガに趣がある仏塔からの眺め |
スコータイ歴史公園

タイ北部にはかつてタイ族最初の王朝であるスコータイ王朝が13世紀に開かれました。「幸福の夜明け」を意味するとおりにタイの歴史の幕開けといえる時代のはじまりの地です。現在のスコータイの旧市街地には、当時の寺院や建造物などの遺跡が多く残っており、スコータイ歴史公園としてタイ国文化庁によって管理・保存されています。三層からなる城壁内は車やトゥクトゥクの乗り入れもできますが、レンタルサイクルが自転車でまわるのもおすすめです。行き方はバンコクから直行便の飛行機で1時間20分程、またタイ国内旅行の定番であるバスもポピュラーな行き方で、所要はおよそ6時間程となります。
 ワット・マハタートの坐像 |
 歴史公園でも重要な位置づけの寺院 |
 印象的な壁の中の大仏 |
 遺跡群が広く点在する |
 島に渡りワット・サシーへ |
 美しい遊行仏が迎える |
 ワット・シーチュムの大仏がこちらをうかがう |
 間近でみるとかなり大きい |
 ワット・プラパーイルアンの崩れた寺院 |
 現存の仏像もほとんどが倒壊している |
 丘陵地にあるワット・サパーンヒン |
 頂上の大仏が静かに佇む |
シーサッチャナライ歴史公園

スコータイ市内から車で北へ進むこと約1時間。スコータイ歴史公園と同じく世界遺産に指定されたシーサッチャナライ歴史公園があります。およそ200を超える遺跡が保存されており、スコータイほど観光客は多くないため、落ち着いて遺跡巡りをすることができますよ。ワット・プラ・ラタナ-・マハータート、ワット・チャン・ローム、ワット・チェディーチェットテーオ などがあります。またここは昔日本にも伝来してきたサンカローク焼きの古窯跡地が点在する場所でもあります。歴史公園内はスコータイ歴史公園と同じく自転車をレンタルしてまわることが出来ますよ。
 ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータート・チャリエン |
 ワット・チャン・ローム |
 ワット・チャン・ロームを守る獣たち |
 ワット・チェディーチェットテーオのスコータイ様式の仏塔 |
 ナーガに囲まれた仏像 |
 ワット・ナン・パヤの礼拝堂跡 |

いかがでしたか?世界遺産でも人気の高い遺跡をまわるとその国の歴史も学ぶことになり、よりタイのことを知る機会になるのではないでしょうか。都会の観光にはない自然や素朴な風景との出会いも心を和ませてくれます。今回ご紹介の場所以外にもスコータイ遺跡にはカムペーンペット歴史公園があり、また東部のバーンチエン遺跡や自然遺産なども機会があれば是非訪ねてみてほしいです。バンコク旅行にあわせて世界遺産巡りも旅のバリエーションに加えてみてはいかがでしょう。