奈美田ブーが贈る、ウクレレの達人への第一歩。
こんにちわ、ハワイナビの高木ブーこと奈美田ブーです。ハワイに来たら是非トライしてみたいもの、それは、フラダンス、サーフィン、ルアウ、ガーリックシュリンプ、ロコモコ、ラウラウ、ウフフフ、などたくさんありますが、今日はその中でも最も重要性の高い、人間の条件として必要不可欠なウクレレについて、楽しく紹介していきたいと思います。

まず、ウクレレとは何か、という質問ですが、答えは思ったよりもずっと簡単です。 ウクレレとは楽器であり、食べ物ではありません。 しかし、ウクレレを弾くことによって起こりえる相乗効果として、①女にもてる ②子供に好かれる ③近所の犬に吠えられる などの状況が考えられ、常に人々のあいだで話題になることマチガイないのです。 長い人生のうち、たまにはスポットライトにあたる期間があってもいいでしょう。 この機会に、ぜひ、ウクレレにチャレンジしてみましょう。
それで、始める前に、簡単にウクレレのあれこれについて知っておいたほうが、あとあとラクかもしれません。 ということで、以下の4つをざっと読んでおきましょう。

*ウクレレは、4弦の、ギターによく似た弦楽器です。 ハワイアン音楽に使用されることが多いです。
*ポルトガルの移民が持ち込んだブラギーニャという楽器をもとに、ハワイで独自に改良を重ねて現在の形になったと言われています。 高級なものにはハワイ産のコアの木が材料として使われています。

*ウクレレという言葉はハワイ語でノミ(uku)、飛び跳ねる(lele)という意味で、当時のウクレレ奏者のニックネームから取られたとも、小さな楽器の上で奏者の指が跳ねるように動くさまを表した言葉とも言われています。
*ウクレレには4つのサイズがあり、小さいものから順に、ソプラノ、コンサート、テナー、バリトンと名づけられています。 基本はソプラノです。
そして、これ↓ が簡単なウクレレの構造です。 もちろん今ぜんぶ覚える必要はありません。

右利きの人の場合、左手でネックを持ち、右腕でボディをはさんで支えます。
お腹がでっぱってる人は、お腹の上に乗せちゃってOK。 胸がでっぱってる人は、隣の人の視線に気をつけましょう。
フレットとは、ネックの金具部分のこと。「2フレット」とか「3フレット」とかいう場合は、フレットとフレットの間の部分を指します。
さて、ウンチクばっかりでウンザリしてきたところで、そろそろレッスンに行きましょう。

今回おじゃました場所は、ワイキキ・ショッピング・プラザ内にあるウクレレ・ハウス。 ここでは毎日17時から18時まで、各30分の無料ウクレレ・レッスンを開催しています。 (少人数制で、すぐに席がうまってしまうため、予約をお勧めします)。

レッスン場は、お店の奥のスペース。 ちょっとしたラウンジっぽくなっています。 少人数制のいいところは、インストラクターとの距離が非常に近い、ということ。 それだけ親近感も増すし、一体感もあるのです。
気をひきしめて店の奥に入っていくと、ラウンジですでに誰かが個人レッスンを受けていました。 チラッと見たらテレビで見たことある人だったので、わたくし奈美田ブーは即座にパパラッチに変身。
 あれ? この人どっかで… |
 あ、やっぱり♪ |
しかし芸能人を追っかけてる場合ではありません。 ウクレレやらなくちゃ!! ということで、我らがインストラクター、ニール(Neal)先生の登場です。 ウクレレを弾いて9年、日本人の血も入っている中国系のロコ青年で、笑顔がとても愛嬌のある先生です。 「日本語スコシだけネ」と言いながらも、ちゃんと丁寧に一人ひとりに指導してくれます。 まずは、ポロン、ポロンと耳で音を確認しながら、生徒にそれぞれ、貸し出し用のウクレレを手渡していきます。
 生徒用のウクレレ |
 ポロン♪ チューニングは合ってるかな? |
 ハイ、アナタにはコレね |
 わー、ウクレレだぁー♪ |
さて、準備が整ったら、レッスン開始です。 ニール先生がみんなにプリントを配ります。 見るとそれは「ハッピーバースデイ」の楽譜。 基本だという3コードの表も書いてありました。 G6、D7、Cという3種類の指の位置を習います。 「じゃあまず、G6というコードから。 指はこうやって押さえるんだよ」

ボクの指をよく見てネ
3つのコードをなんとか覚えて弾けるようになったら、いよいよ「ハッピーバースデイ」の歌に合わせて弾いてみます。 ゆっくりね。 せえの~、ハァァァッピィ~~ バァァスデェェェェ~ トゥ~~~~ ユゥゥゥ~~・・・。 「よーし、グッジョブ!」
 テキスト |
 ハァァァッピィィィ~~ |
 バァァァスデェェェ~~ |
ハァァッピィィィ~~、ハァァァッピィィ~~と呪文のように繰り返される歌とウクレレ。 「じゃあ次にA7というコードを増やして、これでつないで演奏を二回くりかえしてみよう」

A7が二回、D7が二回、G6が4回ネ
ハァァァッビィィィ~~~ バァァァスデェェェェ~~~~ トゥ~~~ ユゥゥゥ~。 「じゃあ今度は二人ずつで弾いてみようね。 ボクが隣に行くからね」
 トゥゥゥ~~~ |
 ユゥゥゥ~~♪ |
 ハァッピバァスデェェェ |
 トゥゥユゥゥゥ~♪ |
さて、永遠に続くかのように思われた呪文ハッピーバースデイの演奏会もやっと終わり、「あれ? もしかしてウクレレって簡単じゃん?」と勘違いしたところで、本日のレッスンはオシマイ。 あっという間の30分でしたが、内容の濃い、人間の真価を問われる貴重な体験となりました。 とっても楽しかったです。 また習いたいな~♪
<重要メモ>レッスンを受けると、その後遺症で思わずウクレレを買いたい衝動にかられてしまうわけですが、そのお値段たるや、ぴんきり。 安いやつでも充分に楽しめますが、高いやつを買うと、「元をとらなくちゃ」という意識が働くので、上達するそうです(笑)。
ちなみに高いやつは、合板じゃなくて一枚板なので、やっぱり音が違うんだそうです。

さらに重要なのは、値段よりもサイズ。 自分の体に合ったものを買わないと、指が寝ちゃったりしていい音が出ません。 初めての人は、お店の人によく相談して、自分に合ったものを選びましょう。
以上、ハワイナビの奈美田ブーでした。 アロ~ハ~♪