ハワイアン・キルトの無料クラスに参加してきました。それは果てしなく長い道の始まり…。
こんにちは、ハワイナビです。みなさん、ハワイを満喫していますか~?さて今回のナビは、ハワイのカルチャー体験シリーズ「初めてのキルト」ということで、おはりこ経験ゼロのナビがハワイアン・キルト作りに挑戦してきましたヨ~!!いや~、キルトって、見るとやるとじゃ大違い!ズブのシロウトであるナビは、軽~い気持ちでキルト・クラスに参加してみたんですが、それはイバラの道への第一歩だったことに、初めは気がつきませんでした…(笑)。いや~、キルトって、忍耐力との戦いなんですね…。
初めの一歩
今回はロイヤル・ハワイアンセンターで毎週火曜日に開催されているフリーのキルトのクラスに参加してみました。この2時間でどの程度できるのかわかりませんが、意欲満々でキルトに臨むナビです。さて、会場についたらまず、何を作るかを決めます。クッションカバーと壁掛け用のキルトのキットが何種類も置いてあるので、その中から自分が好きなデザインを選びます。ナビは壁掛け用の青いブレッドフルーツ柄を購入。ブレッドフルーツ柄が一番簡単なんだそうですヨ。
 どのデザインがいいでしょうか? |
 これが一番簡単らしいデス(笑) |
さて購入したキットには、トップ布(しつけ糸でモチーフがすでに縫いつけてある)、キルト綿、裏布、モチーフと同じ色の糸、トップ布と同じ色の糸、針、簡単なキルト説明のプリント(日本語)、キルトの図案のプリントが入っていますので、手ぶらで参加しても即!キルトが始められるようになっています。モチーフのアップリケから始めるんですが、始めの3センチくらいは先生がやってくれて、カーブを縫うテクニックもここで見せてくれます(が、これがなかなかシロウトには難しい)。さて、それじゃあ始めましょう。ちくちく、ちくちく。
 このお母さんは、とてもお上手でした |
 ナビも頑張りますヨー |
難関はすぐにやってきます(笑)。まつり縫いするのに5ミリくらい折り込んで縫っていくんですけど、これがなんたって難しい…。直線はどこにもなくて、すべて曲線。角ばらないように丸く縫いこんでいくのがこれほど難しいなんて、お釈迦様でも知らぬが仏のお富さん、です。カーブのインサイド部分は、3箇所を小さくハサミを入れて広げます。これも先生はうまくやってくれるんですが、自分でやると布が出てきちゃってすごく難しい…。5センチ進むのに、ものすごーく時間がかかります。ちくちく、ちくちく。
 慣れない作業、なかなか進みません |
 「もっと細かくネ」「はーい」 |
 ポイント1 - ひっぱらない |
 ポイント2 - 針はまっすぐ刺して |
 ポイント3 - 細かく、もっと細かく |
クラスにはリピーターも何人かいて、前回の続きを先生に教わっています。このときはアップリケ部分が終わって次のステップに進む人が2人いて、フープ(輪)を使ってアップリケ内部をキルティングしていました。うーん、あそこまで行くのにどのくらい時間がかかるんだろう…。
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先生がフープを使ってのキルティングの指導をしてくれます。「三枚ちゃんと針を通してね」 |
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先生は個人個人の進み具合によって、それぞれに指導してくれます。 |

無心で、ちくちく。思うように進まないので、思わず真剣になって縫ってしまいます

2時間のクラスで、この部分だけ(笑)
そして2時間があっという間に終わってしまい、結局できたのは葉っぱの部分ひとつだけ。葉っぱ1枚で2時間とするとアップリケ部分だけでも軽く10時間はかかっちゃうわけで、その後にキルトしていくことを考えたら、ナビは軽いメマイがしましたが、ここでひるむわけにはいきません。キルトを終わらせることを先生に誓って(笑)、クラスはここで終わり。先生がた、ありがとうございました~♪
 シャーロットとナビ |
 クレアとナビ |
ナビのお手軽お気楽キルト教室~♪
ほとんどの旅行者のみなさんは来週の火曜にはもうハワイにいないので、葉っぱの1枚だけ終わった状態で、ここからは日本で各自キルト制作に励んでいただくことになります。が、ナビ独自の調査スジによると、みなさんそのまま途中で投げ出しちゃう人が多いそうで、それではキルトがかわいそう。適当でいいんです、とにかくキルトを仕上げましょう!…以下、クラスには行かずに適当&簡単にフープも使わずナビが自宅でキルトを仕上げましたので、その工程を簡単にお見せします。ナビにもできたんですから、みなさんもどうか、気楽にキルトを仕上げてくださいね!!
 ①とにかくアップリケ部分のまつり縫いを終わらせます。ここまで出来たら、もう勝ったも同然! |
 ②トップ布、キルト綿、裏布の三枚を合わせて、赤い線のように縦横ナナメに軽くしつけ縫いをします |
 ③内側から外側に向かって(重要!)アップリケ内部をキルティングしていきます。三枚ちゃんと針が通ってるように |
 ④アップリケ部分、ぜんぶキルティングが終わりました。ここまで来たら、ちょっと一息いれましょう |
 ⑤アップリケの外側2ミリくらいの部分をぐるっと一周、縫っていきます。ちょっとツライですが、がんばって! |
 ⑥外側2ミリの線、ぜんぶ終わったところ。アップリケの部分がグンと盛り上がってきたのが見えますか? |
 ⑦その2ミリの線から1センチくらい外側を、またグルッと一周します(波紋が広がっていく感じで) |
 ⑧キルティング部分が終了!これでもう、すべての苦労が報われた感じです。うれしさ90%! |
 ⑨縁取り用のバイアス布を作ります(これはキットに入ってないんで、生地屋で買いました) |
 ⑩線を縫いやすいように、アイロンがけします。(線は3本) |
 ⑪ここでナビはちょっとズル!!ここでこっそりミシン様のお出まし。フチだけ、ミシン縫いしました、わはは |
 ⑫表のフチを縫ったら、キルト綿、裏布のはみだし部分をハサミで切り落とします |
 ⑬バイアスを折り込んで、裏布の表をまつり縫いで縫います。裏になるから見えないんで、雑でオッケー(笑) |

⑭できあがり~!!! 今まで費やした時間、何度も針を刺して血が出た指の思い出、肩が凝って大変だったこと、などを思い出すと、もうナミダが出ちゃうほど嬉しい~!!これは記念すべき作品になったと、ひとりごちるナビなのです
最後に
キルトのキットはハワイ中あちこちのキルト専門店や生地屋さんでも購入することができます。キットじゃなくて自分ですべて布を買ってモチーフも切り抜いて、っていうのもアリですが、材料に無駄がでないぶん、多少割高でもキットを購入するほうがいいとナビは思います。少しでも気をラクにしないと、途中でやんなっちゃいますしね(笑)。自分の忍耐力との戦いであるキルト。そのぶん、出来上がったあとの達成感たるや、本当に素晴らしいものですから、みなさんもどうぞ、キルトを作りを楽しんでくださいね!…以上、ハワイナビでした。アロハ~♪
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キルトのキットはやっぱり簡単便利なので、お勧めデス |
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メガネケースからトートバッグまで、いろんな種類のキットがあります |