半袖シャツ(この方はナイキ)にショーツ、そしてスリッパーズでロコの完成!
アロハ~、ハワイナビです。履き古してアブラののった(?)リアルなスリッパーズを直接お目にかけるには忍びなく、毒消しに犬を配置してみました
ロコのお宅に人が集まると・・・玄関先にはスリッパーズが勢ぞろい、するわけなんです。カイルア・ファーマーズマーケットにて。8名分の足が写っていますが、うち6名がスリッパーズ(1人はサンダル)
ロコがあんまり気楽に、心地よさそうにスリッパーズを履いているので、「お、ラクそう。ハワイ滞在中はビーサンで通すか」なんてビーサンを履いてみたところ・・・足の親指と人差し指の間が痛くなってしまった、という経験を持つ方もいるのでは? ふだん着なれない、着物や浴衣に合わせて草履や下駄を履くと、やはり、同じ部分が痛くなりますよね。コレってやっぱり慣れ。ロコの場合、なんといってもスリッパーズ歴が長い! 多くのロコは幼児の頃から履き続けているんですから。その場では気づきませんでしたが、あらためて写真を見ると、写っている6名すべてがスリッパーズ!
といっても、慣れるのに別に何十年も必要ないです・・・足の親指と人差し指の間が痛くても、ちょっとずつ間隔を空けて、1週間から10日くらい履いてみれば、スッカリ慣れて、「あ~、足指が自由になるのがラク。ビーサン万歳!」になれるハズ。スリッパーズに慣れてくると、足の甲をカバーするタイプのサンダルが逆に窮屈になってきます。スリッパーズでそのままワイキキ・ビーチに
それにしても、どうしてロコの間にこんなにもスリッパーズが浸透しているのか・・・は、特に文献等を調べなくても、ごくごく常識的に行きつく先は、「常夏の気候」「ビーチで便利」「安価」、そして「草履や下駄履きに慣れ親しんでいた日系移民が広めていった」といったところではないでしょうか? また、古代ハワイアンはティリーフで編んだサンダル(下の写真)を履いていたそう。過去のハワイアンにとっても、スリッパーズは身近に感じられるものだったのかもしれませんね。「ロングス・ドラッグス」の一角で販売されているスリッパーズは5ドル以下
スリッパーズは、地元のスーパーやドラッグストア、大手ディスカウントストア、デパートや、靴専門店、サンダルショップ、スイムショップ、サーフショップ、ブティックなど、ハワイの数多くの場所で販売されています。なんといってもロコのライフスタイルには欠かせないモノですから。サーフショップのスリッパーズ売場
スリッパーズとひとくちにいっても、そのスタイルやクオリティは多種多様。![]() 「ノードストローム・ラック」でもスリッパーズはメンズ、レディースともに人気 |
![]() アラモアナ・センターの「ノードストローム」で見かけた高級ブランド、トリーバーチのビーサン |
![]() カハラ・モールのカード&雑貨ショップ「ホールマーク」では切り抜き式のキャラものも |
![]() 笑っちゃう「コレでキミもゾンビの足に!」カイムキの「トイズン・ジョイズ」で発見 |
梯子に乗るのもスリッパーズで
同じようにスリッパーズをこよなく愛するといっても、いろいろなロコがいるわけで。岸壁だってスリッパーズで(この方たちはロコじゃなくツーリストかも)
ちょっと話はそれますが、ハワイって、着ている洋服でそのヒト(主に男性の場合)の経済状態がわからないんですよ~。穴の開いたタンクトップ*に、ダメージ加工なのかただ古いのか不明のショーツ、なんちゅーこともないスリッパーズ、というカッコでも、実は会社を経営しているリッチ層だったりして。ハワイでは服装で人を判断しないようにしましょう!![]() バイク(自転車)に乗るのもスリッパーズ! 写真には撮れませんでしたが、フリーウェイを走るオートバイでもスリッパーズのロコは少なくありません |
![]() 子供もティーンも大人も、とにかくみんなスリッパーズ!(カイムキタウンのストリートフェスティバル会場) |
コレが「アイランド・プロ」だ!(「ザ・アイランド・スリッパー・ストア」)
ナビの知り合いに、50代の生粋のローカル男性がいます。特にオシャレとか服装にこだわりがあるといったタイプではありませんが、スリッパーズには一家言あるんです。一番左が50代ローカル男性の、右がアラフォー日本人男性の愛用スリッパーズ
もう一人、ハワイ旅行のリピーターであるナビの知り合い。こちらはアラフォーの男性。ワード・ウェアハウスにある直営店「ザ・アイランド・スリッパー・ストア」
えーっと、ナビが特別に「アイランド・プロ」の宣伝をしているわけじゃなく、実話、なんです。ローカル男性に人気のタイプは、「アイランド・プロ」のようなラバータイプか、こちらのパニオロ(ハワイアン・カウボーイ)スタイルだそう
10代の終わりにサンフランシスコからハワイへ移住。地元の靴業界で働いていたジョン・カーペンター氏が、モトナガ・ファミリーから事業を引き継いだのは1985年。カーペンター氏はメンズラインを拡大するとともに、アーチサポートに着眼。クッション性を高め、かかと部分には高低を付けるなどして、機能性と安定性に優れたスタイルを発表しました。これが、「1日中履いていても疲れない」「裸足でいるより心地良い」と、ロコの間で評判に。そうして、前述の50代ローカル男性のようなファンも生まれたわけです。店内には製造工程のビデオが流れています
地元情報誌「ホノルル・マガジン」の2012年度ベスト・オブ・ホノルル賞“最上質のスリッパーズ部門”を受賞。デザインから製造まですべてハワイという、正真正銘のメイド・イン・ハワイである点もポイント高し。その分、お値段は、少しお高めですが。(メンズのラバータイプが44ドル95セント。レザータイプは種類によって70ドルから92ドル)でも、オススメです。レディースのこーんなにキュートなスリッパーズも
しかし! 「アイランド・スリッパー」を履いていて、脱ぐ機会があったら要注意(?)。レディースの場合、ヒールがあると一気にオシャレ度アップ
「誰かがボクのスリッパーズをわざと履いて帰った! 高級品だから盗られた!」と、彼は主張。でも、いくら高級品だからといって、サイズが合わないスリッパーズを履いて帰る・・・? いや、帰るかも。酔っていたのか、故意なのか。ビミョーな酔い加減で「小さい? オレのじゃないみたい」と思いつつ、「でもとりあえず履けるし、カッコいいし。ま、誰のでもいっか」的大らかさ(ハワイ的大らかさ)で履いて帰ったのかは不明ですが・・・。上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-06-20