秋冬のハワイの楽しみ方！

日本ほどはっきりと四季が分かれていなくても、生活習慣的にはささやかに春と秋も訪れるハワイ。この変わり目を感じさせるのはやっぱり行事。春ならイースターというように、秋はハロウィン支度が始まるとぐっと秋冬の気配が漂い始めます。そして11月の感謝祭、12月のクリスマスと行事が続き、世間がホリデーシーズンに浮かれている間に季節は一気に冬モードとなり、朝夜の気温も気づいたら低くなっています。とはいっても昼間は相変わらずの暑さです。ただし雨の降る回数・量とも夏より断然増えるので、軽量折りたたみ傘をバッグに入れておくと便利。また昼間のトロピカルな雰囲気とは打って変わって日が沈むとあっという間に肌寒さを感じます。特に1、2月頃にハワイを訪れる方は、夜の外出用にやや厚めの長袖や長ズボンなどの用意もお勧めします。

ハワイの冬の風物詩ビッグウェーブ、夏には穏やかだった海がガラリと表情を変え大きな波が押し寄せてきます。そして世界的にも有名なサーフコンテストが開催される時期です。サーファーのメッカであるノースショアでは11月、12月に「トリプル・クラウン・サーフィン大会」、ワイメアベイでは伝説のウォーターマンにちなんだ「エディ・アイカウ・メモリアル・サーフィン大会」が開催されます。冬のワイメアベイにはモンスター級の波が押し寄せ、その高さは30フィート（約9.1m）に及ぶことも。ただしワイメアベイの波が20〜25フィート（約6〜7.6m）に満たない場合、エディ・アイカウの大会は開かれないので2009年以降は競技は行われていません。またオアフ西マカハにも有名なサーフスポットがあり、冬には25フィート級の波が来る事も。ここでは毎年2月または3月に「バッファロー・ビッグボード・サーフィン・クラシック」が開催されます。こちらも伝説のサーファー＆ライフガードにちなんだ大会です。
ハワイのヒーロー、デューク・カハナモクやエディ・アイカウ、そんな彼らを育てたハワイの海。そこで繰り広げられるダイナミックな真剣勝負、その迫力を一目見て味わってみては。