火鍋(香港式寄せ鍋+しゃぶしゃぶ)を食べよう

こんにちは!香港ナビです。今年の日本は寒いですね。寒い日にはお鍋を囲んでわいわいがやがや、が楽しいです。実は香港人もお鍋が大好き。香港は最低気温が10度以下のこともあり、海が近いので風が強い日は結構寒いのです。今日の香港の最高気温は14度なのですが、湿度が高いので底冷えするのです。そんな季節に香港人が必ず行く、火鍋を今日は徹底解剖してみましょう!

火鍋の専門店、見てください、ここのお客さんは全員がお鍋を囲んでいます。ご存知の通り、香港は亜熱帯気候で夏は湿度が90%を越すことも少なくないのに、鍋料理の専門店がいたるところにあります。 真夏でも室内でがんがんクーラーをかけながら熱い火鍋を楽しむのです。 具も本当に沢山の種類があります。日本では魚とお肉は一緒に鍋でいただきませんが、香港は何でもありです。そうです、海鮮寄せ鍋としゃぶしゃぶを足したようなものをご想像ください。好きなものは何でも入れる!ではナビと一緒に火鍋へレッツ・ゴー!
 まずは好みのスープを選びます。火鍋は日本で言う、寄せ鍋に似ています。寄せ鍋はお水に昆布とかを入れ、出汁をとりますが香港では最初から色んな味のスープが用意されています。これは普通の鶏がらスープ。 |
 漬け汁は各自好みで用意するのが香港風、お醤油の中に好みでニンニクやねぎ、豆板醤、唐辛子、生姜、ごまペーストなどを入れて作ります。 |
 ナビは辛党、炒めたニンニクや唐辛子の輪切りをタップリ入れました。 |
 海老よ、ごめんよ、熱いだろうが我慢してちょうだいね。魚介類がとても新鮮な香港ならでは。これが最高! |
 この辺の具は日本でもなじみの深いものばかりですね。 |
 かぼちゃと西洋菜(クレソン)、そして「出前一丁」を入れるのが香港式。 |
 煮込みようの牛肉はどばっとお鍋に入れちゃいます。 |
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薄切り牛肉はしゃぶしゃぶで。と言っても、和牛ではないのでかなり火を通します。 |
 ミル貝のお刺身を注文してみました。歯ごたえがあって、美味しい! |
 ナビの友人は火鍋の達人。なんとマイわさびを持参してました。 |
次は四川風火鍋に行ってみましょう!
こちらは鶏がらスープとなんと辛そうな四川風唐辛子スープ、そりゃ、辛い。辛党の人にはたまりません。鍋の真ん中に仕切りがあって、2種類のスープで火鍋を楽しむことができるのです。荷物になるけれど日本に持って帰りたい便利な鍋です。
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四川風火鍋のお店では唐辛子が3種類、醤油だけでも6種類ほどありました。 |
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一人にひとつ、すり鉢が用意してあって、その中にはゴマが入っています。 好みでパウダー上にまですりつぶしてもいいし、もちろんそのままでもOKです。 |
 すりつぶしたゴマの中に、ラー油たっぷり、豆板醤たっぷり、ナビはパクチー大好きなのでタップリ入れました! |
 もう一人のナビはピーナツをどっさり、人それぞれ好みがあって面白いです。 |
 お肉の横のものは何でしょう? ハイ、正解は豚の腸です。 煮込むとやわらかくって美味しいのですよ。 |
 さてこれは何でしょう? ハイ、湯葉です。内臓ではありません。 |
 魚皮餃です。スープの中で煮るので崩れにくく作ってあります。 |
 実はみなさん、この唐辛子スープは本当に辛い。辛いってもんじゃないほど辛かったです。ナビは真冬なのに汗だくだくになりながら食べました。 |

火鍋は2人ではチョッと難しいですね。やはり最低4人はほしい。大勢でがやがやするのが一番たのしいのが火鍋です。さて気になる料金ですが、やはりお店によってかなり違いがあります。殆どのお店ではいろんな種類のセットメニューを用意してあるので、それを利用するのも便利でいいかと思います。でも香港人が好きなものがメインでセットになっていますのでその点をご考慮くださいね。日本ではすき焼きで、生卵につけて食べますが、ここ香港ではやめたほうがいいですよ。それに生卵を食べると周りの香港人からビックリした目でみられます。ポン酢やしゃぶしゃぶのたれで食べたい人は持ち込んでもあまりうるさいことは言われません。

どのお店にも火鍋の食材リストがあります。それをもらって食べたいものに印をつけるのが一般的な注文の仕方です。中国語が分からなくても漢字で書いてあるので、大体は想像がつくはずです。ただ海鮮類は普通時価です。蝦とかは1斤(約600g)で幾らと書いてあるので大体の量と値段の判断は可能。さぁ、これで火鍋の食べ方が大体お分かりになったと思います。この時期、火鍋は外せない。是非とも一度試してください。
最後に取材ご協力いただきました、関西笑口会の皆様、香港ブログ委員会の皆様、本当に有難うございました!香港ナビがお送りいたしました。