もォいくつ寝ると、おしょオがつゥー、あっ失礼しました、香港ナビです。まだ香港はお正月を迎える準備中です。日本の年末も先生が走り回るほどの忙しさ(師走)だと思いますが、所変わって、香港だってお正月までにやっておかなければならないことがいっぱいあります。あー、忙しい!うちの猫の手も借りたい!!……あっ、疑ってますね。じゃあ、ちょっとお教えしましょう、香港のお正月準備はこれだ!!!
迷信や縁起を担ぐ風習は香港にも根強く残っています。新年早々の掃除が縁起が悪いように、洗髪や髪を切ることも幸運を洗い流すとか、"切る"という言葉が縁起が悪いというわけで、新年には避けるべきこと。ですから、美容院や床屋さんへ行くのもお正月前。でもこの時期、美容院や床屋さんはいつもの値段よりも多少高くなっているところもあるので注意。新年のご祝儀なのか、高くても必要なのでお客さんが必ずやってくるからなのでしょうか?そんな風習があるようです。また、広東語で靴のことを"鞋(ハアイ)"といいます。そう、まるでため息をついているようでしょ?そこで、新年早々靴を買ったりするとため息がでる!?というわけで、新しい靴もお正月前に買っておくのがベストなのです。旺角のスニーカー街以外でも、靴屋さんのお正月前のバーゲンは当たり前なのです。それから、新しい服でお正月を迎えるのも香港の風習。香港のバーゲンがお正月前に始まるのもその辺りが理由なのでは?髪もすっきり、新しい洋服に新しい靴で気分はすっかりブランニューなのに、年々古くなっていくのは中身ばかり…….か!?
香港では、お正月は親しい友人や親戚などへのお年始回りが主流です。従って、家族水入らずで過ごすのは大晦日の夜。この大晦日の食事のことを"団年飯(テュンニンファン)"と呼びます。一年間の家族の団欒を締めくくる食卓にはいつもよりうんと贅沢で豊富なおかずが並びます。特に魚、鶏、豚肉など豊かさを強調するような食材が好まれます。また、名前の発音が縁起のよいことから"蠔豉(ホウシ)"="好事(ホウシ)"、"髪菜(ファッチョイ)"="發財(ファッチョイ)"などを使った料理もあります。そして食事後のスィーツには、一家の円満を形で表した「湯圓(トンユン)」が欠かせません。(暖かく甘い汁の中に白玉のような団子を浮かべて頂きます。黒ゴマやピーナツペースト入りの団子もあり!好味。)そして、年が明ければ、今度はお年始回り。他人のお宅にお邪魔するのですから手土産は必須です。この手土産には、チョコレート、クッキー、キャンデーなどの甘いお菓子の詰め合わせが多く、かさが大きくて、立派に見えるものを赤い色の包装紙でくるんで持っていくのが香港流。また、お客様をお迎えする側のお茶うけには、中国の伝統的なお菓子や、ナッツ類などを用意します。 上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-01-17