九龍のメインストリート「ネイザンロード(彌敦道)」沿いには何がある?エリア別に徹底解剖してみました!

こんにちは、香港ナビです。九龍の中心を走る大きな通り「ネイザンロード」の名前は、香港を訪れたことがない方でも、一度は耳にしたことがある有名なメインストリート。ビクトリアハーバーからの100ドルの夜景と並んで、このネイザンロード沿いに突き出た看板のイルミネーションは、雑誌やテレビ番組などで必ず紹介される香港を代表する風景のひとつです。それだけに香港の観光を語る上で、なくてはならない存在とも言えます。今回は、そのメインストリート沿いに地下を走るMTRの駅周辺に分けて、ネイザンロード沿いの様子を徹底解剖して紹介しましょう。
 ネイザンロードの南端 |
 横断する人がいっぱい |
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九龍公園のあたりは、ネイザンロードも木々で覆われています |
MTRの尖沙咀駅で下車した場合、ネイザンロード沿いに出られる出口は7つあります。ネイザンロードの西に行くなら、A1、C1、C2、Eの出口、東に行くなら、A2、B1、D1の出口を出ることになります。一番南の先端から北に向かって、ネイザンロードの西サイドには「ザ・ペニンシュラホテル」「九龍ホテル」とホテルが続き、2011年にオープンしたショッピングモール「i SQUARE」の巨大なビル、そして「九龍公園」沿いのショッピングエリアがあります。一方の東サイドには、「シェラトンホテル&タワーズ」「インペリアルホテル」「ホリデーイン・ゴールデンマイル」とホテルが続き、映画などの撮影でもおなじみの「重慶大厦」や最新のショッピングモール「The One」、「ミラマーショッピングセンター」と続きます。また通りに並ぶショップは、宝石や時計などの高級品や、電化製品、チャイニーズグッズなど、観光客向けのショップが多いのが特徴です。
周辺エリア見どころ
なんといっても、観光のメッカですから見どころは盛りだくさんですが、ネイザンロードと平行して西を走る、「広東道」へ入っていくと、「ハーバーシティ」「サン・アーケード」「シルバーコート」などのショッピングモールが密集した高級ブランド店が並ぶショッピングエリアに。東に交差して走る「加連威老道」はコスメやファッションの激安ブティック、アウトレットショップが並ぶ、リーズナブルなショッピングエリアです。
 佐敦道との交差点 |
 看板が道まで突き出ています |
 ネイザンロード沿いにバス停がぎっしり |
 永安デパートは、香港の老舗 |
MTR佐敦駅で下車した場合、ネイザンロード沿いに出る出口は、西側ならA、C、東側ならB1、Dの出口です。大きな目安としては、西側には、「シャムロックホテル」「裕華百貨」「永安百貨」が、東側には「プルデンシャルホテル」「ネイザンホテル」「イートンホテル」と続いています。
周辺エリア見どころ
大きなショッピングモールや最新の流行を求めるショップはないものの、西に平行して走る「呉松街」や「廟街」には下町らしいB級グルメ、香港スウィーツやお粥、麺の専門店が軒を連ねています。またナイトマーケットで有名な「男人街」も廟街のこの辺りからスタート。
 佐敦に近いエリア |
 旺角方面に向かって |
 窩打老道との広い交差点 |
 大きなビルには突き出た看板が少ないようです |
ネイザンロードを北に進んで、油麻地まで来ると比較的リーズナブルなホテルやレストラン、ショップが多くなります。MTRの出口は、すべてネイザンロード沿いの近くに出るようになっています。通り沿いには西に「キングス・デ・ネーザン」「カーサ・ホテル」が、東側には「カリタス・ビアンチ・ロッジ」「サルベーション・アーミーブース・ロッジ」があります。
周辺エリア見どころ
このあたりは、ネイザンロード沿いよりも西に入った「廟街」が、ナイトマーケットの「男人街」と呼ばれるエリアの中心に位置することもあって活気づいています。そのあたりにもリーズナブルなホテルが多く見られます。
 大きな看板が目に付きます |
 旺角道にある歩道橋から見下ろすと・・・ |
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旺角、どこの横断歩道でも、人がいっぱいで渡るのに苦労します |
九龍で一番にぎやかな繁華街といえば、このあたりです。それだけに、ネイザンロード沿いにも大きな看板を掲げるビルや、夜になればきらびやかなイルミネーションがぎっしりと並び、煌々と照らされたメインストリートに、人があふれかえっています。ネイザンロード沿いに出るMTRの出口は、西側はA1、C1、E1、東側は、B1、D1、E2が便利です。
周辺エリア見どころ
九龍一の繁華街ですので、ネイザンロードから中に入った通りには、様々な特徴がいっぱい。まずは、すぐお隣を東に平行して走る「西洋菜南街」は、時間帯や週末によって、歩行者天国にもなるとおりで、大型電化製品ショップや激安コスメショップ、映画館などが並ぶ披露目の通りです。そしてその中にさらに一本はいると、「通菜街」の一部分が、ナイトマーケット「女人街」として有名です。ナイキやアディダスを始めとする有名ブランドのスニーカーショップが集まる「スニーカー街」と呼ばれる場所や、香港の若者が集まる地元のショッピングモール、B級グルメのお店など「花園街」「洗衣街」に集まっています。また、ネイザンロードの西側には巨大ショッピングモールの「ランガム・プレイス」や、「黄燈区」と呼ばれる黄色い看板が目立つ、東京で言えば新宿歌舞伎町のような大人ゾーンが広がっています。夜遅くにはこのあたりを歩く場合はちょっと注意が必要かも??
 ネイザンロードが枝分かれしていく大きな交差点 |
 看板も少なくなってきます |
ネイザンロード沿いの最後のMTR駅は「太子」で、「旺角」から続いてすぐに位置しています。ネイザンロードへの出口は、A、B、C1、Eとなります。「太子道西」「荔枝角道」「界限街」などの大通りと交差して、九龍の中心からその先のニューテリトリーへと進んでいくMTR線の分岐点でもあります。
周辺エリアの見どころ
「旺角」から引き続き、ネイザンロードから東に入った通りには見どころがいっぱい。「花園街」の青空マーケットや、金魚やペットを扱うショップが並ぶ「金魚街」、花や植物のショップが集まる「花墟市場」、かつては香港名物のひとつでもあった小鳥屋街の「雀鳥花園」など、散歩気分で歩きたいストリートが続いています。

いかがでしたか?九龍を一直線に続くメインストリート、寄り道せずにとっとと歩けば、1時間弱で歩けます。また、エリアを散策しながらぶらぶらと一日かけて、九龍を満喫するのもいいかもしれませんね。九龍中心は、迷ったら、ネイザンロードに沿って歩け!なのです。お気に入りのMTR駅で降りて、周辺を散策しているうちに一駅、二駅なら知らない間に歩いてしまっていますよ。以上香港ナビがお伝えいたしました。