屏山文物徑に行ってきました。新界の5大氏族である鄧一族の歴史が垣間見れる、香港でも貴重な散策コースです。

今回、散策したのはMTR西鉄・天水圍の駅前からスタートするこの屏山文物徑。のんびり歩いて1~2時間ほどのコースです。

駅を降りてすぐ見えるのがこの聚星樓。ナビが以前来たときは改装中でしたが、今回はちゃんと見ることができました。

鄧氏が一族の子弟たちの科挙合格を祈願して建てたそうです。1階部分のみ入ることができます。

10分ほど歩くと上璋圍が見えてきます。外部からの攻撃を守るために石垣で囲まれた村です。今でもこの中では普通に生活している人がたくさんいます。
 |
 |
思わず通り過ぎてしまいそうになるのが、この小さな古井戸と楊侯古廟。小さな廟ですが、地元の人が頻繁に訪れます。ちなみに井戸は現在は使用されていません。 |
 |
 |
そして鄧一族の偉大さを象徴するかのような立派な祠。向かって左が鄧氏宗祠で、右側が愈喬二公祠です。いずれも三つの部屋と二つの中庭から成り立つ三進両院式建築です。 |
 |
 |
ちなみにナビがこのコースでいちばん好きなのは、鄧氏宗祠・愈喬二公祠とその横にある細い道。なんだかタイムスリップしたような気分になりませんか? |

ほかにも見どころはたくさんあるのですが、今回は時間の関係でルートの最後にある屏山鄧族文物館へ。

ここでは、鄧一族やこの周辺の歴史を貴重な展示品と共に知ることができます。この写真は、嫁入りの際に使用された輿。

このルートの途中には、まるで時代に取り残されたかのような古い家なども見ることができます。

こんな年季の入ったお店もあったりします。

西鉄を利用すれば、天水圍までは尖沙咀から30分ほどで行くことができます。いつもと違う香港を楽しみたい方は、ぜひ訪れてみてくださいね。