港珠澳大橋香港口岸旅検大楼の外観
この橋は、2009年12月15日に珠海側から着工しました。全長約55キロとサンフランシスコのゴールデンゲート・ブリッジの15倍もの長さがあります。香港側=香港接線(Hong Kong Link Road)が約12キロ、海底トンネルが約7キロ、メインともいえるマカオ側(海底トンネルの西側)の海上橋が約23キロなどとなっています。途中に海底トンネルがあり、その入口に大きな建物があるので東京湾アクアラインのように感じるかも知れません。片側3車線で、中国にあわせて右側通行になっていますが、鉄道用の線路は併設されていません。想定速度は100キロ、錆を防ぐために特殊舗装を施し、120年の耐用年数があります。海底トンネルを作ったのは大型客船と海洋生物のための環境を考慮したjからです。また、橋も30万トン大型船と15万トンのコンテナ船が通れるような橋脚の間隔と高さに設計されています。豆知識としては建設のために使ったスチールは42万トンでエッフェル塔60個分、道路表面の面積は70万平方メートルでサッカーフィールド98個分というまさに巨大建築物です。橋自体の走行時間は30~40分を想定しています。税関の入口
所要時間約20分で港珠澳大橋旅検大楼に到着します。大楼内は巨大な建物で、観光客の人は「訪客(Visitors)」の列に並んでください。状況によってパスポートチェックをする人を増やしているので、大勢の観光客がいてもそれほど長時間並ぶことはないと思います。パスポートチェックを抜けてしばらく歩くと、左手にマカオ行きのシャトルバスの自動販売機があります。支払方法は現金ではなく、電子マネーの八達通(Octopus)、アリババが提供する「支付宝(Alipay)」と中国の巨大IT起業テンセントによる「微信支付(WeChatPay)」とのサービスを利用できます。電子マネーによる支払が無理な方は右側にカウンターによるチケット販売所があるのでそちらに向かって下さい。料金は片道65ドルです。チケットを買って大楼を抜けると左手に向かってください。こちらがマカオ行きのシャトルバス乗り場です。バスはラッシュアワー時で最長でも5分間隔、それ以外は10~15分間隔、夜間0時~6時は15~30分間隔なのでそれほど多く待つ必要はありません。![]() 税関内部のようす |
![]() パスポートチェックを受けた後に現れるシャトルバスのチケット販売機 |
![]() 右手にはカウンターでシャトルバスのチケットが買えます |
![]() バスのチケットはこんな感じです |
![]() 澳門とはマカオの事です |
![]() 税関を出て左に向かいます |
![]() 大体、人が歩いているので一緒に歩いていきましょう |
![]() 持ち込み可能ら旅行鞄のサイズ |
![]() シャトルバスはこんな感じです |
小さな島々
シャトルバス自体は観光バスのような感じで、これといって特徴はありません。動きだしたら香港国際空港を右手にマカオに向かっていきます。途中で右側に橋が大きく曲がるのですが、その奥には東京湾アクアラインでいう「海ほたる」のような建物が見えます。建物はどんどん近付いてきますが、建物には寄らず、そこから地下トンネルが始まります。トンネルは7キロほどですからあっという間。5分位です。トンネルを抜けると海上橋が再び始まります。窓の両サイドとも海が広がっています。時折、船を航行しているのが見えます。後半なると小島群が現れ、その奥には珠海の街が見えて来ます。街並みがどんどん大きくなってきたころに珠海の税関が右手に現れ、珠海行きのバスはそちらの方に曲がっていきます。マカオは左側の道で、珠海の税関が見えて数分でマカオ側の税関である「珠澳大橋澳門邊検大楼(Posto Fronteirico Da Ponte Hong Kong-Zhuhai-Macau)」に到着します(マカオと珠海の税関は人工島を共有しているのでほぼ隣同士)。「H3」の娯楽場巴士上客区に向かいます
今度はIRリゾートが運営し、無料で利用できるシャトルバスの利用方法です。マカオ側にあるカジノ行きとタイパ側にあるカジノの行きの2つがあります。まずは、マカオ半島にあるカジノ行きバスの利用方法です。![]() この標識に沿って進みます |
![]() シャトルバスがやってきました |
![]() 港珠大橋綜合度假村接駁線(Hong Kong Zuhai Macau Bridge Integrated Resort Connection)と掲げられています |
![]() シャトルバス内部のようす |
![]() マカオ・フェリーターミナル前にあるカジノリゾートのバスが集まっているターミナルに到着します |
![]() ここから希望のカジノリゾートのバスに乗り込んでください |
「H3」の娯楽場巴士上客区に向かいます
タイパにあるカジノ行きバスに乗る場合ですが、タイパにあるカジノ行きバスに乗る場合ですが、ロビーを出て標識にある「H3」=娯楽場巴士上客区に向かいます。奥に「氹仔客運碼頭(Taipa Ferry Terminal)」という標識が掲げられているので、それに沿って進みます。こちらにも該当するIRリゾートの名前が漢字だけではありますが書かれています。標識に沿って進みます。バス停の前で待っていると白いシャトルバスが現れます。こちらのバスにも「港珠大橋綜合度假村接駁線(Hong Kong Zuhai Macau Bridge Integrated Resort Connection)」の文字が書かれています。バスに乗り込みます。マカオ・フェリーターミナル行きと同じくどこのバス停にも寄らずタイパのフェリーターミナル前にあるIRリゾート行きのバスターミナルに到着します。ここから各IRリゾートに向かうシャトルバスに乗り換えてください。![]() 氹仔客運碼頭(Taipa Ferry Terminal)という標識が現れます |
![]() 標識に沿って歩きます |
![]() 該当するIRリゾートの名前が漢字で書かれています |
![]() さらに道に沿って進みます |
![]() こちらのバスがシャトルバスです |
![]() タイパ側のターミナル。ここから目的のIRリゾートのシャトルバスに乗り換えてください |
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記事登録日:2019-01-29