マレ地区といえばファラフェル
まずはファストフードから。4区のマレ地区にあるロジエ通り、ここはイスラエルの名物料理、ファラフェルの激戦区でもあります。ファラフェルとは、ヒヨコ豆やそら豆のコロッケを、キャベツの千切りや揚げナス、きゅうりに赤キャベツの酢漬けなどと一緒にピタパンではさんだサンドイッチです。仕上げはヨーグルトソースが定番。いつも満席!
メトロ8,9号線のグラン・ブールヴァール駅は、2区と9区の境界にあり、ちょうどオペラとレピュブリックの中間ほどにあります。意外と観光客が通らないエリアなのですが、ここにフランス人にも大人気のレストラン、シャルティエがあります。もともと界隈の労働者が通いつめた大衆食堂で、100年以上前から営業している老舗なのです。アール・デコの歴史を感じる内装は、大衆食堂とは言えないぐらいシック。ですがテーブルの間をギャルソン達がせかせかと走り回る様子はとても食堂風。そしてメニューを見て驚きです。何と1品が1ユーロから!一番高くてもメインで11ユーロ台。料理は、洗練されたお洒落な盛り付けなどはないものの、ちゃんと美味しいものが出て来ます。これならみんな行列をするのも納得です。営業時間が昼から夜10時までのノンストップで、日曜でもオープンしているのが嬉しいですね。ディナータイムだと、20時前なら並ぶ確立も少ないです。パリの食堂で気取らず食べたい人にはぴったりです。昔ながらのパン屋さん
パリに行列のできるパン屋さんは数あれど、ここは誰もが一目おくブーランジェリー。レピュブリック広場から少し離れた、静かな界隈にあるお店は、19世紀のパン屋さんのようなレトロな佇まい。こちらでは品質の良いパンに専念するため、パティスリーは作っていません。厳選した材料を使って、殆どの工程を手作業で行うという徹底ぶり。看板商品の「パン・デザミ(友達のパン)」は、ほんのりと栗の香りがして一度食べるとクセになるという評判です。他にも、季節の果物だけを使ったタルトに、よそのお店とは格段に違うクロワッサン、バゲットなど、手間ひまかけて作られるパンはどれも外れなし。これまで幾つもの賞に輝いてきたのも頷けます。お店の外にはテーブルと椅子が置いてあり、焼き立てをその場で味わうこともできます。平日の午後3時前後は比較的空いていますが、行列をしてでも買う価値ありです。名物、モンブラン
行列のできるサロン・ド・テと言えばここは外せません。お客さんの殆どが注文する名物モンブランは、メレンゲと生クリームに、栗の味がしっかりと濃いマロンペーストがたっぷり。日本人には若干ボリュームと甘さが大目かも知れませんが、お店のクラシックな雰囲気も合わせてやはりパリ本店で味わってみたいものです。そして、モンブランと合わせてフランス人が注文するのは、こちらも有名なショコラ・ショー。とにかくチョコレートを飲んでいるような濃厚な味わい。ポットサービスで出てきますが、全部飲み干すにはよほどお腹が空いて甘いものが欲しくないとキビシイかも知れません。フランス人はショコラ・ショー+モンブランでもいけるようですが、甘さとボリュームを考えると、どれかひとつを選んでシェアした方が無難です。ティータイムは混雑するので、やや早めの時間をねらって行きましょう。アイスクリームといえばココ
最後もまた甘いもの好きにはたまらないアイスクリームで締めましょう。最近はアモリーノなど、イタリア系のジェラートがパリでも流行っていますが、こってりとしたフランス風(?!)なアイスクリームならば、ここ、ベルティヨンがオススメです。ガイドブックにも沢山載っている有名店なれど、味は並ぶだけのことはあります。ひとつひとつのフレーバーがとても濃厚でしっかりとした味なのです。このアイスを食べるためにだけ、サン・ルイ島に立ち寄るのも納得です。月、火曜が休みなので気をつけて下さい。しかしサン・ルイ島にはベルティヨンのアイスクリームを扱うお店が複数存在するので、味だけ確かめるには、本店で行列する必要もありませんね。上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-04-02