今年はコロナ19感染拡大防止のため、汝矣島の桜祭りは中止。人が散発的に訪れる場所は桜を見らるため、ソウルの近況をお伝えします。

こんにちは!ソウルナビです。2020年の春はコロナ19のために世界的にも大変なことになってしまいました。それでも春めいて桜の咲く季節はやってくるわけですが、コロナ19の感染拡大防止のため、ソウル最大の桜の名所であり汝矣島では、今年は桜祭りの開催が中止となりました。
韓国中央災難安全対策本部 は「社会的距離の確保」として、人の集まる場所にはなるべく行かない。どうしても行かなくてはならない場合は、マスクの着用し、人との距離を2メートル空けることを奨励しています。そのためか、入場できる桜の名所でも、人はそれほど多くなく、屋外でもマスクを着用して桜を見物している人が目につきました。
今年の桜は平地部と、丘陵部で差があり、平地では3月の後半から開花が始まり、4月の1週目にはすでに桜吹雪が見らました。丘陵部の南山公園は2週目から満開という雰囲気です。今年もナビが行った春の花ストリートの様子を写真でご紹介しましょう!
*** 南山(ナムサン/남산) ***
ソウル最大の桜スポットとしてまず名前が上がるのが南山です。南山の遊歩道に沿ってまんべんなく桜が植樹されていますが、中でもNソウルタワーからバスで降りる通りは幹回りが4mを超えるような桜の巨木が見事な桜の花を咲かせています。
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Nソウルタワーからバスの降り口になっていて、南山図書館へと続く道は、南山の桜見物のハイライトとなる場所。樹齢100年を超えるような大きな桜が見事な枝ぶりを見せてくれます。でも、残念ながらまだ5分咲きにも満たず。 |
*** ソウル森(ソウルスプ/서울숲) ***
セントラルパークというには若干ソウルの東側ですが、ニューヨークのセントラルパーク?!をイメージして造られたというこの公園。約35万坪という膨大な広さの土地は、文化芸術公園、自然生態の森、自然体験学習園、湿地生態園、漢江水辺公園という5つのテーマを持つエリアに分けられ、季節ごとに市民が直接参加できる楽しいイベントが数多く開催されています。公園が造成されたのは2005年と時間もあまりたっていないので、まだ木も若いですが、公園の外周には数百メートル続く見事な桜並木があり、中心部も敷地を見渡すと、そこここに桜の木が点在しています。

去年まで2本だったタワーに加え、新しいタワーが建設されています。
ソウルの森の風景をちょっとご紹介。周辺の聖水洞にはおしゃれなカフェが多く、観光客の方も足を運ぶ機会があるかもしれませんが、タイトなスケジュールで韓国に来られる方が多い中、わざわざ公園に行くのもねぇ~と思われる方も多いはず。しかしながら、住居は大団地が多く人口密度が高いソウルにあって、どーんと開けた癒しの空間は一見の価値があります。
 背景のビルが2本増えました! |
 だだっ広いソウルの森の家族公園 |
 4月~5月にかけてチューリップが咲き誇ります。 |
 正面入口のオブジェ |
*** 新村(シンチョン/신촌) ***
学生の街、新村も地下鉄新村駅から延世大学まで続く道が、桜並木になっていて春のムードいっぱいです。特に毎週金曜日は午後2時から週末まで、車の通行規制でほぼ歩行者天国になっているのでゆっくり写真も撮れちゃいます~。
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延世大学まで足を延ばして構内を歩いてみると、意外に自然が豊かなので散策するもの楽しいです。 |
コロナ19が一日も早く終息し、また誰もが気軽に観光を楽しめるようになることを願いつつ、ソウルナビがソウルの近況をお伝えしました。