上海の長い夜をオシャレに過ごすならココ! 楽しく安全にお酒が飲めるシーン別のオススメエリアをご紹介♪

こんにちは、上海ナビです。
上海の旅のもう一つの楽しみ方と言えば「夜更かし」。でも、「夜景やオシャレなバーなど、見どころはたくさんあるみたいだけど、夜の街歩きって安全なの?」「夜の繁華街って、どんな人たちが出歩いてるの?」「深夜まで楽しみたいならどのエリアに行くべき?」など、具体的な紹介はガイドブックには書いてありません。そこでナビは、上海の各主要観光スポットに、あえて深夜に出かけてみることにしました!
深夜の街歩き指南
1、移動はタクシーで
地下鉄やバスは22〜23時ごろが最終となります(路線によって異なります)。深夜の主な移動法はタクシー。23時からの深夜料金でも初乗り18元と安いので気軽に利用することができます(2015年4月現在)。大衆、強生など、信頼のおけるタクシー会社の車を利用すれば、トラブルには巻き込まれることはありません。

外出時間はみんな遅めです。
2、盛り上がるのは22時以降上海の夜はとにかく遅い! バーが人で埋まるのはだいたい22時以降、ライブハウスなどの開演時間は21時ごろ、クラブのDJイベントでは午前2時スタートなどもあります。「人気店って書いてあったけど人が少ないな」と思ったら、「来店時間が早すぎた」と思って下さい。

夜中でも明るい上海の道路。
3、安全を最優先に考えて夜中に街角のATMを使うことは厳禁です。知らない人に誘われた店に行くのもやめましょう。当日の昼間に知り合った人も、「知らない人」に含まれます。また、ぼったくりに気をとられて見過ごしがちなのが、ローカル店に多い「安すぎるバー」。偽物のお酒で体を壊す方もいるようです。以上に気を付けていれば、女性の一人歩きでも比較的安全なのが上海のいいところかも。

お店側からもこんな注意書きが。
4、酔っぱらいはNG実際にお店に行くとわかりますが、上海のバーでは深夜でも酔いつぶれたり酔っぱらって騒いでいる人をあまり見かけません。たまに見かけると日本人観光客だったりします。地元上海人も在住欧米人も、自分の飲める量をわかった上でお酒やおしゃべりを楽しんでいる様子。海外だということを忘れず適量を楽しみましょう。
エリア別! 夜12時の上海

淮海中路の夜は静か。
淮海中路、南京西路、徐家匯など、デパートがメインになっている繁華街は22時ごろで人並みが引いてしまいます。上海は、「繁華街=深夜もにぎやか」ではないんですよね。場所を探すコツは、人気のバーやクラブがあるエリアかどうか、です。それでは早速、オシャレなバーなどナイトスポットの多い代表的な観光エリアの夜12時の様子をご紹介していきたいと思います。安全で失敗のないお店を選んでみたので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
カップルで過ごすなら「外灘」へ
ラグジュアリーなバーや外資系5つ星ホテルの多い外灘は、テレビ塔やビル群のライトアップが消える23時ごろからオシャレな人たちが集い始めます。外灘のデッキの上は、午前1時ごろまで観光客やカップルで賑わうんですよ。
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租界時代のビル群と、テレビ塔のある浦東側はどちらももうライトアップが消えていますが・・・ |

外灘のデッキの上はまだまだこの人出! 現在夜の12時です。
外灘沿いのビル群やホテルの中のバーは、基本的に午前2時まで営業しています。常連さんたちがやってくるのは23時ごろ。夜景を眺めながらカップルで過ごすのにぴったりのお店が揃っています。ナビのオススメ店はこちら。
 「外灘3号」の最上階テラスから外灘を一望できる大人気のバー「New Heights」 |
 「ザ・ペニンシュラ上海」のテラスバー「Sir Elly’s」。眺め抜群です |
 「ザ・ペニンシュラ上海」の地下バー「SALON DE NING」。遊び心たっぷりのインテリアは必見 |
 「外灘18号」内のフレンチレストラン「Mr & Mrs Bund」。なんと午前3時まで食事できるんです |
 エキゾチックな雰囲気が素敵な雲南料理店「LOST HEAVEN」は最上階がバーになっています |
 ワイン好きの方はこちらへ。「外灘27号」こと「THE HOUSE OF ROOSEVELT」の2階のワインセラーバーにはなんと2万本のワインが! |
友達、同僚、家族で飲むなら「新天地」へ
週末ともなると深夜でもびっくりしてしまうほどの人出となる「新天地」。23時を過ぎると、観光客に変わって地元上海人や上海在住外国人がお酒を楽しみにやってきます。人気店は深夜2時まで大にぎわい。どの店のお客さんも同僚、友人同士などのグループでわいわいおしゃべりしています。女子同士の旅、両親が飲めるという方の家族旅にはもってこいの場所。静かな場所に避難したいときは、新天地敷地内の裏路地を歩いてみましょう。
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深夜とは思えない人出に圧倒されます。 |
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お店の裏手にはこんな路地が。夜ならではの風情です。 |
台風の目になっている人気店は、ドイツビールが楽しめるビアレストラン「Paulaner Brauhaus」と、ジャズの生演奏が楽しめる「CJW」。週末は24時の時点で満席ということもしばしば。気合いを入れて行きましょう!
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「Paulaner Brauhaus」(左)と「CJW」(右)。外席までお客さんがあふれています。 |
1人〜少人数でのんびりできるフランス租界エリアの路地
ナイトスポットが集まっているのはフランス租界エリアのストリート。特に人気のクラブがあるエリアは深夜でもこの人出。一方で、欧米人ビジネスマンが残業後に一人で飲んでいるようなバーも点在しています。
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お店ごとに異なる層のお客さんが集まっています。 |
ナビオススメ店は、地下防空壕をそのまま利用したクラブ「The Shelter」。日本人DJが登場する日もあるよう。ゴージャスなクラブが多数オープンしている上海では、ここがいちばん地味で土臭くて骨太なクラブなのではないでしょうか。音楽好きの方はぜひ出かけてみて下さい。音楽よりものんびりお酒が飲みたいという方は、復興西路の「Boxing Cat Brewery」 へ行ってみましょう。自家醸造ビールやオリジナルカクテルが楽しめます。
 「The Shelter」 |
 「Boxing Cat Brewery」 |
夜食エリアはココ!
夜12時以降に食事したいというとき、覚えておくと便利なエリアは淮海中路と復興西路の交差点付近。火鍋店や中華料理店が遅くまで店を開けています。衡山路や永福路などのナイトスポット密集地帯からも徒歩圏内なので深夜までにぎやかな雰囲気。
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深夜までお店を開けているお店が集まっています。 |

もう一ヵ所は凱旋路エリア。市中心からはやや離れますが、午前まで営業している火鍋店や日系の居酒屋さんが点在しています。お酒よりも深夜の食事がメインという人は、このエリアを散策してみて下さい。

いかがでしたか? お酒を飲むのはいつも居酒屋という方も、ぜひ上海ではオシャレなバーやクラブへ出かけてみて下さい。海外の文化を柔軟に受け入れ、自分なりのオシャレを楽しみ、欧米のクラブにも引けをとらない音楽センスを持つDJたちもいて、リッチな若い子もいっぱいいる——。そんな上海の別の顔をぜひ感じてみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。